2014年11月21日金曜日

「ラタラジューの事例」セッション逐語録8

   SAM催眠学序説 その30


「ラタラジューの事例」逐語録 その8


この部分の対話では、ラタラジューのネパール語の理解能力がかなり疑われます。
友人の名、畑や靴や服、楽器のことを尋ねられても、「分かりません」を連発しています。
もっともこのあたりから、里沙さんの疲労度が高まり、朦朧とした答え方が濃厚になってきます。
カルパナさんの問いかけが、ラタラジューの年齢特定のないことばかりであるので、ラタラジューとしては、理解に苦しみ、戸惑い、どう回答するかに苦しんだと思われるからです。

ただし、疲労したのは、前世人格ラタラジューなのか、ラタラジューに身体を貸している里沙さんなのか、両方なのか?

里沙さんの場合、前世人格タエにしても、前世人格ラタラジューにしても、その顕現化中の前世人格の身体状況が、身体を貸している里沙さんにそのまま再現されるという現象が生じます。
タエの場合であれば泥流に呑まれて死ぬ状況、ラタラジューの場合には腹痛で苦しむ状況の苦悶が、それを語る里沙さんにも、喉の閉塞による激しい咳き込みや、腹痛による胃部の痙攣という身体現象が現れることがはっきり観察されます。
きわめて興味深い現象です。
里沙さんの前世の記憶として語られるのであれば、苦悶の表情や落涙はあっても、溺死のときの咳き込みや腹痛による胃部の痙攣という身体症状が伴うことは考えにくいと思われます。
このことは、近く公開する「タエの事例」「ラタラジューの事例」のセッション動画で確認できるはずです。

注:KAはカルパナさん」、CLは里沙さんの略号。


KA  Chimekima?
   (近所には)

CL  Ei ... La ... Laji ho ... Mero sathi.
   (私の友人)

KA  Sathi? Sathi?
   (お友達、お友達?)

CL  Ho ...
   (はい)

KA  Sathi ko nam ke ho ta?
   (では、お友達の名前は何ですか?)

CL  ho, ho ... Sathi cha. Oh ... ho ...
    (はい、はい、友達がいます。おー、はい)

KA  ... nam ke ho?  Sathi ko nam ke ho ta?

   (名前は、お友達の名前は何ですか?)

CL  Bujina.
   (分かりません)

KA  Sathiko nam. Tapaiko sathiko nam?
   (お友達の名前、あなたのお友達の名前です)

CL  Bu ... bu ...

      (ブ・・ブ・・)

KA  Bujnubhyena?
   (分かりませんか?)

KA  Tapai ke garnu hunccha re ahile?  Khetbari cha?
   (あなたは何をして生活していますか? 畑を持っていますか?)
注:何をして生活をしているかは、何歳時点の特定がなされていないと、答えられないと思われる。傭兵として生活している期間があるし、ナル村で農作業をしていた時期もあるからである。


CL  A ... ke ?
   (あ・・・何?)

KA  Khetbari.
   (畑です)

CL  Ah ... Bujina.
   (あー、分かりません)

KA  Kethbari chaina?
   (畑はありませんか?)

CL  Ah ...
      (あー)

KA  Ghar ke ko ghar ho?
   (家は何でできていますか?)
注:この問いも答えにくいと思われる。ナル村の住まいなのか、傭兵時代のカトマンズの住まいなのか特定のない問いだからである。

CL  Ah ...
      (あー)

KA  Bujnubhyena.
   (分かりませんか)

CL  Un.
      (はい)

KA  Tapailai kehi bhanna man la cha aru?
   (他に言いたいことはありますか?)

CL  Ah ...
      (あー)

KA  Aru Gorkhako barema kehi bhannusna.
   (ゴルカ地方について何か言ってくれませんか?)

CL  Bujina.
   (分かりません)

KA  Gorkha?
   (ゴルカですよ)

CL  Gorkha?
   (ゴルカ?)

KA  Un.Gorkha. Gorkhako barama?
   (はい、ゴルカ地方、ゴルカ地方についてです)

CL  Bua.
   (お父さん)
注:ゴルカ地方について尋ねられて、「お父さん」と答えているのは、ラタラジューにとって Gorkhaは、グルカ兵のことであり、したがって父親はグルカ兵だったと答えている。カルパナさんとラタラジューとの間で、 Gorkhaの認識は終始食い違ったままで終わっている。


KA  Bua?と
   (お父さんですか?)

KA  Tapaile zutta lagaunuhuncha? Zutta?
   (あなたは靴を履いていますか?)

CL  Ke?
   (何?)

KA  Zutta.
   (靴です)

CL  Ke?
   (何?)

KA  Zutta.
   (靴です)

KA  Tapaile luga, ke luga lagaunuhuncha?  Kasto luga lagaunuhuncha?  Luga ...
   (どんな服を着ていますか? どんな服を着ていますか? 服を)

CL  Bujina.
   (分かりません)

KA  Luga. Tapaile jiuma kosto luga lagaunuhuncha?
   (服です。身体にはどんな服を着ていますか?)

CL  Ho.
   (はい)

KA  Tapailai git gauna aucha? Git. Git. Nepal ko git. Nepali git
   (あなたは歌を歌えますか? ネパールの歌です。ネパールの歌)

CL  Bujina.Oh, bujina.
   (分かりません。おー、分かりません)

KA  Tapailai baja bajauna aucha? Sarangi bajauna aucha? Ke bajauna aucha.
   (あなたは楽器を弾くことはできますか? サランギを弾けますか? どんな楽器を弾けます    か)
注:サランギは楽器

CL  Ah ...
      (あー)

KA  Madal bajauna aucha?
   (マダル(楽器)を弾くことはできますか?)
注:マダルは楽器。山間僻地の寒村で育ったラタラジューには歌や楽器の音楽的素養はないと推測できる。

CL  Bujina.
   (分かりません)


(その31につづく)

2014年11月13日木曜日

「ラタラジューの事例」セッション逐語録7

   SAM催眠学序説 その29


今回提示する逐語録において、前世人格ラタラジューには、ネパール語の助動詞の文法と数詞の運用能力がある程度備わっていることが示されています。その根拠を「注」にコメントしてあります。

 

注:略号KAはネパール人女性対話者カルパナさん、略号CLはクライアント里沙さん。


KA  Tapaiko desko, Nepalko faja ko ahile?
   (あなたの国の、ネパールの王様は誰ですか?)

CL  Ah ... oh ...
      (あー、おー)

KA  Nepalko raja?
   (ネパールの王様?)

CL  Shah ...
   (シャハ)


KA  Shah?

CL (シャハですか?)

CL  Shah.
   (シャハ)

KA  Shah, namchahi ke hola?
   (シャハ? 名前は何ですか?)

CL  Ah ...
      ( あー)

KA  Nam chahi ke hola?
   (名前は何ですか?)

CL  Ha, ho.
   (は、はい)

KA  Nam? Rajako nam?
   (名前、王様の名前は?)

