2014年3月7日金曜日

SAM前世療法の成立 その53

総括その14 私あて霊信の検討 その2
第1霊信の2日後、第2霊信が2007年1月14日の早朝5時23分に着信しています。
第2霊信で通信霊は次のように告げてきました。
【第2霊信の抜粋】2007.1.14 5:23着信

稲垣を守護する霊的存在は、生前の私を守護していた存在であり、それよりも以前に多くの偉大なる者たちを守護していたものである。
だが、稲垣にはまだ打ち明けるべきではない。
それは、彼を疑いの思考へ誘う種となるであろう。
だが、ここで私があなたと稲垣に伝えるべきことは、私があなた方を繋ぐ理由である。
私は生前あなたとしての素質を持ち、稲垣の進むものと類似する方向性を持つ者であった。
そのため、私はあなた方を繋ぐものとして接触しているのだ。

第1霊信で、送信霊は「私はあなた方を繋げるものである」と告げてきました。
さらに、第2霊信でも「私があなた方を繋ぐ理由である」と告げていることから、この二つの霊信の送信霊は同一の霊であると思われます。
そして、この送信霊は、生前「M子さんの素質」つまり、霊媒(チャネラー)としての素質と、「稲垣の進むもの」と類似性を持つ者つまり、催眠に関わる者であったと告げています。
死者の中で、そのような霊媒の素質と催眠両方に関わって有名な人物は、エドガー・ケイシーしか私に思い浮かぶ名前はありませんでした。
もし、エドガー・ケイシーであるとすれば、ケイシーの守護霊は、ケイシーの死後、私を守護しているということになります。
このことを確かめるために、私は、同日1月14日21時ころエドガー・ケイシーの没年を調べてみました。
果たしてケイシーは、私の生まれる三年前に死亡していることが分かりました。
したがって、この第2霊信の送信霊が、生前のエドガー・ケイシーだと想定しても矛盾しないことになります。
そして、このことを確認した90分後の同日1月14日22時48分着信の第3霊信で、次のような驚くべきことを言ってきたのです。
【第3霊信の抜粋】2007.1.14 22:48着信

あなたは、今語りかけている私が、エドガー・ケイシーを守護していたものと考えている。
その真偽を自分の中で晴らすため情報を集めた。
だが、そんなことをして何になる?
だが、私があなたに「そうではない」と言えば、それは事実とは異なるものとなってしまう。

この送信霊は、言い回しから考えて、生前のケイシーを守護し、現在は私の守護をしていることを認めています。
つまり、この第3霊信の送信霊は、私の守護霊ということになります。また、この結果、第1・2霊信の送信霊は、ケイシー霊ということになります。
ところで問題は次の事実です。第2霊信は、2007年1月14日5時23分に受信者M子さんから私に転送されています。
私がこれを読み、ケイシーについて情報を集めたのは同日の21時頃でした。
そして、第3霊信は同日22時48分に転送されています。
つまり、この送信霊は、私の90分ほど前の、エドガー・ケイシーについての情報収集行動をずばり指摘してきたことになるわけです。
もちろん、私がケイシーについて調べたことをM子さんは知りません。
また、彼女は、自分には透視能力(ESP)がないと証言しています。
これらの事実を考え合わせて、第1・第2・第3霊信という超常現象の解釈の可能性を考えてみると、
①第3霊信が、もしM子さんの創作であるとすれば、彼女には透視能力があって、私の行動を透視した上で何故かそれを隠し、霊信の体裁をとって転送してきたことになります。
②または、当てずっぽうの霊信を創作したのが、まぐれ当たりしたかです。
③そうでないとすれば、そしてM子さんの透視能力がないという証言を信じるとすれば、つまり送信霊(稲垣の守護霊)の実在を認めるとすれば、送信霊は私の行動をどこからか監視していたことになります。
結局、第7霊信(2007.1.18 22:28着信)に至って、送信霊は、「私はエドガー・ケイシーである」と名乗りました。
さらに、「何故今回の霊信で私が役割を担ったのか説明しよう。私はより新しい意識である。それにより、あなた方に近づきやすい状況を作り出すことができる。そして、より明確に情報を伝えることができる」と送信してきた理由を告げています。
したがって、第1・第2霊信の送信霊は、エドガー・ケイシーの霊であることになります。
また、第8霊信(2007.1.20 1:01着信)で、「私はエドガー・ケイシーではない。彼を守護する者であり、あなたにつながる者である」と、私の守護霊からの霊信であることを告げています。
したがって、第3・第8霊信は、私の守護霊からのものであることになります。
霊信受信者であるM子さんに、透視能力(ESP)がないことが証明できれば、これら霊信は本物であり、送信霊の実在を示すと考えても矛盾はないように思われました。
それにしても、よりによってエドガー・ケイシーの霊が送信してくるなどということは俄に認めがたい、というのがこの時点の率直な感想でした。
(その54へ続く)

19 件のコメント:

みなもと さんのコメント...

