2012年6月24日日曜日

筆者あて霊信の告げる「魂」と「生まれ変わり」の仕組み

この記事は、科学的実証のできない「魂」と「生まれ変わり」についての考察です。
ただし、筆者あて霊信の告げた内容と、それを骨格に作業仮説を設け、SAM前世療法で顕現化した前世人格たちから聞き出した内容の共通項にもとづく見解です。
筆者が、筆者の守護霊団(11の高級霊から成ると告げています)からの霊信を受け取るという超常的現象に遭遇したのは、1冊目の本の出版半年後の2007年1月11日~2月14日のことでした。(霊信の全容はこのブログに公開してあります)
筆者には、そうした受信能力(霊媒能力)は皆無です。当時26歳で派遣社員であったM子さんという女性読者のパソコンによる自動書記による霊信現象でした。彼女のパソコンを経由して毎夜筆者に届いた霊信は22通で、A4版84枚にわたるかなりの分量でした。
なぜ、筆者にそのような霊信という現象が起きたのかはいまだに謎ですが、通信霊が告げたところを要約すれば、霊的真理を地上のわれわれに広める計画が遂行されており、計画遂行の道具の一つとして筆者を使おうということらしい。
筆者の霊信に対する第一の関心は、この霊信とおぼしき超常現象の真偽にありました。もし、真であるなら、そのような通信霊団(守護霊団)の実在が証明できたことになるでしょうし、ひいては「霊界」と呼ばれる次元の実在も証明できることになるでしょう。
最終的には「神」という存在の実在を実感することができるのではなかろうか、というわけです。
守護霊団は、霊的真理を広める計画を「神」が立てた、と告げているからです。
以下に、守護霊団が告げている「魂」と「生まれ変わり」についての霊信情報を抜き出してみました。守護霊団のうちの3つの霊(筆者の祖父の守護霊とつながる霊、エドガーケイシーを名乗る霊、M子さんの守護霊)が交互に通信していますが、告げた内容に齟齬はないと判断しています。
各霊信の頭に番号を付けてあります。末尾の( )内は、届いた霊信の通し番号です。
あとで、筆者の見解を述べるときの便宜のためです。
ゴチック部分は魂の仕組みの核心を告げていると思われる文言です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どのように優れた能力を持つ者も、魂にいやすべき傷を持つ。(第1霊信)

あなたという魂の一面についての情報は与えられるものである。(第3霊信)

あなたの魂に耳を澄ませなさい。(第3霊信)

あなたの歩んできた道のりは、あなたという魂の旅である。だが、あなただけでなくあなたに血を与えた者による旅の続きでもある。(第5霊信)

あなたという人間がこの世に生まれついてから、あなたの魂に刻まれたものが、今のあなたを形成している

あなたの魂は、あなたに語りかけようとしている。(第6霊信)

あなたは、自分の魂の感覚をもっと感じる必要がある。あなたが、あなたの魂と対話する
時間を設けなさい。他者ではなく、あなたに向けて語りかけなさい。(第9霊信)

あなたとあなたの魂は「感じる」ことでつながるのだ
。あなたの魂は、あなたが感じることを求めている。(第9霊信)