CL  Ho, ha ... bujina ... ha.
   (はい、はっ、分かりません。はっ)
注:現在でも、ネパールの山間の村のほとんどの住人は、年中あるいは一生畑にいて、その場所から他の場所に移動することはない生活をしている。国政や他の地域で起こっていることは、知らないまま一生を過ごす生活がふつうだという。ラタラジューが、シャハ王朝の名を知っていても、当時の王の名前を知らないことは当然といえば当然である。


KA  Tapaile agi rana sanga ladhai garya bhannu hunthiyoni ke bhannu bho? Gorkha?
   (あなたは前に、ラナと闘ったといったようなことを言いましたよね。どういう意味ですか? ゴ    ルカですか?)

CL  ha ...
      (はー、はー)

KA  Tapaiko buwale ke garnu hunchare?
   (あなたのお父さんは何をしていますか?)

CL  a ... mero buwa ...
   (あ、私の父は・・・)

KA  Hajur.
   (はい)

CL  ah ...
      (あー、あー)

KA  Ke garnuhuncha buwa?
   (お父さんは何をしていますか?)

CL  Mero buwa.
   (私の父)

KA  Hajur.
   (はい)

CL  ah ...
      (あー、あー)

KA  Buwa?
   (お父さんは?)

CL  Gorkha.
   (ゴルカ)
注:ラタラジューにとって、 Gorkha.(ゴルカ)とは「グルカ兵」の意味以外にない。ちなみに、ネパール語で Gorkhaは「ゴルカ地方」と「グルカ兵」の2つの意味がある。「グルカ」はGorkhaの英語読みである。


KA  Gorkha?
   (ゴルカ?)

CL  Ah.
      (あー)

KA  Gorkhama busnu huncha?
   (ゴルカ地方に住んでいるんですか?)
注:「ナル村」は「ゴルカ地方」ではなく、隣接する「ラリトプール地方」になる。文盲であったラタラジューは、ナル村が何地方になるかの知識はなかったであろうし、そうした知識は僻地の寒村で生きていく上で不要であったとも考えられる。 


CL  Mero buwa Go ... Gorkha ...mero buwa Tamang hunnuhuncha.
   (私の父、ゴ、ゴルカ。私の父はタマン族です)
 注:「私の父はゴルカ」のゴルカは、グルカ兵のことを意味し、ゴルカ地方に住んでいるという意味ではない。ここのネパール語の末尾のhunnuhuncha(フヌフンチャ)とは、日本語の「です」に当たる助動詞である。ネパール語文法では、日本語と異なり、「です」が人称によって変化する。一人称は「hu(フ)」、二人称と相手を尊敬する場合はhunnuhuncha(フヌフンチャ)、三人称は「ho(ホ)」にそれぞれ変化する。ラタラジューは、父親を尊敬しているため、hunnuhuncha(フヌフンチャ)と、ネパール語文法に則って正しく用いている。
 ラタラジューには、ネパール語文法の助動詞の運用能力があることを示している。


KA  Hajur.
   (そうですか)

KA  Tapaile Dahainma ke kani garnuhuncha?  Dashainma? 
   (ダシャインでは何を食べますか?)
注:ダシャインはネパール最大のお祭り。ただし、ソバナ博士の現地調査によれば、2010年現在のナル村人口2,277人の97%はタマン族であり、その90%以上が仏教徒、7%強がヒンズー教徒である。したがって、ラタラジューは仏教徒であった可能性が高い。ダシャインの祭りはヒンズー教の秋祭りである。ラタラジューにはなじみのない祭りであった可能性がある。

CL  Ka ... kana.
   (食べ物)

KA  Hajur. Dashain ke.
   (はい。ダシャインでは何を?)

CL  Dal, dal, Kodo.
   (ダルとコドです)
注:ダルはレンズ豆のカレー。「ダル」をネット検索すると、ダルチキンカレーでヒットする。「コド」は雑穀。コドはネット検索してもヒットしない。

KA  Kodo?
   (コドですか?)

CL  Kodo.
   (コドです)

KA  He.
   (?)
注:コドは雑穀であり、これを粉にして水で練り、厚めの煎餅のように焼いて食べる。現在では、カトマンズあたりではコドを食べる習慣はない。カルパナさんはコドを知らないらしい。

CL  Dal
   (ダルです)

KA  Dal.
   (ダルですか)


KA  Ani Dashain, chadbadma chahi ke kanu huncha ta?
   (ダシャインの祭りでは何を食べますか?)

CL  Ah ... oh ... a ... Ho  ...
   (あー、あー、おー、はい)

KA  Chadbadma ke kanuhuncha?
   (祭りでは何を食べますか?)

CL  Kana.
   (食べ物)

KA  Dashaima? Dashain manaunuhuncha?
   (ダシャインは祝いますか?)

CL  Ah ... kodo ... bhat ... dal. ani.
   (コドと米とダル。食べる)

KA  Tapaiko gauma kati jana hunuhuncha?
   (あなたの村には何人の人がいますか?)

CL  Ah ...
      (あー)

KA  Tapeiko gauma.
   (あなたの村には)

KA  Pachis.
   (25人です)
注:ここまでのネパール語対話で、ラタラジューは、「tis(30)」、「ath satori(8と70)」、「pachis(25)]の4つの数詞を自ら発語している。ネパール語の数詞の「1・2・3」は、「ek・dui・tin」ですが、「11・12・13」は、「egara・bara・tera」であり、日本語のように1の位に「ジュウ」を付けて「ジュウイチ・ジュウニ・ジュウサン」というような規則性がまるでない。
したがって、ネパール語の数詞を覚えることは覚えづらいと言える。こうしたネパール語の数詞をラタラジューはよどみなく使うことができている。「です」に当たる助動詞の尊称・二人称の変化 hunnuhunchaを用いていることと併せて、ラタラジューにネパール語の運用能力がある程度あることの証拠と言える。


KA  Pachis jana?
   (25人ですか?)
注:ラタラジューは村民が25人だと答えているが、彼が何歳のときの人数かが不明。また、ラタラジューが少なくとも30歳の時点ではカトマンズで傭兵としてラナ家の権力闘争に参加していたらしいが、その後ナル村に戻ったのか、あるいは別の村で住んだのかも不明。はっきりしているのは78歳で毒殺されたらしいときにはナル村で死亡していることである。


KA  Hari lai chinuhuncha, Hari lai?
   (ハリを知っていますか?)


CL  A, ah ... eh ...
      (あ、あー、えー)
注:「ハリ」はヒンズー教の神。ラタラジューは仏教徒であった可能性が高いので、ヒンズー教の神「ハリ」を知らないかもしれない。

KA  Hari lai chinuhuncha?  Hari.
   (ハリを知っていますか? ハリです)

CL  Murari.
   (ムラリ)


KA  Murari?
   (ムラリですか?)
注:ムラリとはサンスクリット語の詩の作者か?
 

CL  Kwa ... eh ... Meo ...
   (私の・・・)

KA  Tapaiko chimekiko nam ke ho? chimeki ko?
   (隣人の名前は何ですか?)

