「魂の二層構造仮説」再論
2007.1.11~2.14に届いた私あて霊信を詳細に読み込むと、SAM前世療法は、私の守護霊団と称する霊的存在からの信託によって、私が編み出すことになっていた、と現時点では明確な自覚を持つようになっています。
2007.1.23着信の第11霊信で通信霊は次のように告げています。
【第11霊信抜粋】
そして、前世療法についてだが、あなたは自らの霊性により独自性を持つようになる。
あなたの療法は、あなたにしかできないものになる。
上記霊信が届いた時点で、SAM前世療法は開発されていません。
したがって、この霊信は、これ以後に開発されていくことになるSAM前世療法を予言していることになります。
そして、第11霊信に続いて第12・13霊信で、SAM前世療法の作業仮説の骨格となる①~⑮の魂・脳・心・意識(潜在意識)・霊体の相互関係について告げてきました。
こうした情報(①~⑮)を私に与えることによって、必然的に、私が私にしかできない前世療法を構築することを通信霊団は読んでいたと思われます。
さて、これまですでに述べてきたたように、魂は「中心となる意識体(本体)」と「本体を取り巻く表層(側面)のもの」とから成る二層構造を持っている、というのが「魂の二層構造仮説」です。
「中心となる意識体(本体)」が存在しているどうかの検証はできませんが、「本体を取り巻く表層(側面)のもの」が存在していることは、クライアントの語る意識現象の事実の累積からほぼ検証できたものと判断しています。
そもそもこの作業仮説を確立するに至った経緯には、私あての霊信(拙著読者M子さんが自動書記として受信した11の霊からなる霊団と称するものから送信されたもので、全部で22霊信が届く)が告げた内容を検証する過程で成立していったという特異な事情があります。
「 稲垣の祖父の守護霊と繋がりをもつもの」と名乗る霊は、第12・13霊信で次のように脳・心・意識・魂、魂の関係を説いています。
① 脳が心を生み出すのではない。
② 心と意識(顕在意識・潜在意識)は別のものである。
③ 心は、外的情報を識別するための魂の道具である。したがって、傷つくことはない。
④ 心は、これまでの生まれ変わりを決める前の段階のもの、そして生まれ変わりで生じ た集合意識により形成される。
⑤ 心は、意識を管理するものである。
⑥ 脳は、心と肉体を管理するものである。
⑦ 傷を持つのは魂の表層(側面)であり、魂自体が傷を持つのではない。魂の表層(側 面)部分が傷を持つのである。魂の本体はあるがままに完全性を持つものである。
⑧ 魂の表層(側面)部分は、これまで転生してきたものたちにより構成されている。
⑨ 魂の表層(側面)のものたちは繋がりを持ち、友愛を築き、与え合う関係にある。
⑩ 顕在意識・潜在意識は、脳が作り出しているものではない。すべては魂の表層(側面)
であるものたち(これまで転生してきたものたち)が作り出している。それらは情報で ある。
⑪ それら情報をまとめる役目を司るのは脳である。脳によりデータ管理はされている。⑫ 心と魂は、肉体すべてに宿り、すべてを包むものである。
⑬ 心の中心は、心臓を包むようにその位置を中心として存在している。
⑭ 霊体は、魂と肉体を取り囲み、それを保護する役割を担うものである。
⑮ 霊体に個人的意識(顕在意識・潜在意識)が存在している。
私はこれらの霊信内容を鵜呑みにしているわけではありません。
また、完全な理解に達しているわけでもありません。
しかし、上記⑦⑧⑨は検証可能だと思われ、現にクライアントの潜在意識を特殊な技法によって深めていく(魂遡行催眠)と、魂状態の自覚に例外なく至ること、そこでは魂の表層(側面)のものたち(前世のものたち)の一人一人を呼び出せること、その一つ一つの人生の記憶を語らせることができることを確認してきました。
前世の記憶として扱うワイス式の前世療法とは一線を画しているSAM前世療法の核心・特徴は、この「魂の二層構造」仮説に基づくと言えます。
また、SAMの誘導技法も、この仮説を検証する過程から編み出されたものです.
なお、魂の存在を前提とするとき、魂本体はそれ自体であるがままに完全性を備え、五感の知覚をはじめ記憶することができるという霊信⑦は見落としてはならない仮説です。
このことは体外離脱(幽体離脱)を事実だと認める立場を支持します。
体外離脱した魂は、見聞きし、記憶し、体内に戻った後、離脱中の体験を語るということになるからです。
つまり、魂はそれ自体で脳の機能を合わせ持っていることを意味しています。
そうした脳の機能を持つ魂を内臓している肉体にさらに脳があるのは、おそらく、肉体を器とする魂が、器である肉体を維持するための必要から備えられているのではないかと思われます。
ちなみに、「SAM(サム)」という語は、それまでの前世療法と一線を画すために、夜中に命名を考えているときに、天啓のごとく降ってひらめいた語です。
「SAM」が最初に降ってきた後、Sはsoul、Aはapproach、Mはmethodの単語が降ってきた、というわけです。
おそらく、直感を通しての守護霊団からの命名だろうと思っています。
このように、SAM前世療法は、私の守護霊団の恩恵なしには到底構築されえなかった前世療法です。
そして、SAM前世療法なしに、応答型真性異言「ラタラジューの事例」はありえなかった事例です。
そしてまた、守護霊団は、2008年以後、セッション中のクラアントに憑依しては、2~3ヶ月おきに「SAMの仮説は正しい。自信を持って進みなさい。生まれ変わりの事実を広く発信しなさい」という霊信を現在に至るまで発し続けています。
(その33へ続く)
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