総括その11 前世のない魂の持ち主が存在するらしい
SAM前世療法によって明らかになった「意識現象の事実」の一つに、前世を持たない魂、つまり、生まれ変わりをまだ体験していない魂の持ち主が存在することの発見があります。
これまでのセッションの累積から、男女合わせて13名のクライアントが生まれ変わりをしていないと回答しています。
魂が、どこで、どのようにして生まれ出るかは不明ですが、生まれ変わりを繰り返すとして、最初の人生が必ずあるはずですから、論理的にはこの現世が最初の人生である魂の持ち主がいたとしても不思議ではありません。
現在、地球人口は72億人を超えており、少なくとも72億の人口分に見合う数の魂が存在しているはずですし、死亡人口より誕生人口の増加にともなって、前世を終えて生まれ変わりを繰り返す魂が、霊界と呼ばれる次元で待機しているとしても、新たな魂が誕生していると考えることは妥当のように思えます。
SAM前世療法によって、前世を持たない魂がどのようにして発見されるかというと、魂の自覚状態に至っても、魂の表層から前世の人格が顕現化しないという現象が起こるからです。
顕現化するのは魂表層の「現世の人格」だけであり、その現世の人格に、前世の人格と交替を命じても、「いない」と答えます。
では、あなたは魂として初めての人生を送っているのか、生まれ変わりをしていないのか、と尋ねますと「そうだ」と答える。
こうした意識現象から、この魂は生まれ変わりを持たない(魂表層に前世人格が存在しない)魂であると判断するしかありません。
そして、直近のセッションで、14人目の初めての人生を送っている魂の持ち主があらわれました。
このクライアントは、山陽地方の都市に在住の63歳の男性でした。
合気道の師範をしておいでになり、裁判所書記官を退職された経歴の持ち主です。
私は、SAM前世療法を伝達するための催眠塾を主宰していますが、入塾のためにSAM前世療法を体験することを必須条件にしてあります。
入塾希望者の、SAM前世療法を学ぶ志の高さと、人物評価を判断するために、こうした条件を設けてあります。
また、実際にSAM前世療法における意識状態の体験なしには、クライアントに起きている催眠中の意識状態を推測しながら、適切なセッション展開をすることがかないませんから、セラピスト自身にどうしても魂状態の体験が必要だと考えています。
したがって、この武道家である63歳男性クライアントは、主訴がとくにあるわけではなく、入塾のためにSAAM前世療法を体験するのが目的でした。
催眠覚醒後、前世を持たないとするこのクライアントの性格特性について聞き取り調査をしました。
その結果、
①未知のものへ好奇心がきわめて旺盛で、好奇心に駆られて行動することが多くあった。
63歳にしてSAM前世療法を学ぶために片道3時間かけて行動できるのはその証左である。
②周囲の人たちから、いわゆる「悪気のない素直ないい人」だと評価を受けている。
本人も、人を陥れたり騙したりすることはできない性格だと思っている。
また、事を学ぶにあたって、きわめて素直で努力も人一倍できる。
ということが浮き彫りになってきました。
実は、この①②の性格特性は、過去13人の前世を持たない魂の持ち主に共通する性格特性であることが明らかになっています。
フランス人アラン・カルディックの高級霊との霊信記録『霊の書』によると、「魂の生まれたての状態はどのような状態ですか?」という質問に対して、通信してきた高級霊は、「無知、無垢です」とだけ告げています。
はじめて人生を体験する魂は、「無知」であるから、未知なものに対してきわめて好奇心が旺盛であるのは当然でしょう。
また、「無垢」であるので、純真で悪気のない素直な人柄であることも頷けるところです。
はたして、その魂の持ち主が生まれ変わりを体験していないかどうかを、科学的検証にかけることは到底できることではありません。
現在できることは、人間知性を超えた高級霊からの通信だと多くの人が認める霊信から、その根拠を探るしか手段がないと思います。
そして、「魂の生まれたての状態は無知・無垢です」という高級霊の言と照合して、生まれ変わりがないとするクライアントの性格特性の報告を、さもありなん、と納得しています。
生まれ変わりをしていないとするこのクライアントが、前世の記憶を想起させるワイス式前世療法ではどのようなセッションの展開になるのか興味津々です。
(その51につづく)
6 件のコメント:
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魂があるとしたら遺伝と性格についてどう説明できますか?
