2013年10月4日金曜日

SAM前世療法の成立 その27

SAM前世療法の作業仮説 その3 魂の二層構造仮説
作業仮説その2「霊体仮説」で、「意識・潜在意識」は霊体に宿っていると述べました。
それでは、意識・潜在意識は、霊体がつくり出しているのでしょうか。
霊体ではありません。もちろん脳でもありません。
「心(魂)・脳二元論」は、脳が意識・潜在意識をつくり出す立場はとりません。
そこで、意識・潜在意識を作り出しているものを想定する作業仮説その3が必要になります。
「意識・潜在意識は、魂の表層を構成している前世の人格たちがつくり出している。前世の人格たちは、当時の感情そのままで今も生きている。彼らは互いに友愛を結び、それぞれの人生で得た知恵を分かち合っている。こうして魂の表層全体は、成長進化へ向かうようにできている。現世の『私』も魂の表層の一つである。こうして、魂の表層にある『私』は、他の前世の人格たちの影響を良かれ悪しかれ受けないわけにはいかない」
これが作業仮説その3、「魂の二層構造仮説」です。
この作業仮説その3で、霊信の告げたこと以外の私の推論は、「前世の人格たちは、当時の感情そのままで今も生きている」、「魂の表層にある『私』は、他の前世の人格たちの影響を良かれ悪しかれ受けないわけにはいかない」という部分だけです。
以上、SAM前世療法の三つの作業仮説の骨格として必要なことすべては、霊信が教えてくれたというわけです。
こうした魂と霊体等に関する情報を受け取った私は、あまりに奇怪で信じ難い内容に驚きと戸惑いを禁じ得ませんでした。
しかし、催眠研究を志し、潜在意識を扱うことができる私は、霊信からの情報の検証が可能な条件に恵まれています。
そこで、霊信に対して半信半疑ながら、霊信内容を作業仮説として設け、実験と検証に取り組むことにしたのです。
その結果、作業仮説が成り立つとしたら、それをもたらした霊信の恩恵は計り知れないものになります。
魂の表層を構成している前世人格たちが、意識・潜在意識をつくり出しているなら、潜在意識をどんどん遡行していけば、やがてその源である魂状態ないし、その表層に存在する前世人格たちのいずれかに行き着く可能性があると考えられます。
こうして、作業仮説2で説明したような、霊体に宿る潜在意識を指に移し替え、指によって魂状態まで遡行させるという技法が編み出され、実験と検証をしていくことになりました。
この技法にたどりつくまでに、ほぼ1年半かかっています。
具体的には、記憶催眠レベル以上のきわめて深い催眠状態まで誘導後、ひとさし指に潜在意識を宿らせ、「指が上下運動をするたびに魂の状態に遡っていく。
やがて魂状態に至ると指は止まる」と暗示します。
指が上下運動を停止したところ(指の遡行運動開始後約5分)で、「今、あなたは魂状態に戻りましたか?」と確認すると、「はい」という回答が戻ってきます。
催眠誘導開始後、魂状態までに至る時間は約30分です。
こうして魂状態に至れば、魂表層の前世人格たちの誰でも呼び出すことが可能です。
あるいは、魂状態に至った時点で、癒しを必要として苦しんでいる前世人格が自ら顕現化して待ち受けています。
この魂状態遡行の成功率が、現在約90%です。
医師4名、大学教授3名にも魂遡行実験して成功していますから、潜在意識の源には誰にでも「魂の自覚」が存在することは間違いないと思われます。
応答型真性異言で会話したネパール人の前世人格ラタラジューは、これまで述べてきた三つの作業仮説によって編み出されたSAM前世療法で魂表層から顕現化した人格です。
ラタラジューの応答型真性異言が生まれ変わりの証明であり、これが新たな事実によって覆らない限り、SAM前世療法の三つの作業仮説は正しいと判断して差し支えないと考えています。
したがって、
① 魂は存在する、
② 生まれ変わりはある、
③ 魂の表層は前世人格たちによって構成されている、
④ 彼らが意識・潜在意識をつくり出している、
⑤ つくり出された意識・潜在意識は霊体に宿っている、
と告げている霊信内容は信憑性が高いと判断でき、そのことは通信霊の存在、霊界という次元の存在を間接的に証明していると考えています。
そして、私からSAM前世療法を学んだ者たちによって追試がおこなわれ、魂遡行と前世人格の顕現化に成功した報告を受けています。
また、SAM前世療法を体験した多くのクライアントの報告(mixiコミュ「前世療法の探究」のトピ「体験報告」)を読んでいただければ、作業仮説どおりに魂表層に存在する前世人格の顕現化現象が起こることが了解していただけると思います。
私が創始したSAM前世療法には、当然のことながら先行研究がありません。
手探りで切り開いてきたわけですから、今後の探究の展開によって作業仮説が修正されていくことは十分ありえます。
そして、後継者による追試によって、作業仮説がさらに精緻なものに修正・変更・進化していくことを楽しみにしています。
そのことは、魂の仕組み、生まれ変わりの仕組みとその実在を、SAM前世療法という道具によって明らかにし、説得力ある科学的事実として証明していくことになるはずのものだからです。
ちなみに、「SAM前世療法」は、第44類の登録商標として認められています。
私のもとで「SAM前世療法」を学び、その名称を用いることを承認した者以外に、「SAM前世療法」の名称を用いることは商標権の侵害であり違法行為となります。
また、「SAM前世療法士」を名乗ることを承認した者であっても、SAM前世療法を他の者に伝授し、SAM前世療法士を養成することは許可していません。
(その28へつづく)

0 件のコメント: