2015年8月9日日曜日

第16霊信の公開  2007・1・27M子セッション逐語録の1

   SAM催眠学序説 その63


第16霊信は、自動書記として告げられたものではありません。
M子さんとの前世療法セッションの逐語録です。
このセッション中に、私の守護霊、M子さんの守護霊、エドガーケイシーの霊が交互に憑依し、霊信を告げるという現象が生じましたので、このセッションそのものを第16霊信として扱っています。
3時間にわたったセッションですので、3回に分けて公開していきます。

以下の逐語録中の符号は、T:セラピスト稲垣、C:クライアントM子
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T:あなたは、このセッションで、あなたにこれまで何度も接触をし、でも向き合うことを拒否してきた霊的存在に出会い、あなたの魂の傷を癒さなくてはなりません。この次元で、その存在があなたの前に姿を現していますよ。どんなふうに、何が見えますか?
 

C:左胸に刀が刺さっています。
 

T:じゃあその刀を抜いてあげましょうか。抜いてあげなさい。その存在は苦しんでいますか? 助けを求めていますか?
 

C:いいえ・・・(泣きながら)・・・その刀は私が刺したものです。
 

T:刀を抜いて心からお詫びしてあげませんか。どういう事情で何があったんでしょう。3つ数えますと、だんだんはっきり甦ってきますよ。1・2・3・・・。さあ、お話できますよ。
 

C:・・・秘密を守るためです。
 

T:あなたが刺した相手は男性ですか、女性ですか?
 

C:男性です。
 

T:どんな秘密ですか? 語ることができますか?
 

C:わたしとその人の子どもを、わたしが殺しました。(泣く)
 

T:母親のあなたが我が子を殺したのですか。それが秘密ですか?
 

C:分かりません。
 

T:それを相手の男性が知ったから殺したのですか?
 

C:違います。殺さなければならなくなったから・・・。
 

T:相手の男性は殺されることが分かっていたのですか? それとも突然殺したのですか?
 

C:わたしが刀を握りしめて立っているのを彼が見て、それでも・・・彼は逃げませんでした。
 

T:そうすると、あなたが刀で刺すことが分かっていても、彼は逃げなかったわけですね。それは、あなたを愛していたからですか?
 

C:はい。
 

T:それがあなたの魂の傷になりましたね。
 

C:ワアーアアアア・・・(泣きじゃくる)


T:そうやって、あなたの流す涙が相手を癒すことになりますよ。
泣くことはちっともかまいませんよ。
泣くことで、あなたの魂の表層の傷も癒えていくことになりますからね。
その相手の魂は現世のM子さんに接触しているということは分かりますね? 
その人ですね?
 

C:はい。(泣きながら)
 

T:彼の魂を癒しましょう。
あなたの本当に申し訳なかったという涙で、彼は随分救われたと思いますよ。
彼の魂は見えませんか?
 

C:(泣きじゃくって)彼は死を・・・受け入れたときから・・・わたしを許していました。でも、わたしは自分が許せなくて・・・誰よりも分かってくれた人なのに・・・。
 

T:あなたが裏切ったのですね。
だから、彼の魂はあなたを求め続けて、あなたに夢で接触していたのですね。
それがよく分かりました。
今あなたは泣いています。
その涙は真実の涙ですよ。
彼の魂を癒しています。
ここで、あなたのお詫びの真心の言葉があったら伝えてあげなさい。
それが一番彼の魂が慰められて、行くべき所に行くための癒しになります。
どんな言葉をかけてあげますか?
 

C:(泣きながら)どのような償いも・・・あなたの死と釣り合うものは・・・ありません。分かりながらも・・・何度も近づいてきたあなたに合わせる顔がなくて・・・ウッウッウッ・・・・(嗚咽が止まらない)。
 

T:それで拒否していたのですね。
だから、彼は何度も何度も、あなたのその言葉を聞きたくて近づいてきたことも分かりましたね。
彼の存在がはっきり分かりましたね。
 

C:はい。(泣き続けて)
 

T:彼もこれで満足したと思います。あなたの流した涙で、きっと彼の魂の傷も癒された思います。彼はこれで光の世界へ行くことができると思いますよ。
 

C:はい。(泣きやむ)
 

T:いずれあなたも光の世界へ行きます。
そこで彼と再会がきっとできると思います。
 

C:その前に彼は旅立ちます。
 

T:旅立ちますか。生まれ変わりをしますか?
 

C:はい。
 

T:あなたも、生まれ変わりをしますか?
 

C:わたしはできません。
 

T:今度は、あなたが彼を守護する存在になるかもしれませんね。
 

C:その必要はありません。
 

T:なぜですか?
 

C:彼は、私の子どもとして生まれ変わります。
 

T:そうすると、現世のM子さんはまだ結婚していませんが、であるなら、今彼の魂にそのことを伝えて、M子の子どもとして生まれ変わると告げてあげなさい。
酷い仕打ちを十分に償うだけの愛情を注いで育て上げるから、もう少し待って下さいと伝えてあげなさい。
 

C:彼は全部分かっています。
 

T:そうですか。
あなたは、今彼の魂と出会っていますね。
彼はそのことを納得してくれましたか?
 

C:はい。
 

T:じゃあ、もうあなたに正体も分からないままにして接近することはないでしょうか?
 

C:これからは、わたしの傍でわたしの進む道を見詰めます。
 

T:そうですか。よかったですね。
これであなたが悩まされ続けてきた訳の分からない存在ははっきり分かりましたし、罪の償いの涙を流しましたし、これであなたの魂の傷の一つは消えましたね。
 

C:はい。

注:初めて会ったM子さんは、ごく普通の、明るい話ぶりの娘さんでした。

彼女が霊媒であることがそぐわない感がありました。
ここで私は、セッション中の彼女 の語る言葉と、霊信の内容との整合性を確認する質問をしています。
第1霊信で稲垣もM子も現世が最後の生まれ変わりであると告げられていましたから、「あ なたも生まれ変わりをしますか?」と聞いたことです。それに対して彼女は、ためらわず、「わたしはできません」と答えています。
矛盾はありませんでした。
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セッション逐語録の2へつづく 

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