2011年12月28日水曜日

生まれ変わりと類魂・分魂の相互関係

生まれ変わりと類魂・分魂との相互関係
さて、魂と霊、そして生まれ変わりを認める立場に立つとき、生まれ変わりの仕組みはどのようになっているのでしょうか。
スピリチュアリズムの定評ある高級霊からの霊信(マイヤーズ霊の通信『不滅への道』春秋社など)によれば、生まれ変わりは非常に深遠な仕組みによっているもので、われわれ地上の人間の理解を超えるものだと言われています。
そこでスピリチュアリズムで今のところ明らかにされていることは後に述べることにして、まずは里沙さんの守護霊との対話、および2007年にM子さんを受信者として届いた自動書記による霊信で述べられていることの関係を検討し、次いでマイヤーズ霊の通信で述べられていることとの比較・検討をして、筆者の現在の見解をまとめてみたいと思います。とはいえ、この見解の実証は不可能であり、推測の域を出るものではありません。 
2005年、「タエの事例」のセッションの中で筆者は、里沙さんの守護的存在者との対話で次のような回答を得ています。
①愛された者が死後次の生まれ変わりを果たしていても、後で中間世に行った愛する者の霊と愛された者の霊は中間世で必ず出会える。
②死後中間世に行った霊は、自分(守護的存在者)の一部になる。
さらに2009年、「ラタラジューの事例」では、里沙さんの守護的存在者は次のように述べています。
③魂はすべて「霊界の意識」とつながりながら分かれたものである。
④魂のつながっている「霊界の意識」を「類魂」と呼び、その類魂から分かれて「魂」となって生まれ変わるという考え方は真実に近い考え方である。(ただし、類魂は筆者から尋ねた際に用いた言葉です)
⑤自分は類魂としての守護霊である。自分のことをハイヤーセルフと呼んでもよい。
また、2007年にM子さんの自動書記による霊信では次のように述べています。
⑥魂のはじまりは「ある意識」から生じる。その「ある意識」をあらわす言葉はあなた方の世界では存在しない。「意識体」としか表現できないものである。魂は転生するもの、旅人である。だが「意識体」は転生をしないものである。
⑦転生する魂と転生しない「意識体」はつながりを持ち、お互いが学びを得あう関係である。転生しない「意識体」がガイドとなり、転生する魂は旅をおこなう。両者に縦関係があるがゆえのそういった構成ではなく、ただ、そうあるべきものであるだけだ。
以上の二つの霊の述べた①~⑦の関係を考察してみると次のように解釈できると思われます。
③の「霊界の意識」と⑥の「意識体」とは同じものを表現していると考えて差し支えないでしょう。
つまり、④の「類魂」ということになります。
したがって、類魂から個々の魂は分かれ出て転生し、②のように死後中間世で類魂と再び合体するということになります。
そして、類魂とそれに属する地上の魂はつながりを持ち、互いに学びを得あう関係にある、さらに類魂がガイドとなって、地上の魂を導く関係にあるということです。
この「類魂」を「守護霊」ないし「ハイヤーセルフ」と呼んでもよいということになります。
そして①のことを考え合わせると、個々の魂は類魂の中に自分の分身を残して転生するので、後から中間世に来た魂と必ず出会うことができる、ということらしい。
ここまでが、筆者の関わった霊の告げた内容から分かってきた生まれ変わりの仕組みということができます。
こうした類魂と個々の霊の関係を、マイヤーズ霊の通信と照らし合わせて検討してみます。
その教えるところによれば、霊界のそれぞれの成長・進化の階層における霊は、すべてが個々ばらばらに存在しているわけではなく、同じレベルの成長・進化段階にある霊どうしの共同体である「類魂」として「一つ」の意識に融合しているが、個々の霊の個性がなくなるわけでもないと言います。
個々の霊が集合し類魂を形成し、「多にして一」、しかも「一にして多」という、個と共同体の相互浸透関係があるというわけです。
こうした類魂内では、個々の霊の体験は類魂全体の体験として共有されます。
個々の霊の地上での成長体験は、個々の成長体験であると同時に、類魂メンバーの共有する成長体験にもなるのです。
こうして類魂全体が成長・進化するために、類魂メンバーの一つの霊が代表として地上の成長体験をするために生まれ変わりをします。
この地上の体験は死後、類魂へと持ち帰られ類魂全体へ還元し共有されるということがおこなわれているのです。したがって、地上へ生まれ変わる霊は個として生まれ変わるわけですが、類魂という大きな意識共同体の一部としての生まれ変わりでもあるということです。
一方で、個々の霊がその地上生活でやり残した課題を果たすための生まれ変わりでもあるので、この意味では個としての生まれ変わりということになります。こうして、生まれ変わりは、類魂の一部分としての生まれ変わりと一個の霊の課題を果たすための個としての生まれ変わりといういう二つの異なる目的が同時におこなわれるということになります。
マイヤーズ霊は、さらに複雑な仕組みを語っています。
ある霊が知的にも道徳的にも成長・進化したレベルに達すると、複数の魂の地上生活で作り上げてきた魂の枠組みのうち未熟な部分を合成し、別の新しい魂に託すと言います。
したがって、この新しい魂の中にある前世記憶は、自分のものではなく類魂内の別の複数の魂のものということになります。
そして、自らの魂の枠組みを託す魂と、託された新しい魂とは類魂関係にあるのでその体験は類魂として共有されるということになります。
こうしたマイヤーズ霊の語る生まれ変わりの仕組みと、筆者の体験した霊との対話および霊信とを比較・検討してみると、少なくとも、
①生まれ変わりは確かにある、
②生まれ変わりをする魂は類魂という魂の共同体の一員としてのつながりを持って生まれ変わる、
③生まれ変わる魂と類魂とは互いに学びを得合う関係にある、
という三点は共通項として取り出せると思います。
三つの霊が共通して語る三点は、個々の霊の恣意的思いつきではない、と受け取ってよいのではないでしょうか。
わずか一例ですが、ある女性クラアントが魂の自覚状態で、「仲間のところへ戻りたい、でもやり残したままで、まだ戻ることはできない」と泣き出したことがあります。
「仲間とは、霊界で待っているあなたと同じような成長・進化のレベルにあるグループのことで『類魂』という言い方をしてもいいのですか?」と尋ねると「そうです」という返事でした。
こうしたセッションの事実からも、「類魂」の存在は認めることができるのではないでしょうか。

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