CL  Oh ...
      (おー、おー)


(その30へつづく)

「ラタラジューの事例」セッション逐語録6

   SAM催眠学序説 その28



ここでの対話でも、対話者カルパナさんは、顕現化しているラタラジュー人格の年齢を特定しながら対話しようとする意識がないようです。
したがって、カルパナさんの質問が、いつの時点のことを尋ねているのかあいまいになりがちで、混乱がみられます。
同様に質問されているラタラジューにも、いったい何歳のときのことを問われているのか戸惑いと混乱がみられます。
いきおい、ラタラジューの回答は、「解りません」 が多くならざるをえないことになります。

注:略号KAはネパール人女性対話者カルパナさん、略号CLはクライアント里沙さん。


KA  Tapaile ke garnuhuncha sadai? Ke kam garnuhuncha?
   (あなたは毎日どんな仕事をしているんですか? どんな仕事をしているんですか?)
注:ラタラジューが何歳のときか、または住んでいる場所の特定がない質問なので、答えようがないと思われる。ナル村にいたときの仕事は農作業であったし、カトマンズに住んだ30歳のときには傭兵であった。

 CL  Ah ...
      (あー)

KA  Tapai ke kam garnuhuncha?
   (あなたはどんな仕事をしているのですか?)

CL  ah .. e ... ah ... ume ... eh ... umer pachis  nargou?.
   (あー、あー、年は25歳、ナル村?)


KA  Tapai kaha basnu hunchare ahile? Tapai kaha basnu huncha, tapaiko gaun ka ho?
    (今、あなたはどこに住んでいるのですか? あなたはどこに住んでいるのですか、あなたの     村はどこですか?)
注:「今どこに」の「今」が、ラタラジューが何歳のときかの特定がない質問なので、答えようがないと思われる。また、出身の村の名前がナル村であることはすでに話しているので、それ以外に住んでいた村を尋ねられていると思ったかもしれない。


CL  Oh ... ho. oh ...
   (おー、はい。おー)

KA  nam ke ho gaunko?
   (どこですか、村の名前は何ですか?)

CL  Ah ... bujina.
   (あー、分かりません)

KA  Bujinubhaena.
   (分かりませんか)

KA  Lekna jannuhuncha tapaile?
   (字は書けますか?)

CL  Oh ... ho.
      (おー、はい)

KA  Audaina? Lekna padna?
   (書けませんか? 読み書きは?)

CL  Ah ... hoina.
   (あー、できません)
注:ラタラジューが文盲であったことを、2005年の日本語セッションで答えている。カルパナさんはこの事実を知らない。


KA  audaina?
   (できませんか?)

KA  Tapaiko gaunma mukhiya ko cha ta?
   (あなたの村の長はだれですか?)

CL  Kira.
   (キラ)

KA  Gaunma ma?
   (村では?)

CL  Kira. Ah ... kira.
   (キラ。あー、キラ)

KA  Kira?
   (キラ?)

CL  Kira. ... e ...
   (キラ)
注:ラタラジューは、「キラ」という村長名を思い出すと同時に、激しい腹痛を訴え始めている。なお、セッション後のフラッシュバックで、ラタラジューは、自分が腹痛で死んだのは毒を飲まされたからだと訴えている。村人たちは共謀してラタラジューと二人の子どもを毒殺し、ラタラジュー一家の存在をなかったものとして抹殺したと訴えている。こうしたフラッシュバックにおける訴えを受け入れるならば、「キラ」が謀殺の首謀者であった可能性が疑われる。


KA  Ke bhayo? Garo bhayo? Ke bhayo?
   (何が起こりましたか? 大丈夫ですか? 何が起こりましたか?)

CL  Bujina. Bujina.
    (分かりません。分かりません)

KA  Tapailai kehi bhanna man cha kita? Tapailai kehi bhanna man cha?
   (何か言いたいのですか? 何か言いたいのですか?)

CL  Ah ... ah ... mo ... ah ... mero ...
   (あー、あー、も、私の)

KA  Hadjur.
   (はい)

CL  Mero ... ha ... ha ... Mero pet
   (私のお腹)

KA   Hajur.
      (はい)

CL  Ah ... oh ... dukahuncha.
   (あー、おー、痛い)

KA  Tapaiko pet dukyo?
   (お腹が痛いのですか?)

CL  Ah!
      (あー)

KA  Tapaiko mritu ke bhayera bhako?
   (あなたが死んだ原因は何ですか?)
注:「死んだ原因」のように、特定された質問であれば、ラタラジューはきちんと答えることができるのである。

CL  Oh ... oh ... Ma ... rog ...
   (おー、おー、私、病気)

KA  Tapaiko mritu ke bhayera bhako?
   (あなたが死んだ原因は何ですか?)

CL  Rog ... Rog.
   (病気、病気)
注:4年前の2005年の日本語セッションのときには、ラタラジューは「老衰」で死んだと答えている。

KA  Rog?
   (病気ですか?)

CL Ah.
   (はい)

KA  Ke ko rog lagyo?
   (何の病気ですか?)

CL  Au ... ha .... pet.
   (あう、はー、お腹か)

KA  Pet ?
   (お腹?)

CL  Pet dukahuncha.
   (お腹が痛い)

KA  Pet dukera?
   (お腹が痛いのですか?)

CL  Ah ... ho ... ah... guhar ... ha ...
   (あー、はい、あー、助けて。はー、はー)

KA  Pet dukera?
   (お腹が痛いのですか?)

CL  Ahu ... ho ... ah ... guhar ruha ... ha ...
   (あふー、はい、助けて。はー、はー)
注:この腹痛の苦しみをラタラジュー人格が訴えているときに、里沙さんの胃部が痙攣発作を起こしている。前世人格の身体症状が、現世人格に再現化されるという現象が起こるのである。これは、先立つ2005年の「タエの事例」においても、タエ人格が吾妻川の泥流に呑まれて溺死するときの咳き込みなどの激しい苦しみが現世の里沙さんに再現化している。里沙さんが「前世の記憶」を語っているだけならば、このような激しい身体症状の再現化現象が起こることはないと思われる。

KA  Ke bhayo dukhyo?
   ( 痛いのですか?)

CL  guhar! ... guhar!.
   (助けて、助けて)

KA  Kati barsama bitnu bhako?
   (死んだ時は何歳でしたか?)
注:「死んだ時」のように、時期の特定された質問には、ラタラジューはきちんと答えることができるのである。


CL  Ah ... ah ...
      (あー、あー)

KA  Kati barsama ...
   (何歳でしたか?)

CL  Umer ... Mero ... umer ...
   (歳は、私の歳は)

KA  Hajur. Bite ko umer.
   (はい。死んだ歳は?)

CL  Ath satori ... ah ...
   (8と70、あー)

KA  Hajur?
   (はい?)

CL  Ath satori.
      (8と70)
注:年齢表示の78を「8と70」という表示法は、現代ネパール語にはない。ソバナ博士の現地調査によって、一昔前のナル村では「8と70」という表示法を用いていたことが判明している。現代ネパール人の対話者カルパナさんには、「8と70」の意味が理解できないので、「70ですか?」と再度尋ねている。この事実は、里沙さんが現代ネパール人からは「8と70」という年齢表示を学ぶことはできないことを示している。つまり、里沙さんは、ネパール語を学んでいないことの強力な傍証である。


KA  Sattari?
   (70ですか?)

