2015年8月22日土曜日

2007・1・27M子セッション逐語録の3

    SAM催眠学序説 その65


T:セラピスト稲垣 C:クライアントM子さん
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T:それは彼女が今学んでいるヒプノスクールでも得られていくものでしょうか?

C:それでは十分ではない。
あなたの導きと、もう一人は女性である。
それは昨日M子が会った女性であり、ヒプノセラピストである。
そして、M子は他の者と違い、座ったままの姿勢でセッションするのでなく、身体を横たえる必要がある。
M子の意識がほとんど薄れてきて浮き上がらない状態にしなければ、わたしたちは、わたしたちの言葉を明確に伝えることは難しい。
事実、今M子が、M子の口より発した言葉を、M子は断片的に記憶し、それを引き出し、今回話した内容をすべて記憶していることを後で悟るだろう。
だが、わたしたちが、明確にあなたに語りかけるときは、そうであってはならないのだ。

T:分かりました。M子さんは、さらに深い意識へと入ることが必要ですね。

C:そうだ。

T:では、今日のセッションはここで止めたいと思います。

C:そして、M子の意識が必要条件を満たしたとき、あなたは、あなたの信頼できる者とともにセッションをおこなうのだ。
その者は、セッションの一部始終を見ることになる。
まだ、今の段階で判断してはならない。

T:昨夜の霊信にあった、M子さんの真の霊性を覚醒させるための灯を灯すというわたしの仕事はできたでしょうか?

C:十分だ。M子の傷は、一番初めに癒された傷の影響により、M子は曇らせて物事を見詰める状況が変わった。
その曇りはすぐにではないが、徐々に晴れるだろう。
あなたにとっては、あなたの感覚としての変化があり、そしてあなたは自分の夢を記述する必要がある。

T:でも、わたしは夢の記憶がほとんどないのです。

C:眠りに就く前に、あなたはあなたの魂に語りかけなさい。
そして、自分にまつわる夢を見るのだと祈りなさい。
それが何より必要なことである。
それによって、ガイドだけでなく、あなたの「魂の側面のもの」、それらがあなたに語りかけ始める。

T:あと一つお聞かせ願います。
これはわたしのヒーリングに関する疑問ですが、わたしのヒーリングには、霊界の高級霊が治療霊として寄り集うと霊信で告げられましたが、それは真実だと思っていいのですか?

C:そうだ。
あなたのコンディションに関係なく、それはおこなわれる。

T:おこなう前には祈りを捧げたほうがよろしいのでしょうか?

C:そのほうが繋がりやすくなる。
あなたのこれまでの祈りは不十分とは言わないが、その者だけでなく、あなた自身、そしてあなたを守護する者、神、それらすべてに祈りを捧げ感謝を捧げなさい。
それは、ヒーリングに入る前に次に起こることに感謝するのだ。

T:もう一つお聞きします。
わたしは昨日「レイキエネルギー」を強力に使う人物に出会いました。
「レイキ」と「スピリットヒーリング」とはどう違うのでしょうか。

C:それは異なる。
あなたの癒しは霊的守護の存在から繋がれるものであるが、レイキは別である。
レイキは万能のものとして悟っている多くの者は愚かであり、その癒しをおこなうに当たり、癒しとしてのエネルギーを吸い取っている。
だが、そのエネルギーはどこからくるものか、それらすべてが宇宙から来るものか、なぜ人間が判断できるのだ。
それを宇宙のものとしてはき違えている者がどれほど多いことか。
それは星のエネルギーでもあり、多くの惑星のエネルギーでもあり、植物のエネルギーでもあり、人以外の多くのもののエネルギーであるが、あなた方にそれを説明するには言葉が足らない。
だが、あまりにも多くのレイキをおこなう者がおり、それらの者はそのもののエネルギーを吸い取ってているのだということを理解していない者が多いのだ。
吸い取られるために、そのものは衰弱しているのだという理解をされるまでの知恵が人間にはないのだ。

T:そうですか。
わたしの聞いたレイキエネルギーは、宇宙の生命エネルギーだとされており、無限のものだとされており、あるもののエネルギーを吸い取り、枯渇させるものだとは一切思っておりませんでした。
それは間違いなんですね。

C:その者たちは、それを知らない。
だが、あなたはそれをおこなう者たちに述べてはならない。
あなたは、その者たちとの関係に亀裂を起こさせるであろう。
あなたには亀裂を起こす必要は今はないのだ。
そして、それらは、そのことを理解するための必然である出来事が起こるのだと理解しなさい。
だが、あなたは、レイキは万能のものでないと理解する必要がある。