魂という存在を理解しなさい。あなたも、一つの魂をもとに形成された側面なのだ。(第10霊信)
10
前世療法で顕現化されるものは魂ではなく、魂の側面である魂は、前世療法がおこなわれる際にもそれらすべてを見つめるものである。(第12霊信)
11
傷を持つのは魂の側面であり、魂自体が傷を持つのではない。その表層部分が傷を持つのである。その表層部分により包まれるのは「意識体」である。前世療法でおこなうのは「その表層部分である魂の側面のいやし」である。その表層部分は、これまで転生してきたものたちにより構成されている。(第12霊信)
12
顕在意識・潜在意識は脳が生み出しているものではない。すべては、魂の側面であるものたちが作り出しているものである。(第13霊信)
13
すべてを創造するものは魂の中にある本体である「意識体」である。(第13霊信)
14
霊体はあなた方という魂の側面に属するものであり・・・(第14霊信)
15
死後霊体は魂から離れる。だがそれらの意識は魂に取り込まれるそして、魂のものとなるのだ。霊体は、ある意味においては、あなた方が「あなたという人間であるため」の意識を独立して持つための役割を担うものでもある。それなくしては、あなた方は個人的意識を持つことはできない。心が個人的意識をつくるのではない。霊体が持つのだ。(第14霊信)
16
あなたの魂の傷を持つものは求め始める。(第14霊信)
17
あなたとともに、あなたの魂から生まれた多くのものが存在し、・・・それらのものの協力を求めるのだ友愛、それは自身の魂によるものこそ真の友愛である。(第15霊信)
18
あなたは、これまであなた自身の魂に対して祈りを捧げることはあまりなかった。(第16霊信)
19
涙は魂により流される。それは魂が側面をいやそうとするために流すものである。(第17霊信)
20
あなたという存在も、側面のものでありすべての側面のものは友であると理解しなさい。魂は、すべての側面のものがつながりを持ち、友愛を築き、与え合うことを望んでいるのだ。(第17霊信)
21
肉体に対するいやし、霊体に対するいやし、魂の側面に対するいやし、それらすべてがスピリットヒーリングである。(第17霊信)
22
魂はいやしを必要としない
意識体は、あるがままに完全性を持つものである。いやしを求めるものは、魂の側面であり、霊体であり、肉体である。(第17霊信)
23
あなたの魂の側面のものたちは、手をつないでいるのだと理解してください。まだそれを拒むものも存在します。(第17霊信)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記1~23の内容に共通することは、筆者という存在は、筆者の中に存在している「魂の側面」の一つであり、魂の側面には、筆者以外の前世の者たちが連綿として存在している、ということです。
そして、それら魂表層に存在している前世の者たちの中には、傷を持っている者が必ず存在しているということです。そうした魂表層に存在する、傷に苦しむ前世の者をいやすことが、前世療法の仕事だというわけです。
また、No.11で「側面」を「表層」とも言い換えて表現していますから、以後、「側面」を、分かりやすい「表層」に統一して用います。
このNo.11とNo.12、No.15の内容が、SAM前世療法の骨格となる作業仮説を構成しています。
No.11とNo.13では、魂は表層部分とそれに包まれている本体(意識体・・・霊界の類魂の分身?)の二層構造である、と告げています。
No.12とNo.15では、意識・潜在意識は魂表層の前世の者たちが作り出しており、作り出されたそれら意識は「霊体」に宿っていると告げています。死後、霊体は魂から脱落し、霊体のもつ個人的意識は魂(の表層)に取り込まれる、と告げています。おそらく、生前、魂表層に存在していた「現世の者」に取り込まれると思われます。そして、魂が次の肉体に宿ったときには、表層を構成する前世の者の一つとして位置づくと推測できます。
さらに、No.20では、魂は、すべての側面(表層)のもの(前世の者たち)がつながりを持ち、友愛を築き、与え合うことを望んでいる、と告げていますから、それぞれの前世の者が、互いの人生で獲得した知恵を与え合い、共有し、表層全体が集合意識体として成長・進化するような仕組みであろうと推測できます。
しかし、No.17では、魂の側面(表層)のものたちは、手をつないでいるのだと理解してください。まだそれを拒むものも存在しますと告げていますから、前世の者の中には、「手をつなぐ」ことを拒否して、孤立状態で苦しんでいる者が存在しているということです。
このような孤立状態で苦しんでいる前世の者が、その苦しみを「現世の者」に訴え続けているがために、その影響を受けて、現世の者の、心理的諸症状や肉体的諸症状が起こると考えられます。
筆者の知る限り、世界の定評ある霊信においても、以上のような魂と生まれ変わりに関する情報をもたらした霊信はありませんでした。
そこで、第14霊信を受け取った後、次のような質問したところ、その回答が第15霊信でありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【筆者の問い】
あるスピリチュアル霊学では、「霊の心」、「肉体(本能)の心」というように、心を二通り想定してあり、潜在意識の中に、霊の心があるとも説明してあります。また、霊の表層を霊の心が包んであると説明しています。
これらの説明は、あなた方霊団の今回の説明によれば、誤りということになりますが、なぜこのような誤りがこれまで伝えられ、正されずにきたのでしょうか。また、なぜ私にこれほど詳しく正しい知識が授けられたのでしょうか。
【通信霊の回答】
尋ねるまでもない。あなたに与えられるべきものが与えられたのだ。
そして、これまでの者たちに与えられるべきものが与えられただけだ。
すべては神の計画のもとにおこなわれている。
そして、それらは誤りではない。それらの霊媒が、そう受け取っただけなのだ。
それは真理において生じる矛盾だけでなく、言葉の類似性により生まれた適切ではない表現となったものである。
それは、そうあるべきであっただけだ。そして、あなたにとってもそうである。
あなたには、与えられるべきものが与えられたのだ。
あなたは、自分が何をおこなうかを理解していない。今はそれでよいのだ。
この先、あなたは信仰を築き上げ、自らの直感をもとに方向性を定め前進していく。
その先にあるものを見つめることが、その答えを得る術であると理解しなさい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
通信霊が上記に告げた、「筆者に与えられるべきものが与えられた」情報が、No.1~
No.23のような、魂の仕組みと、生まれ変わりの仕組みであり、しかも、「神の計画のもとに」霊信として授けられたのだとしたら、この霊信の告げた内容で、筆者の力で検証できることを、出来うる限りやってみようと決心しました。
2007年1月27日のことでした。
さいわい、筆者は、催眠を道具に、潜在意識の世界を扱う技能を持っていました。霊信の告げたNo.11、No.12、No.15の内容によれば、潜在意識を遡行した先には、それを作り出している「魂の状態」、ないし「魂の表層の前世の者」に行き着くはずです。
こうして、筆者の、魂状態まで遡行させる催眠実験が始まり、約1年半後の2008年の夏に、魂の表層から前世人格を呼び出すことに成功できる、新たな催眠技法がほぼ完成しました。
従来の、筆者がワイス式と呼ぶ「前世の記憶にあるビジョンを想起する」技法とは、前提仮説も催眠技法もまったく異にする新たな前世療法です。魂状態(oul)に接近(pproach)する方法(ethod)によって、魂表層から顕現化する前世人格と対話する前世療法、つまり、SAM前世療法の誕生です。
「SAM前世療法」の名称は、従来の一般の「前世療法」との明らかな相違を認められて、2008年10月第44類の商標登録が認められました。
そして、SAM前世療法によって、2009年5月、生まれ変わりの科学的証拠として最有力とされている応答型真性異言で会話した「ラタラジューの事例」がついに生起したということです。
ネパール人の前世人格ラタラジューは、魂の表層から顕現化した人格であり、しかも、現在進行形の会話をした事実によって、魂表層が前世の者たちによって構成されていること、それら前世人格は魂表層で現在も意識体として生きていることが検証できたのです。この実験セッションの事実は、映像撮影に成功していますから、音声・映像の証拠が残されています。
また、ヤラセ等不正の疑いを持たれないように、大学教授・大学准教授・医師の立ち会いのもとでセッションをおこなっています。世界初の真性異言発話中の撮影に成功したのです。ちなみに、催眠中に前世人格が顕現化し、応答型真性異言を話した事例は、20世紀中に、これまで世界で2例発見されているに止まっています。
この「ラタラジューの事例」の証拠映像が、2010年年8月5日にフジTV番組「アンビリバボー」で、60分にわたって全国放映されています。
こうして、現時点までのSAM前世療法の実践で明らかになってきた、魂と生まれ変わりに関する仕組みは、およそ次のようにまとめられます。端的にいえば、魂の存在と生まれ変わりは事実である、ということです。
 