CL  Ath satori.
      (8と70)

(その29へつづく)

2014年10月30日木曜日

「ラタラジューの事例」セッション逐語録5

   SAM催眠学序説 その27

対話者カルパナさんは、顕現化しているラタラジュー人格の年齢を特定しながら対話しようとする意識がないようです。
質問の仕方について、セッション事前の打ち合わせが全くない状況ではやむをえないことですが。
したがって、カルパナさんの質問が、あいまいになりがちで、混乱がみられます。
同様に質問されているラタラジューにも、いったい何歳のときのことを問われているのか戸惑いと混乱がみられます。


注:略号KAはネパール人女性対話者カルパナさん、略号CLはクライアント里沙さん。



KA  Tapai kaha basnuhunchare ahile?
   (今、どこに住んでいますか?)

CL  A .... ke?
   (あ、何?)
注: 78年の生涯を持つラタラジューには、「今」とは何歳の時点を尋ねられているのか不明である。したがって、答えようがないということであろう。


KA  Kaha basnuhuncha? Tapaiko ghar kaha ho?
   (どこに住んでいますか? あなたの家はどこですか?)
注:78年の生涯を持つラタラジューには、何歳の時点のことを尋ねられているのか不明である。したがって、答えようがないというこであろう。

CL  Tapai Nepali huncha?
  ※(あなたはネパール人ですか?)

KA  ho, ma Nepali.
   (はい、私はネパール人です)

CL  O. ma Nepali.
  ※(ああ、私もネパール人です)
注:※のラタラジューの2つの発語は、きわめて重要である。魂表層から顕現化した前世人格ラタラジューが、ただ今、ここで、里沙さんの肉体を借り、カルパナさんに問いかけている、という現在進行形の会話をしているからである。前世のラタラジュー人格は、今も意識体として、魂表層に生きて存在しているというSAM前世療法の作業仮説を実証している、と考えることができる。被験者里沙さん(CL)自身が、自分の前世記憶を想起しているという事態は否定される。


KA  Tapai kaha basnuhuncha? Tapai kaha basnuhuncha? Tapai ghar kaha ho?
   (あなたはどこに住んでいますか? あなたはどこに住んでいますか? 家はどこにあります     か?)

CL  Ah. Bujina.
   (あー、分かりません)
注:78年の生涯を持つラタラジューには、何歳の時点のことを尋ねられているのか特定されないと、どこに住んでいたのかと問われても「分かりません」としか答えようがないというこであろう。 あるいは、問われているネパール語が理解できないということか。
 
KA  Bujnubhayena?
   (分かりませんか?)

KA  Tapai Gorkhama basnu huncha ki, tapai Kathmanduma basnu huncha ki, kaha
    basnuhuncha?
    (あなたはゴルカ地方に住んでいますか、それともカトマンズに住んでいますか、どこに住ん    でいますか?)


CL  Ah ... ah.. ah... bujina.
   (あー、あー、あー、分かりません)
注:78年の生涯を持つラタラジューには、何歳の時点のことを尋ねられているのか特定されないと、「分かりません」としか答えようがないというこであろう。 あるいは、問われているネパール語が理解できないということか。 あとの会話にも出てくるが、ラタラジューには「ゴルカ地方」という概念がないようである。彼には「ゴルカ」とは「グルカ兵」の概念しかないようである。

KA  Bujnubhayena?
    (分かりませんか?)

KA  Aru kehi cha tapailai bhannu parne kura?
   (何か他に言いたいことはありますか?)

CL  Kodo ... ah ... dado ... ah ... ah..
   (コド、あー、ダド、あー、あー、)
注:「コド」とはキビなど雑穀を指す。コドはネット検索してもヒットしない。里沙さんが知り得ない食べ物と言える。

KA  Tapai, bihana beluka ke khanu huncha tapaile gharma?
   (家では何を食べていますか?)

CL  Ah .. ah... Shiba ... e ... e ... dharma.
   (シバ神、ええー、宗教)
注:ラタラジューは、家の意味gharma(グァーマ)を、宗教の意味 dharma.(ドゥワーマ)と聞き間違えていると推測される。

KA  Dharma?
   (宗教?)

KA  Tapai mandir janu huncha?
   (寺院には行きますか?)

CL  Ho.
   (はい)

KA  Mandir janu huncha?
   (寺院に行きますか?)

CL  Ho.
   (はい)
注:ナル村には2010年現在、小さな寺院が1つ存在する。ただし、いつ頃建立されたかは不明である。 

KA  Kun mandir janu hunccha ta?
   (どの寺院に行きますか?)
注:ラタラジューは30歳のときカトマンズに住んでいたと語っている。カトマンズの寺院なのか、ナル村の寺院であるのか、年齢を特定されないと答えようがないと言える。


CL  H...... ho.
   (はい)


KA  Ho? Tapai mandir janu huncha ki hundaina?
   (寺院に行くのですか、行かないのですか?)

CL  Aaaa. Bujina.
   (ああああ、分かりません)

KA  Bujnubhayena.
   (分かりませんか)

KA  Tapaiko buwa ko nam ke re? Ba ko nam. Ba ko nam.
      (あなたのお父さんの名前は何というのですか)

CL  Ah ... ah ... Tama ... Tamali ... ah...
   (あー、あー、タマ、タマリ)

KA  Tamari? Tamari?
      (タマリ? タマリ?)

CL  Ah ....
      (あー)

KA  Ama ko nam thaha cha?  Ama?
   (お母さんの名前は分かりますか?)

CL  Ama?
   (お母さん?)


KA  Ama.
   (お母さん)

CL  Ah ... Bhayena. Ma nallu gaun ek
   (分かりません。私は、ナル村の者 )
注:ラタラジューは、どうやらAmaの意味が理解できないと推測できる。ただし、里沙さんのこのときのモニター意識には、母親の名前が「ラムロ」であるとラタラジューが訴えていることが伝わってきた、と内観記録で報告している。「分かりません。私は、ナル村の者」という意味は、自分はナル村出身のタマン族であるので、タマン語ではないネパール語はよく分からない、という意味かもしれない


KA  Adjur? Hajur, feri ek choti bhandinusha? Feri ek choti.
   (もう一度言ってもらえますか? もう一度)

CL  Ah ... Ki ... ah ... muh ...
      (あー、キ、あー、むー)

KA  Feri ek choti bandinuhuncha agiko?
   (もう一回言ってもらえますか)

CL  Ah ... e ... de ... Bujina.
   (あー、えー、で、分かりません)

KA  Bujnubhaena?
   (分かりませんか?)

CL  a ... a ...
      (あ、あ)

KA  Tapai tis barsa ko hunu bho ahile?
   (あなたは今、30歳なんですよね)

CL  Tis ...
   (30歳)

KA  Tis? Kati barsa hunu bho?
   (30歳? 何歳ですか?)

CL  Eh ... rana ... eh ...
   (ラナ)
注:ラタラジューには30歳とラナが対になって想起されている。対話中にこれで二度目の想起である。「ラナ」とはシャハ王朝を実質支配したネパール宰相家のこと。30歳の時にラナ家に関わる何かについて思い出していると推測できる。さらに、ラ タラジューは日本語会話で「戦いました。・・・ラナ・・・シャハ・・・ラナ、戦いをした」と語っていることから、30歳のときにラナ家に関わった戦いをした、と推測できる。なお、ラナ家は独裁権力を握るために、1846年に有力貴族を殺害する権力闘争を起こしている。このときにタマン族青年が傭兵として 戦った史実がある。これらのことより、1846年ラタラジュー30歳のときに、ラナ家の権力闘争に傭兵として参戦したと推測できる。

KA  Rana? Ke Ranako gharma kam garnu hunthiyo?
   (ラナの家?で何の仕事をしているのですか?)