T:分かりました。昨日の人物は、例えばレイキのエネルギーによって、枯渇したバッテリーの充電ができる、酒の味を変えることができると言っていますが。

C:それはレイキのエネルギーではない。
それは人によるものである。人が想念により地球の磁波を集め充電したのである。
酒の味を変えるのは、そのものの霊体の触発によって起こった反応である。

T:もう一つ聞きます。
わたしがヒーリングをおこなうと、その者の「負のエネルギー」を溜め込むので、それを浄化する方法を霊信で告げられましたが、そうするべきでしょうか?

C:あなたはまだ覚醒したばかりだ。
よってその必要がある。
だが、あなたはそれに慣れていくにしたがって、あなたの身体は自然に負のエネルギーを消化するよう本能が習慣づけられていく。
よって、それを意識しながら習慣的な行動としておこなう必要はなくなる。
M子のこの意識の中で表現するべきことではないため、この説明はこれまでとする。

T:私の手のひらから白い霧状の粒子が放射されているのを見たという三人の霊能者(注:昼間でも霊が見えるという人)がいますが、これは事実ととして受け取ればいいのでしょうか?

C:そうだ。
白いという表現は適切ではない。
それは多くの色彩を含むものであるが透明性があり、そのためにそう取られるのだ。だが、光としての要素は大きい。
あなたの関わっている理沙(拙著『前世療法の探究』でタエの事例を語った脊柱側湾症の女性)の骨も、あなたの癒しによりある程度まで回復がおこなわれる。
その先は完全に癒されるべきではない。
なぜなら、それは彼女の魂の目的でもあるからだ。
完全にそれは癒されるとは、私達は述べていないはずだ。
だが、ある程度までは回復するのだと理解しなさい。
今、M子の両手を持ちなさい。
M子の手から起こる波動をあなたの左手で感じとりなさい。
それを意識して、その脈動があなたの手に刻まれるよう集中しなさい・・・。これよりM子の意識を完全ではないが、M子の過去世で体験した「地球の意識」へと近づける。
あなたは、その左手でそれらを感じ取るのだ・・・。
耳鳴りは、あなたが感じ始めた反応であるととらえなさい・・・。そのまま続けなさい。
そのものを左手でただ感じるのだ・・・。
あなたはすぐに理解を得られることのないものに対し、あせりに駆られる傾向がある。
それを抑え、あなたは少しずつ、一つずつ見極めながら進む必要がある・・・。
眼を閉じ、イメージしなさい。
あなたの眼に地球が映っているのだと想像しなさい・・・。
耳鳴りがあっても、そのまま続けなさい・・・。
あなたは、今あなたのイメージしているものとこの感覚を記憶しなさい・・・。
あなたは地球へと接触するために、これを回想として思い出し、おこない始める必要がある・・・。
注:このあと口調が変化し別の意識が語る)
赤い玉と青い玉が見える・・・。
女の人が・・・持っている。
右手に赤い玉、左手に青い玉を・・・ずっと見てる。
この人に近づいてはならないと言われました。
その姿がはっきりとは見えないのです。

T:今、わたしの両足裏にぴりぴりした感覚があります。
これも、「地球の意識」と関係ありますか?

C:それも、今は言うべきではないと言われました。
あなたは、その感覚を覚えるだけでいいのです。
その反応こそ始まりなのだと、その感覚がないと自分ができていないのだと疑いなさい・・・。
これで十分である。

T:今、わたしに語りかけていらっしゃるのは、どういう方ですか?

C:先ほどまで語りかけていたのは、「あなたを守護する者」です。だが、今M子の口を借りて語っている私は、「M子を守護する存在」です。

注:「地球の意識の脈動」というものを確かに私は感知しました。
M子さんの両手を彼女のお腹の上に重ね合わせ、その彼女の手の甲の上に私の左手を置いて感知しました。
この状態では彼女の心拍は感知できませんし、自分の手の平に私自身の心拍が感知できるはずもありません。しかし、ドックン、ドックンという1秒間隔ほどの力強い脈動が確かに伝わってきました。この脈動感覚は現在も明瞭に記憶されています。
同時にキーンという耳鳴りが高まりました。
霊体験だと言ってよい実に不思議な、強烈な感覚でした。

T:こんな機会はそうありませんから、もう一つだけお聞かせください。
五色のエナジーカラーは霊的なものと関わるものでしょうか?