①魂は二層構造になっている。
②魂表層は前世の者(前世人格)から構成されている。
③魂表層に「現世の者」が存在している。
④魂表層の前世の者たちは、今も意識体として生きており、それぞれの人生で獲得した知恵を交流し、分かち合っている。そして、人生を生きている「現世の者」を守り、支えようとしている。
⑤現世の者は、前世の者たちの獲得しているそれぞれの知恵を分かち与えられている。
⑥現世の者は、一方で、苦しんで孤立している前世の者の悪しき影響を受けている。
⑦現世の者である「私」は、魂表層を構成している一つであり、前世の者たちとともに生きている。
⑧現世の「私」は死後、魂表層を構成する前世の者の一つとなり、表層と内層を合わせた1個の魂全体として次の肉体に入る。これが、生まれ変わりである。こうして「私」は死後も魂表層に生き続ける。
⑨死後、魂表層を構成する一つとなった「私」は、他の前世の者たちと交流し、それらの前世の者たちの獲得している知恵の恩恵によって成長・進化をしている。
⑩ただし、「私」が深く傷ついた人生を送った場合は、他の前世の者たちからは孤立し、その傷の苦しみを新たな「現世の者」に訴え続ける。
⑪魂表層に位置づき前世の者の一つになった「私」は、次の肉体に宿ったとき、新たな人生である現世のありようが分からないらしい。したがって、現世の者を通して学ぶことができないらしい。
⑫こうして1個の魂を暫定的モデルにたとえると、「ミラーボール」のような形態を想像できる。ミラーボール表面に貼り付いている鏡の断片の一つ一つを魂表層の前世人格だと見なせる。
⑬しかし、ミラーボールの内部(魂内層・中心体)が何によって構成されているかは謎のままである。暫定的に、霊界の類魂の分身によって構成されているらしい、と考えている。また、この魂の中心体をハイヤーセルフと呼んでも間違いではないらしい。
以上が、霊信の告げたことを3年あまりにわたって検証してきた結果です。
そして、霊信の告げたNo.1~
No.23のような情報に反する検証事実は現時点では認められません。
ただし、筆者は、この検証結果が真実であるという断定をしているわけではありません。
先行研究がありませんから、SAM前世療法のセッションをとおして手探りでたどり着いた暫定的見解です。
筆者の跡を引き継ぐSAM前世療法の実践者たちによって、現時点の見解の誤りが露呈したり、新たな発見がなされていくことと思っています。
このことこそが、SAM前世療法の創始者である筆者の願いであり、魂と生まれ変わりの探究を志した者の誇りです。