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稲垣さん
コメントさせて下さい。
輪廻転生が過去から未来に流れる一直線上の時間の中で起きている経験と考えるのは、観念上の錯誤だと思います。
未来生が一つ前の人生であることも有り得ると、アクアヴィジョンアカデミーの坂本政道さんなどは、本人の体験から言っています。
所謂、パラレルワールドの概念です。
ですから、“過去世” という表現より、“過去生” と表現する方が、より適切なんだそうです。
気が付き始めているひとが多くなってきていますが、“時間” といものは本来存在しないものです。
時間が “在る” と思い込んでいるだけです。
科学的な証拠は出せませんが、自身の身体的感覚から、“そういうものだ” と思っています。
先日、横浜で稲垣さんのドキュメンタリー上映会を観ました。
これはこれで素晴らしい研究内容だと思います。
科学的アプローチで臨む姿勢は評価されるべきだと思いますが、何処まで行っても科学で検証できる事象では無いと個人的に思っています。
輪廻転生を “そういうものだ” と思っている個人の主観的な認識があるだけだと考えれば、科学的な証左はいらないのです。
普遍的な科学には成りえないのです。
でも私は信念していますよ、稲垣さんが研究してきている “それ” を。

ニューポン太 さんのコメント...

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生まれ変わりがあるなら前世と来世の人の性格は同じなのですか?
魂が同じだから違う訳がない、しかし普通の常識で全く同じ性格の人間なんて存在しない
この矛盾はどう説明できるのですか?

稲垣勝巳 さんのコメント...

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私の立場は、SAM前世療法で確認できた生まれ変わりや魂の実在を示す「事実」を、丹念に累積することです。探究の手段と範囲を限定し、錐の先で揉み込むように探究を進める。こうした態度に徹することが私の「学問的禁欲」です。こうして確認し、私の提示した事実をどのように受け取り、どのような観念を持たれようが全く個人の自由です。
ニューポン太さんのご質問については、このブログに記述してあるSAM前世療法の作業仮説のうち「魂の二層構造仮説」を読んでいただければ、回答は出てきます。矛盾などありません。

みなもと さんのコメント...

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稲垣さん
一応、私のコメントに対しても返信を頂けたものと受け取らせて頂きます。
私は決して稲垣さんの輪廻転生の事実探求を批判したいわけでは有りませんのであしからず。
++++++++++++++++++++++
真理を発見したと考えるものは独断論者であり、
真理は理解できないと考えるものは観念論者であり、
更に探求を続けるものは懐疑論者である。
++++++++++++++++++++++
稲垣さんの活動自体は応援をしていますから。
これからも頑張って下さい♪

ニューポン太 さんのコメント...

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唯物論者からの反論です
『命の本体がこの宇宙とは違う時空間(*)に存在しているのではないかという考えは「脳(ラジオ)は魂(高次元の放送局)の受信機」という考えと似ていると思います。しかし、決定的に違うことは、私がいわゆる「魂」という何かの存在を想定しておらず、細胞の一個一個に「命」があって、その命は生命の本体から枝のように伸びて細胞に物理的に繋がっていて、その命によって細胞が形成されると考えていることです。これを魂に例えて言うなら、魂と肉体は別々のものでなく一つの物理的な実体であるという考えです。だから死んだ後で魂だけが存在するという事は無い、あり得ないと言うのです。』と言います
ボク的には細胞の一つ一つが個々の命の生き物という考えを考えていませんでした
そう考えたら人間、生き物は細胞の一つ一つで成り立つので魂の存在が否定されてしまうように感じます
ボクは魂の証明を期待している、信じたい懐疑派です
なので肯定派の理論に喜んでいる一方否定派にも耳を傾けています

稲垣勝巳 さんのコメント...

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私の守備範囲は、SAM前世療法で確認できた生まれ変わりや魂の実在を示す「事実」を、丹念に累積することです。その累積してきた事実の一つが、応答型真性異言「ラタラジューの事例」です。この事例を、魂と呼ばれる死後存続する意識体を想定しないで唯物論で説明できるでしょうか?