C:大いに関係がある。
あなたも十分理解しているが、色にはその独自の波動、振動数がある。
すべてのものは同じ意識から生じるものであり、その構成や振動数により、それぞれ物質として存在するのだ。
だが、色と霊的存在の直接的な関係性をここではまだ述べられない。
だが、その関係性について説明する前に、あなたが現実においての、それらの色彩についてより探究しなければならない。

T:M子さんは黒、わたしは赤です。
そして、M子さんはわたしに赤瑪瑙のブレスレットを贈ってくれました。これをわたしが左手に付けることによって、霊性がプラス方向に変化すると考えてよろしいか?

C:そうだ。
そして、あなたは地球へと接触を試みる場合には、左手にそれを載せる必要がある。

T:これ以上のセッションを続行することは、M子さんの脳髄に負担が大きいとわたしは判断しますので、これでM子さんの催眠を解いてよろしいでしょうか?

C:そうだ。

T:ただし、霊信については、これからパソコンで自動書記のおこなわれることを確認したいと思います。
れは許されるでしょうか? 
控えたほうがよろしいか?

C:それは、あなたの望む方に進めばよい。

T:分かりました。
それでは、わたしの中に少し疑念として残っている自動書記を見たいと思います。
M子さんの今の意識のままで霊信が受信できますか?
霊団のどなたが送信してくださいますか?

C:できる。送信はエドガー・ケイシーが適任である。

T:それでは、今日のセッションの意味と、これからの我々が心得るべきことについて、なにとぞケイシーの霊に送信していただけるようにお願いいたします。

(2007・1・27 M子前世療法セッション逐語録おわり)

注:このあと、エドガー・ケイシーと思われる送信霊からの自動書記による送信がおこなわれました。
約10分でA4版2枚分の内容がreal timeでパソコンに打ち込まれました。
その間、M子さんは催眠トランス状態で、開眼している眼は虚ろなまま、しかし指は自動的に滑らかに動いて、途中滞ることもなく文字を打つことを確認しました。
打ち終わったあと、受信中の意識状態を尋ねるたところ、誤字・脱字・変換ミスがあると、霊が「違う」と指示するということでした。
打ち出す文章の意味を意識できる状態ではないということでした。
ほぼ間違いなく断言できることは、M子さんがトランス状態で「自動書記」現象を起こしたことです。
このことから、これまでM子さんから転送されてきた毎夜の 霊信と呼ばれるものについても、意図的創作ではなく、真性の自動書記である蓋然性が高いと判断できると思われました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2007・1・27M子セッション逐語録の3おわり
次回はエドガーケイシー霊を名乗る霊的存在からの自動書記による送信を公開します。

2 件のコメント:

ショウタ さんのコメント...

死後の世界は否定されてしまってますね

http://www.dailymotion.com/video/x2xsvs4_%E6%AD%BB%E3%81%8B%E3%82%89%E8%98%87%E3%82%8B-%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3_school

稲垣 勝巳 さんのコメント...

鬼の首でもとったようなコメントですが、ご紹介の唯脳論一色の、しかも脳が意識を生み出しているという肝心の大前提の実証がまったくない動画の、いったいどこに死後の世界が実証的に否定されているのですか?
きちんと指摘してください。
できないとすれば、ショウタさんの論理的思考力は短絡しているのか、歪んでいるのか、のいずれかです。

そもそも本ブログは死後の世界の実証を直接のテーマにしていません。
生まれ変わりの実証的探究がテーマであり、生まれ変わりの実証事例として2つの事例を提示して具体的に論証しています。
反証可能性にひらかれています。

ラタラジューは100年以上前に死んでいます。脳を含めて彼の肉体は完全消滅しています。
にもかかわらず、ラタラジュー人格がセッション中に顕現化しています。
この意識現象は、動画で説明されている唯脳論では説明不可能です。

脳の消滅後も、人格・個性・記憶などの要素を保って存続する意識体(いわゆる魂と呼ばれるもの)が、肉体(脳)とは別に存続する、という想定以外の説明ができますか?
死後の世界という表現を用いれば、ラタラジューの人格を保った意識体が、死後100年以上の間、消滅することなく、どこか(おそらく死後の世界)に存在していたということでしょう。

生まれ変わり(死後の世界)を否定したいのであれば、「ラタラジューの事例」についての具体的反証をあげて論破してごらんなさい。
それ以外に生まれ変わりを否定する方法はありません。