CL  um ... eh ... ho.
   (うむ、えー、はい)
注:ラタラジューが、ラナ家の「家」の意味gharma(グァーマ)を、宗教の意味 dharma.(ドゥワーマ)と聞き間違えているとすれば、会話は当然ズレが生じてしまうと思われる。

KA  Rana?
   (ラナですか?)

CL  Rana. ... Rana.
   (ラナ。ラナ)

KA  Rana, kunchahi rana?
   (どのラナですか?)

CL  Ho?
   (はい?)

KA  Rana pani ta dherai thiye ni ta.
   (たくさんのラナがあるんですが)

CL  Bujina.
   (分かりません)


(その28につづく)

2014年10月24日金曜日

「ラタラジューの事例」セッション逐語録4

   SAM催眠学序説 その26

ここからは、私と交代した対話者ネパール人女性カルパナさんのネパール語の質問に対して、顕現化したラタラジュー人格が、ネパール語で応答する応答型真性異言のセッションということになります。
ちなみに、ラタラジューのネパール語会話時間は24分間でした。

 前世人格ラタラジューのネパール語会話の評価について、3点の留意点を述べてみます。

①被験者里沙さんとネパール人女性対話者パウデル・カルパナさんとの事前の面識および、打ち合わせは一切ありません。私とカルパナさんとも事前の面識および打ち合わせも一切ありません。
カルパナさんを捜し出し、ネパール語対話者としてセットしたのは、中部大学大門正幸教授であり、セッション直前まで里沙さんも私も、カルパナさんについての情報は一切知らされていません。

②ラタラジューの父親はタマン族だと彼が述べており、ラタラジューが育ったであろうナル村の住民も2010年現在において97%がタマン族の村でした。
したがって、ラタラジューの母語はタマン語であり、ネパール語の運用能力が、十分ではないであろうと思われます。
したがって、会話中のネパール語単語で理解できない単語もあるでしょうし、よく似た発音を聞き間違え、別の意味に取り違えていることもあるでしょう。
こうした前提を踏まえてラタラジューのネパール語会話を評価する必要があります。

③ラタラジューは78年の生涯を送っています。
この78年の生涯のうち、どの時点であるかの特定のない質問には、ラタラジューは答えようがなく、したがって「解りません」、「知りません」などの回答になっていると推測できます。
たとえば、「あなたはどこに住んでいましたか?」の質問では答えようがなく、「30歳の時にどこに住んでいましたか?」という年齢を特定された質問であれば、「カトマンズです」と答えるといった具合になります。
このように、カルパナさんの質問には、年齢不特定の内容がかなりあり、ラタラジューには答えようがなかったと推測できます。
あるいは、ネパール語単語の意味が理解できず、質問の意味内容が「解りません」と答えていることもあると推測できます。


なお、次に紹介するセッション逐語録の「KA」はカルパナさん、「CL」は被験者里沙さんの意味です。
また、ネパール語発音はローマ表記とし、下( )内はその和訳です。

このネパール語会話部分の聴き取りと発話のローマ字表記については、朝日大学法学部博士課程留学生、ネパール語対話者パウデル・カルパナさんと、同じくネパール語を母語とする中部大学客員研究員カナル・キソル・チャンドラ博士の全面的ご協力をいただきました。



KA Tapaiko nam ke ho?  Nam ke ho tapaiko.
   (あなたのお名前は何ですか? お名前は何ですか、あなたの)

CL  Mero nam. Rataraju.
   (私の名前はラタラジュー)

KA  Kati barsa hunu bho?  Kati barsa hunu bho?
   (お年はいくつですか? お年はいくつですか?)
注:78年の生涯をもつラタラジューが、「お年はいくつ?」と尋ねられてもラタラジューは答えようがない。

CL  Ke.
   (何?)

KA  Umeru.
   (お年)

CL  Umeru.  Ah, umeru. Rana ... ah ... u ... a ... tis ... mero umeru ... umeru tis .
   (年、私の年は、ラナ、あー、30)
注:「ラナ」とはシャハ王朝を実質支配したネパール宰相家のこと。30歳の時にラナ家に関わる何かについて思い出していると推測できる。さらに、ラタラジューは日本語会話で「戦いました。・・・ラナ・・・シャハ・・・ラナ、戦いをした」と語っていることから、30歳のときにラナ家に関わった戦いをした、と推測できる。なお、ラナ家は独裁権力を握るために、1846年に有力貴族を殺害する権力闘争を起こしている。このときにタマン族青年が傭兵として戦った史実がある。これらのことより、1846年ラタラジュー30歳のときに、ラナ家の権力闘争に傭兵として参戦したと推測できる。



KA  Umer kati bhayo tapaiko? Tis barsa hunubho?
   (あなたのお年はいくつですか、あなたは30ですか?)
注:78年の生涯をもつラタラジューが「あなたは30ですか?」と尋ねられても答えようがないと思われる。「30の時にどこで何をしていましたか?」という問いであれば答えたであろう。


CL  ah ...
   (あー)

KA  Tapaiko pariwarma ko ko hunuhuncha?  Tapaiko pariwarma?  Jahan cha ki chaina   gharma? 
 (あなたの家族には誰がいますか? あなたの家族には。家に奥さんはいますか、いませんか?)

CL  Ah. Ke
   (あー、何?)

KA  Gharma shrimati hunuhuncha ki hunuhunna.
   (家に奥さんはいますか、いませんか?)
注:ラタラジューは、カルパナさんの質問のGharma(家)の意味が理解できない、あるいはdharma(宗教)の発音と聞き間違えている可能性が強い。このことは、もう少しあとの対話でも、「Gharma(家)では何を食べていますか」という問いに「シバ(シバ神)・・・dharma(宗教)」と答えていることから、ほぼ間違いないと思われる。また、一昔前のネパール人であるラタラジューには、shrimati(現代ネパール語の妻)の意味が理解できない。こうしたことから、ラタラジューには問いの意味が理解できず、Bujina (わかりません)と答えるしかなかったと推測できる。 

CL  ha ... ha ... Ma ... Bujina .
   (は、は、私、分かりません)

KA  Bujnubhaena?
   (分かりませんか?)

CL  Ah.
      (あー)

KA  Tapaiko chorako name ke re?
   (あなたの息子の名前は何ですか?)

CL  Adiu idya ... ah.
       (アディユ、イディア・・・あー)
注:この回答の意味不明

KA  Chorako nam.
   (息子の名前)

CL  Ah...ah...ke .
   (あーあー、何?)

KA  Chorako nam.Chora chori jana Kati jana?
    (何人の息子と娘がいますか?)

CL  Ah .. ah.. Bujhina.
   (あー、あー、分かりません)

KA  Bujhinubhayena. Chora chori dui jana hoina?
      (分かりませんか。息子と娘二人ですか?)

CL  Ho ... he ... ke ...abou ... oh ...
   (はい。へ、何、アボウ、おー)
注:abouは意味不明の発語。

KA  Tapaiko srimatiko nam ke re?
   (奥さんの名前は何ですか?)