ニューポン太 さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
一体「記憶」や「意識・心」とは何だと思いますか?
脳科学の記事では脳から人の心を読み取ったり記憶をコピーしたりできる機械が開発されたなどありますがこれらを見ると心身二元論が考えられません

稲垣勝巳 さんのコメント...

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一体「記憶」や「意識・心」とは何だと思いますか?
このような大問題の回答の持ち合わせはありません。分からないのです。私の守備範囲を逸脱しています。また、抽象論に拡散してしまいます。
私の提示している、たとえば「ラタラジューの事例」のような生まれ変わりの具体例について、唯物論からどのような具体的な反証ができるのでしょうか? 
実りある議論のためには前提と限界を明確にすることが原則です。それなくしては地に足のついた議論にならず、空中戦に終わってしまいます。こうした空中戦の議論は、私のもっとも忌避するところです。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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追加
仮に、脳から人の心を読み取ったり記憶をコピーしたりできる機械が開発された(私はそのような情報を知りませんが)とすれば、画期的なことですね。警察が黙秘する容疑者の脳内の情報を探るために利用することになるでしょう。
こうした機会が開発され、脳内のどこかにある情報を入手できたにしても、そのことがただちに脳が意識を生み出している証拠にはなりません。「脳が記憶を保存している」ことが確認されただけのことです。脳が確かに「意識を生み出している」、つまり、意識は脳の付随現象である証明ができて、心・脳の二元論は否定されます。

ニューポン太 さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
「脳が記憶を保存」していると分かったら脳が壊れ無くなったら記憶が消えますよ
ゲームが壊れたらセーブデータも消えるように…

ニューポン太 さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
「脳が記憶を保存する」と証明されたら脳が壊れ無くなったら(死んだら)記憶は残りませんよ
ゲームが壊れたらセーブデータも消えるように

ニューポン太 さんのコメント...

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 確か、はじめポン太で書いていて、その後ニューポン太に変えたものですが、いい加減人のハンドルで投稿するのはやめにしませんか。
 あなたがどういう信念を持ち、どのような質問をするのも自由ですが、いい加減人のハンドルばかり使われるのを見ると嫌気がさしてきます。
 マナーとかエチケットという言葉をご存知ですか。人に成りすましてこのような行為に及ぶのにはいったいどのような理由があるのでしょうか。
 
 何を書いても責任はご自分では取らないおつもりですか。私に押し付けるつもりですか。さすがにそれは、卑怯ではないでしょうか。

ニューポン太 さんのコメント...

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 まあ私に成りすましているのが前回と同じ人物かはわかりませんが、ただ、何回も自分のハンドルを勝手に使われて自分が書いたものでもないことが私名義で書かれているのを見ると、大変不愉快です。
 私はAmebaのコメントシステムがどのようなものかはよくわからないですが、たとえばこういった成りすましを防ぐような手立てはないのでしょうか?
 
 これでは、次に私がまたハンドルを変えたとしてもまた勝手に使われて書き込まれてしまいますので、ブログ主の方で設定など変えることができましたら、勝手に他人のハンドルを使用できないようにするとか、そのような手立てはないものでしょうか。
 彼(だと思うが)の行為は明らかに常識に外れているものです。これでは、何を書き込まれても私のせいにされてしまう恐れがあります。とてもではないが、そのような行為は私には見過ごせません。
 ブログ運営側とも一度ご相談いただき、何か手段があるのであれば講じていただきたく存じます。

イエス さんのコメント...

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>ニューポン太さん
すみませんでした

稲垣勝巳 さんのコメント...

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SAM前世療法の作業仮説には「霊体仮説」があります。霊体に意識・潜在意識が宿っている、とする仮説です。脳は霊体の持つそれらの情報を写し取り、データ管理していると考えています。したがって、物質である脳が消滅しても、非物質である霊体は消滅することはなく、したがって生前の記憶や個性は死後存続すると考えています。この霊体仮説については、すでに述べています。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>ニューポン太さん

稲垣勝巳 さんのコメント...

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SAM前世療法の作業仮説には「霊体仮説」があります。すでに述べていますから、これを再読してください。この作業仮説によって、生前の記憶・個性などは死後存続すると考えることができます。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>ニューポン太さん
SAM前世療法には「霊体仮説」があります。すでに述べていますから再読してください。この霊体仮説によって、生前の記憶・個性などは脳の消滅後も死後存続すると考えています。

イエス さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
もし霊魂があるとすれば最近脳科学で言われてる自由意志かは無いという仮説は間違えという事ですか?