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人格の成り立ちは、一般に、両親からの遺伝的資質と生育歴での経験の相互作用によって説明されます。SAM前世療法の累積から、私はこの説明に、魂表層の前世の者達の経験を加えなければ、人格の十全な成り立ちを説明できないという結論を持っています。魂は、それぞれの人によって異なっていますから、一卵性双生児が全く同じ生育環境で育っても、人格は異なったものになります。私の2歳半の孫は男児一卵性双生児ですが、体型・顔立ちは初対面の人には区別がつきませんが、行動様式、食べ物の好み、感情の表出のしかたなどに明らかな違いが目立つようになってきました。これは、魂が異なるという観点を考慮しないと説明できないと思われます。
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最近ではNHKでも死後の世界や生まれ変わり、果ては超能力までもが取り上げられるようになり、科学者たちもいよいよ本腰を上げて解明に乗り出したという印象が強いですね。
多分、今までこれらの問題について、統計立てて研究できる環境になかったことや情報不足などもあり、まともに相手にされていなかったというだけで、こういうものを取り上げていけばいくほど(たとえそれが死後の世界の証明にはつながらないとしても)これまでの脳科学では説明できないものは必ず出てくるのではないかとは思います。
たとえば臨死体験中に本人が知りえない情報を蘇生後に知っていたとか、あるいは前世の記憶を詳細に話す子供がいて、それを検証したらかなりの的中率を誇っていたとか、こういう現象は、現在ではかなり報告に上がるようになってきているわけですから、直接死後の世界の立証まで至らないとしても、もうそのような報告されているような現象自体は「あるものだ」という前提で、脳科学なり意識工学なりを進めてもいい時期に来たのではないでしょうか?
そういえば、NHKの超能力を扱った番組「第2集 秘められた未知のパワー」でも、かなり好意的に科学者たちが超心理現象をとらえていたようですが、これなど20年前には考えられなかったことですし、結局この番組の内容が科学界でも(もし本当に)受け入れられ始めているということならば、少なくとも当面は唯物論前提で脳科学を進めるとはしても、報告されているような現象そのものは無視できず、それも脳科学の範疇に組み込み、且つ合理的に説明をしなければならない時期が来たのではないかと感じます。
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>ニューポン太さん
しかし最近また否定的なってるみたいです
『第六感は存在しない』や『暗黒物質は存在しない』など霊魂を裏付ける存在を否定されています
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暗黒物質を霊魂と結びつけるのは時期尚早でしょう。私自身は暗黒物質の有無が霊魂の存在の存否に関わるとは思っておりません。これはリサ・ランドールが5次元世界を語りだしたときに、スピリチュアル系の人々が「これこそ死後の世界の証明になる」と騒いだのと大差ない話だと思います。多次元=死後の世界という構図です。暗黒物質=まだ明らかになっていない物質=霊魂という安直な構図でしょう。ここで重要なのは、従来の脳科学では説明のつかない現象を科学サイドが認めて、それを合理的にいかに説明していくかです。今のところ、暗黒物質が入るすきはありません。現象そのものが否定できるか否かという話です。
大六感についてはこちらのサイトで2ちゃんねるではありますが、面白い感想が多数みられます。あの掲示板ですら、こういう見方をしている以上、これで第六感の否定につながるとは到底思えません。
http://totalmatomedia.blog.fc2.com/blog-entry-2060.html
ついでに参考になりそうな意見を抽出。
>こんな自由研究レベルの実験が最新研究なんだ
つかよくわからないものの何らかの変化を感覚的に認識して違和感を感じることが証明されたのなら
むしろ霊感とかを肯定することになるんじゃないの
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>ニューポン太さん
う~ん難しいですね。マスコミはスピリチュアル系を否定的だからネガティブ記事が多いのか?
NHKプレミアム『超常現象~さまよえる魂の行方』の臨死体験のや前世の記憶の肯定的が事例内容が少なすぎでした
臨死体験はエベンアレグザンダー医師の顔が出てきたのに肝心なインタビューがない上に幽体離脱の肝心な浮遊して離れた場所の様子を見て知ったことについて説明してない。前世の記憶は有力が真性異言を取り上げてなかった(肯定的なしめかたで後味は良かったが)
それ以外の記事もネガティブ記事はYahoo・mixiニュースなどになるのに肯定記事は雑報扱いであまり話題はならずマイナー系が多い
エベン医師の話も発表されたのは一昨年の10月だったが日本ではメディア的話題にならず去年の10月やっと取り上げられた(アンビリバボーという真面目系な番組ではないが)
エベン医師の話は一度だけでも良いから『あさイチ』や『スッキリ』みたいな朝の情報番組で取り上げて欲しいところです
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