CL  Oh jirali
       (おー、ジラリ)
注:jiraliは意味不明の発語。つまり、srimati(現代ネパール語の妻)が理解できないので、このような意味不明の発語になっていると思われる。

KA  Srimati, swasniko nam?
   (奥さん、奥さんの名前?)
注:カルパナさんは、Srimati, swasniの新旧2つの妻という単語を並べて尋ねている。

CL  Ah ... ah ... mero swasni Ramel...Rameli.
   (あー、あー、私の妻、名前、ラメリ、ラメリ)
注:ラタラジューは現代ネパール語の妻Srimatiが理解できず、一昔前の古いネパール語の妻 swasniは理解できたので、swasni に反応したということになる。この事実は、ラタラジューが100年以上前の古いネパール人であった傍証である。さらに、古いネパール語の妻 swasniという単語を、日本人である里沙さんが学ぶ機会は限りなくゼロに近い。つまり、里沙さんがネパール語を学んでいない、というポリグラフ検査の鑑定結果を裏付ける証拠でもある。


KA  Chorako nam chahi?
   (あなたの息子の名前は何ですか?)

CL  Ah ... ei ... el ... el ... nam ... el ... ei ... kujaus.
   (あー、え、名前、クジャウス)
注:息子がクジャウスで娘がアディスであることは2005年のセッションでも述べている

KA  Kujaus? Chora? Chori?
   (クジャウス? 息子ですか、娘ですか?)

CL  Tiru.
       (チル)
注:TiruはChoraの異形か?

KA  Chora?
   (息子ですか?)

CL  Tiru.
   (チル)

KA  Chori chaki chaina?
   (娘はいますか、いませんか?)

CL  Adis.
   (アディス)

(その27へつづく)

2014年10月20日月曜日

「ラタラジューの事例」セッション逐語録3

   SAM催眠学序説 その25

ラタラジューとの日本語会話


ここまで、被験者里沙さんの守護霊との対話をした後、憑依を解いてもらい、魂表層の前世人格ラタラジューと交代してもらいました。
応答型真性異言実験に入る前に、ラタラジューとの日本語での対話をおこない、2005年6月4日に初めて顕現化した、「タエ」の次の生まれ変わりである「ラタラジュー」が語った内容が、4年後の今回セッションでも同様であるかを確認したかったからです。
その結果は、4年前と同じでした。
したがって、今回顕現化したラタラジュー人格と、4年前に初めて顕現化したラタラジュー人格は同一人格であると判断できます。
もし、今回のラタラジュー人格が、未浄化霊などの憑依現象だとすれば、里沙さんに4年間憑依し続けていたか、セッションの都度憑依したことになり、そのようなことは考えにくいと思われます。
また、セッションの手続きとして、魂状態に遡行し、魂表層に存在しているラタラジュー人格を呼び出していますから、ラタラジュー人格は、魂表層の前世人格だと判断することが妥当だと思われます。
こうした意識現象の事実は、SAM前世療法の「魂の二層構造仮説」に基づいて同じ手続きを踏めば再現性がある証拠であり、その意味でSAM前世療法は、科学としての資格の一端を有していると考えてよいのではないでしょうか。


TH あなたはラタラジューですね。はっきり答えてください。日本言語分かりますね。

CL ・・・はい。

TH あなたのお国はネパールでよろしいですね。

CL はい。

TH そして、あなたの住んだ村は何と言いました?

CL  ナル・ガウン(Nallu Gaun)。

注:ガウンの発音はネパール語で村(Gaun)のこと。私はこの時点でGaunの意味を知らないのでナルガウン村だと誤解していた。

TH もう一度。

CL ナル・ガウン(Nallu Gaun)。

TH ナル村じゃないですね。もう一度、ナル・・・。

CL ナル・ガウン(Nallu Gaun)。
注:この時点でラタラジュー人格は、すでに村(Gaun)というネパール語単語を日本語に混在させている。興味深い現象である。

TH はあ、ナル・ガウン? もう一つ聞きます。あなたの村は高さで言うと高いところにあるのか、低いところにあるのか、中くらいのところにあるのか言えますか? 標高って分かりますか?  海からの高さです。どこですか、ナル・ガウンは。

CL ・・・カトマンズに近い。 
注:ナル村とカトマンズとの距離は直線距離で25kmである。しかし、いくつかの山の中腹を巻いて行く道なので、車でも2~3時間かかる。徒歩であれば1日仕事であろう。ラタラジューの感覚では、1日ほどかかる距離は「近い」ということか。


TH カトマンズに近い所ですか。それならね、あなたは、カトマンズに住んだことがありますか?

CL はい。

TH あなたの守護霊に禁じられていますが、そのカトマンズに住んでいた頃に、何か悪いことをしていましたか?  罪を犯していませんか?

CL ・・・戦いました。・・・ラナ・・・シャハ(Shah)・・・ラナ、戦いをした。
注:この意味は、シャハ王朝の実権を握った宰相家「ラナ家」が、実権を握るために他の有力貴族と権力闘争したことを指していると判断できる。それが1846年である。このラナ家の戦いにラタラジューは傭兵として参加した。守護霊の「ラタラジューは若い頃人を殺しています」という指摘はこの傭兵時代のことを指していると推測可能である。また、引き続いておこなったネパール語対話では、ラナという語と対になって30歳という語を2度に渡って言っている。このことから、ラタラジューは30歳のときカトマンズに住み、1846年のラナ家の戦いに傭兵として参加したと推測可能である。以上の推測から、1846年(ラナ家の権力闘争)で30歳であるなら、ラタラジューは1816年生まれということになる。その前の人生であるタエは1783年(天明3年)に人柱として溺死しているので、タエの死後33年を経てラタラジューに生まれ変わったことになる。


TH あなたはグルカ兵として戦ったのですか?  イギリス軍に雇われて・・・。

CL グルカ?

TH グルカではありませんでしたか?  戦った相手はどこでしたか?

CL ・・・父は グルカ。

TH お父様がグルカだったわけですか。あなたはグルカではなかった。

CL 父はタマン(Tamang)から来たグルカ。
注:ラタラジューの父親はタマン族でありグルカ兵であったらしい。

TH 分かりました。あなたは結婚して妻がいましたよね。妻の名前は何と言いましたか。

CL ラ・・・ラメリ。
注:妻の名ラメリは4年前のセッションの回答と同じ。

TH 子どもは何人いましたか?

CL 二人。

TH それぞれ男の子ですか?

CL カンチャ(kancha)・・・アディス・・クジャウス。男アディス、女クジャウス。
注:kanchaとはネパール語で息子の意。男の子アディス、女の子クジャウスの回答は4年前のセッションと同じである。ここでもカンチャ(kancha)というネパール語単語が混在している。

TH そうすると一家は四人だったのですね。あなたの村には、何か寺院のようなものはありますか? お寺。

CL ・・・ダルマ(Dharma)? 
注:ネパール語で宗教の意。私は達磨(だるま)のことかと誤解した。ただし、この後のネパール語対話セッションでは、ネパール語の発音で「ダゥーマ」と発音している。

TH ダルマって何ですか? 達磨(だるま)さんのこと? お寺のことですか?