2 件のコメント:

ぼる さんのコメント...

SECRET: 0
PASS:
 ラタラジューの前世記憶を見ると、過去の時代から現代へと、時系列的に見れば過去から未来へという、普段我々が時間を認識するうえで覆しようのない時の流れの中で生まれ変わり現象は生じているように見えますが、たとえば、22世紀の前世としての記憶を持つ人がもし仮にいたとしたら、少なくとも精神世界ではタイムトラベルがあったということになります。こういった事例は前世療法などであるのでしょうか。
 ある解釈によると、人は過去にも未来にも生まれ変わる、通常の時間の概念は当てはまらないということを主張しているようですが、個人的にはやはり転生も過去から未来へという流れに逆らわないでほしいと思っております。人類の過去の歴史を見れば、かなり悲惨なことばかりですから、過去には転生したくありませんね。過去から未来への転生ならば、人間は進化するという流れにも沿っているし、そっちのほうがいいです。

稲垣勝巳 さんのコメント...

SECRET: 0
PASS:
>ぼるさん
私の事例の中には、未来からの転生という人格の顕現化した事例とは今のところありません。
といっても、SAM前世療法を創始してからまだ5年目ですから、総事例数もたかが知れています。
20年近くおこなわれてきたワイス式前世療法で扱う前世の記憶においても、未来に転生していた記憶ということは聞いたことがありません。