CL 達磨さん? ダルマ(Dharma)。

TH  ダルマってあなたの信じていた宗教、神様ですか。・・・あなたは年号ってわかりますか? 西暦。

CL 西暦?
注:ネパールでは西暦を用いない。また、村長クラスでもネパールの暦(ヴィクラム暦)のカレンダーを使っている家はほとんどないという。ラタラジューはカレンダーを知らないし、当然西暦の概念もないと思われる。これは4年前のセッションでも同様であった。

TH 分かりませんか。じゃあね、カレンダーみたいなものはありませんか。

CL カーレンダ?

TH 分かりません? 暦。

CL 暦? 

TH でも、あなたは村長さんでしょう。今日が何月何日かわからないと困るでしょう。そういうことが分かるものが何かありませんか。思い出しますよ。毎日、毎日一枚ずつめくったものかも知れないし。分かりませんか?

CL ・・・。 

TH それではね、これからはもうネパール人として、ネパール語を話していらっしゃったときに戻ってください。今は、あなたにつながっている「現世の者」が、あなたに日本語を通訳しています。もう私は話をしません。それで、あなたは、ネパール語でお話してくださって構いませんよ。いいですか? ここにはネパール人の女性が来ていますから、ネパール語でちょっとお話してください。ゆっくりでいいですから必ずネパール語を思い出します。前回も少しですが、間違いなくネパール語を話していますから、今日はもっと思い出すことが多くなっているはずですからね。いいですか、ゆっくりとお話してくださいね。いいですか?
注:「前回」とは2005年のセッションを指している。

CL はい。


注:ここから後、私は女性ネパール人対話者カルパナさんと交代し、いよいよネパール語による応答型真性異言の実験セッションへと移ることになります。


(その26につづく)

2014年10月16日木曜日

「ラタラジューの事例」セッション逐語録2

   SAM催眠学序説 その24

里沙さん守護霊との対話

2006年12月22日夜、里沙さんにお願いして彼女の守護霊との直接対話実験をさせてもらいました。
きわめて深い催眠中 に中間世へと導き、そこで偉大な存在者を呼び出して憑依してもらい、私が直接対話するという実験は、拙著『前世療法の探究』のタエの事例で紹介してあると おりです。
それを再度試みようというわけです。その理由は次のような四つの質問の回答を得るためであり、憑依の真偽の検証を試みるためでもありました。


1 タエの事例は、偶然語られたものか、何かわけがあって語られたものか?

2 私に突如あらわれたヒーリングのエネルギーは、どこから送られてくるものか? その治療エネルギーが私にあらわれた理由が何かあるのか?

3 スピリットヒーリング能力のある者は、たいていは霊視などの霊能力を持っているが、私のエネルギーがそうであるなら、なぜ私に霊能力がないのか?

4 私の守護霊の素性が分かるならその名を教えてもらえないか?

この憑霊実験は、里沙さんの知人からの依頼で前世療法セッションを実施した際、彼女が付き添いとして同行してきた機会を利用して実現したものです。
その 知人のセッション後、私のほうから彼女に再度の憑霊実験のお願いをしました。

実験前に彼女に伝えておいた質問内容は、上記2(私のヒーリングエネルギーの 出所)のみでした。
1・3・4の質問について彼女には知らせることを意図的に伏せて実施しています。
伏せた意図は、彼女に前もって回答を準備できる時間を 与えないためです。

里沙さんに憑依したと思われる、彼女の守護霊を主語とする存在者との40分にわたる対話の録音を起こし、できるだけ生のままの語りの言葉を用いて、上記 四つの質問に対する回答を要約してみると以下のようになります。

ただし、質問はこれ以外にもいくつかしていますから、それらの回答を含めて下記5項に整理 し要約してあります。

①タエの事例は偶然ではありません。計画されあなたに贈られたものです。計画を立てた方はわたくしではありません。計画を立てた方はわたくしよりさらに上におられる神です。
 タエの事例が出版されることも、新聞に掲載されることも、テレビに取り上げられることもはじめから計画に入っていました。
 あなたは人を救うという計画のために神に選ばれた人です。

②あなたのヒーリングエネルギーは、霊界におられる治療霊から送られてくるものです。治療霊は一人ではありません。治療霊はたくさんおられます。その治療霊が、自分の分野の治療をするために、あなたを通して地上の人に治療エネルギーを送ってくるのです。

③あなたの今までの時間は、あなたの魂と神とが、あなたが生まれてくる前に交わした約束を果たすときのためにありました。今、あなたの魂は大きく成長し、神との約束を果たす時期が来ました。神との約束とは、人を救う道を進むという約束です。
 その時期が来たので、ヒーリング能力も前世療法も、あなたが約束を果たすための手段として神が与えた力です。しかし、このヒーリングの力は万能ではありません。善人にのみ効果があらわれます。悪とはあなたの進む道を邪魔する者です。
 今あなたを助ける人がそろいました。どうぞたくさんの人をお救いください。

④神はあなたには霊能力を与えませんでした。あなたには必要がないからです。霊能力を与えなかった神に感謝をすることです。

⑤守護霊に名前はありません。わたくしにも名はありません。あなたの守護霊はわたくしよりさらに霊格が高く、わたくしより上におられます。そういう高い霊 格の方に守られている分、あなたには、成長のためにそれなりの試練と困難が与えられています。これまでの、あなたに生じた困難な出来事のすべてがはじめか らの計画ではありませんが、あなたの魂の成長のためのその時々の試練として与えられたものです。
 魂の試練はほとんどが魂の力で乗り越えねばなりません。わたくしたちはただ見守るだけです。導くことはありません。わたくしたちは魂の望みを叶えるために、魂の成長を育てる者です。
 霊能力がなくても、あなたに閃くインスピレーションが守護霊からのメッセージです。それがあなたが迷ったときの判断の元になります。あなたに神の力が注がれています。与えられた力を人を救う手段に使って人を救う道に進み、どうぞ神との約束を果たしてください。


こうした里沙さんの守護霊との憑依実験が、応答型真性異言実験セッションの3年前にあり、この守護霊の上記回答から、私は里沙さんの守護霊を信頼するに足る存在だと判断しています。

付記すれば、2006年12月22日の里沙さんの守護霊のこの憑依実験の2週間後、2007年1月11日夜から、私あての霊信現象が1ヶ月間に渡って始まるという超常現象が起こっています。

ラタラジューの応答型真性異言実験セッションは、2009年5月9日におこないました。
応答型真性異言現象を意図的・計画的に実験セッションとしておこなうことは、イアン・スティーヴンソンも試みたことがない世界初の実験です。

地上の人間が、生まれ変わりの科学的検証のために実験セッションを試みることは恐れ多いことかもしれない、という不安が私には濃厚にありました。

こうした経緯から、このセッションのまずはじめに、里沙さんの守護霊に憑依していただき、霊界側の意向を尋ねてみようとしました。
里沙さんの守護霊とは2006年12月以来の再会になります。

以下は、ネパール語での対話の前におこなった、私と里沙さんの守護霊とのやりとりです。

注:THはセラピスト稲垣、CLはクライアント里沙さんの略号です。



TH  あなたは魂の表層にいるものの中で現世の方ですか? 口頭で答えてくれますか?

CL はい。

TH  あなたは現世の方ですね。

CL はい。

TH  あなたは、私が知る限りでは、三回目の生まれ変わりの方ですね。
一人はタエで、もう一人はネパール人村長さんのラタラジューです。
これから、その方と交替してもらおうと思っていますが、その前にあなたの守護霊とお話したいことがあるので、これから五つ数える間、祈ってください。
守護霊にどうぞ降りて来てください、どうぞ憑依してくださいと祈ってください。
そうすると、守護霊が降りて来てあなたに憑依してくださるはずです。
そして、私とお話してくださるはずです。
では数えますよ。
1・2・3・4・5。
・・・あなたは里沙さんの守護霊でいらっしゃいますか?

CL  ・・・はい。

TH  お久しぶりですね。
この前あなたは、自分は霊界では異例の存在で、それは私に霊界の情報を伝えるのが守護霊としての使命だからそうですが、そして、私の求めに応じて、いつでも降りてきてくださるということでした。
そこで、お聞きします。  
今日は、里沙さんのすぐ前の人生のラタラジューを呼び出すセッションを始めようとしています。
それについて守護霊であるあなたの許可は出ますか?

CL  ・・・はい。

TH もう一つお聞きします。「タエの事例」は、あなたよりもっと上におられる方の計画によって 、私に贈られたとあなたは前回答えています。
それが本になることも、新聞に載ることも、テレビに出ることもすべては計画に入っていたということでした。
では、今日ラタラジューを呼び出すセッションをやることも、ひょっとして、計画のうちに入っていますか?

CL ・・・はい。


TH 私はこれから真性異言という里沙さんが学んだはずがないネパール語で話せるかどうかを実験的にやろうとしています。
そういう実験的なセッションを許してもらえますか?

CL  ・・・はい。
注:守護霊が、今回実験セッショは計画に入っている、という回答を聞いて、私はこの実験セッションの予言と受け取った。つまり、応答型真性異言があらわれるという予言である。
そして予言どおりに、それまで世界で4例しか認められていない応答型真性異言現象がネパール語によって語られたのである。私が里沙さんの守護霊を信頼するに足ると判断している所以である。


TH あなたの方から私に何か注意することがあったら、おっしゃってください。

CL ・・・一つあります。・・・ラタラジューは・・・若い頃人を殺しています・・・深くは・・・。

TH  それを暴くな、ということですか? 深くは追及してはいけませんか?

CL はい。

TH 分かりました。ラタラジューの犯した罪については深く追及しないことをお約束します。他にはありますか?

CL 魂の・・・構造は、・・・複雑です。
・・・魂を包む・・・意識は、・・・過去に・・・生まれ変わった・・・ものだけではありません。
多いものは、二千、三千・・・それらは・・・みな魂の・・・要因・・・。

TH 生まれ変わっているのは、すべて人間として生まれ変わっているのですか?

CL  ・・・人・・・以外のものも。・・・宇宙・・・。

TH  宇宙人ですか? 地球外の星の生物として生まれ変わっていることもあるということですか?

CL そうです。・・・魂は・・・すべて・・・霊界の意識と・・・繋がりながら・・・分かれた・・・。
注:地球外の星の前世を持つ者がいる、という守護霊の回答は意味深い。実際、宇宙人としての前世の者が顕現化することが複数例起こっている。

TH その魂の集団として一つであるようなものを、あなたに分かるかな、
類魂と呼んでいいのかな? 
その類魂から分かれて生まれ変わると聞いたことがあります。
そのように解釈していいですか?

CL ・・・近い。

TH 実はタエのセッションのときに、あなたはこんなことを言いました。
タエの魂は、どんどん生まれ変わっていって、最後は私の一部になりますとおっしゃっていた。
あなたを守護霊だと私は思っていますが、類魂としての守護霊なんですか?

CL そうです。
 

TH もう一つ、聞きたいことがあります。
あなたのような存在をハイヤーセルフと呼んでよろしいですか? 
地上の人間たちにはそう呼ぶ人たちがいます。
非常に叡智に満ちた存在で、自分の中ではないはずで、霊界にいるあなたのような存在を指してハイヤーセルフと呼んでいると考えていいのですか?

CL それぞれ、・・・呼び名は・・・自由。

TH それでは、あなたを里沙さんにとってハイヤーセルフと呼んでもいいですか?
 間違いではありませんか?

CL いいです。
注:守護霊、ハイヤーセルフ、類魂の相互関係は今ひとつ不明である。

TH もう一回いいですか? 
これから私のやろうとしていることは、生まれ変わりの現在もっとも有力な証拠とされている真性異言という現象を、ラタラジューが話すかというセッションをやろうとしています。
地上の人間である私が、生まれ変わりの証拠を科学的につかもうということは間違ったことではありませんか?
許されますか?
科学的に証明しようとしています。

CL ・・・許されます。

TH そうですか。それを聞いて安心しました。
もう一つ。
ラタラジューはネパール人です。
それなのに日本語が分かるということは、翻訳、仲立ちをしているのは魂の表層の「現世のもの」と考えてよろしいですか?
 「現世のもの」は、魂の表層のものたちとお互いに友愛を結んで、知恵を与え合っていると聞いています。
そうであるなら、魂の表層にいる「現世のもの」が、日本人である私とネパール人であるラタラジューの間を取り持ってくれて、翻訳のようなことをしてくれていると考えていいですか? 
違いますか、これは。
注:この質問と守護霊の回答は、私にとってきわめて重要であった。なぜなら、魂表層は前世の者たちによって構成されている、というSAM前世療法の作業仮説の検証になるからである。この作業仮説をよりどころにすれば、日本語を知らないはずのラタラジューが日本語で会話できる謎も解ける。魂表層で前世の者たちとつながっている「現世の者」が、私の日本語をネパール語に翻訳してラタラジューに伝え、ラタラジューのネパール語を日本語に翻訳して、ラタラジューが日本語で私に伝えることを可能にしている、ということになる。

イアン・スティーヴンソンは、この点について次のように推測している。

 「私がとくに解明したいと考えている謎に、イェンセン(注:スエーデン人)やグレートヒェン(注:ドイツ人)が、母語でおこなわれた質問に対しても、それぞれの母語で答えることができるほど英語をなぜ理解できたのかという問題がある。イェンセンとグレートヒェンが、かつてこの世に生を享けていたとして、母語以外の言葉を知っていたと推定することはできない。二人はしたがって、自分たちが存在の基盤としている中心人物(注:アメリカ人被験者のこと)から英語の理解力を引き出したに違いないのである。(『前世の言葉を話す人々』P235)

里沙さんの守護霊の回答を信じるとすれば、「 自分たちが存在の基盤としている中心人物(注:被験者のこと)の『魂表層の現世の者から』英語の理解力を引き出したに違いないのである」と考えるべきである。


CL ・・・あなたの言ったことはそのとおりです。・・・私たち魂は・・・自然に理解できます。

TH それでは、これから三つ数えますから、あなたは憑依を解いてください。
代わりに魂の表層にいるラタラジューと交替をしてください。
そうしたら初めに私が日本語で話しますから、ラタラジューにも日本語で答えてもらいます。
その後、ネパール人の女性がここにいますから、ネパール語でやりとりできるかというセッションをしていきます。
では、三つ数えますよ。ラタラジューと交替してください。1・2・3。


(その25につづく)