2018年10月10日水曜日

SAM催眠学序説 その118

医学では説明できない先天性皮膚疾患の治癒事例

 

 ー生まれ変わり仮説の証拠としての先天性皮膚疾患の治癒事例ー


ここに紹介するSAM前世療法による先天性皮膚疾患の改善事例は、生まれ変わりの存在を示唆するきわめて重要な事例です。

それは、前世人格の、皮膚病に罹患し命をなくした苦しみの訴えが、生まれ変わりである現世の者の手のひらの医学的原因不明の先天性皮膚疾患としてあらわれ、魂表層から顕現化したそれに関わる前世人格にはたらきかけた結果、肉体的治癒が起こったと判断することが妥当だろう、ということが一つあります。

この事例に類似した前世人格へのはたらきかけによって、医学的所見のない心臓・背中・足の甲、頭痛などの特定個所の先天性疼痛と考えられる疾患の改善が、これまでに4事例起こっています。
また、首筋にあった細い帯状の軽度のケロイド状母斑が、ほぼ消えた事例が1事例あります。

しかしながら、痛みの改善については、その真偽の判断をクライアントの報告に頼るしかなく、確たる客観的証拠を示す実証ができませんでした。


ここに紹介する事例の貴重な点は、セッション前の手のひらの皮膚疾患状態と、セッション後の治癒経過の状態が4枚の証拠写真によって客観的な確認ができたことです。

前世人格の肉体的症状が、生まれ変わりである現世の者の先天性肉体的症状としてあらわれることがある、という実例であり、しかも、当の前世人格に対するはたらきかけによって
症状が治癒したという現象は、生まれ変わり仮説の証拠としてきわめて貴重な事例です。

こうした、前世人格の影響による肉体的疾患が、前世人格へのはたらきかけの結果、治癒したという客観的証拠を提示した事例報告は、私の知る限り目にしたことはありません。

あとで紹介しますが、イアン・スティーヴンソンの著作『生まれ変わりの刻印』(笠原敏雄訳)は、前世人格の影響による、母斑や先天性欠損という肉体現象を取り上げ、検証をしていますが、顕現化した前世人格に直接はたらきかけ、その結果による先天性疾患などの改善事例は述べられていません。
 
イアン・スティーヴンソンは、前世記憶と合致する、肉体に刻印された肉体現象の諸事例を検討した結果、SAM催眠学の定義する「魂」と同義の「心搬体」を想定せざるを得ない、という帰納法による見解を述べています。

SAM催眠学は、前提仮説として「魂」の存在を想定し、その魂表層に存在している前世人格によって、肉体に刻印された先天性疾患が起きている可能性を探ることをもって、魂と前世人格の存在を証明するという演繹法を採っています。

 アカデミックな生まれ変わりの研究者と、SAM前世療法の臨床実践者との違いが、帰納的手法と演繹的手法の違いになっていますが、めざすところは同じです。
 つまり、生まれ変わりと魂(心搬体)の存在を証明することです。

顕現化した前世人格への直接のはたらきかけによって、先天性疾患の改善が起きたという、その意味では、ここに紹介する改善事例は、公開された世界初の事例かもしれません。

もう一つは、SAM催眠学の「霊体仮説」の検証事例として判断できるのではないかという点で重要だということです。


 「霊体仮説」とは、私あて霊信の告げたことをSAM催眠学でそのまま採用したものであり、私の独創ではありません。

①霊体には魂表層の前世の者たちが生み出している意識・潜在意識魂が宿っている。
霊体を感知できる人には肉体を包み込んでいる霧状のオーラとして色が見える。
ちなみに私は、4名の人からそれぞれ同色のオーラの色を指摘されている。

②意識の宿る霊体と肉体の間には密接な相互影響関係があり、そのため、霊体に宿る前世人格の意識が、心理的影響、まれに肉体的にも影響を与えることがある。

という仮説です。

まずは、このクライアントから届いた二通のお礼メールと添付されてきた証拠写真を公開します。
下記メールと証拠写真の公開に当たっては、クライアントの了解を快くいただいています。
公開を快諾してくださったM男氏にはこの場を借りてあつくお礼申しあげます

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【第1信メール】(注:ゴチック体部分は私の判断で書体を変換しました)


今年(注:2018年)の4月1日にSAM前世療法セッションを受けたM男(注:神奈川県在住49歳、仮名) です。

セッションを受ける最大の目的は、幼少期からの原因不明の両手のひらに出る皮膚のトラブルでした。物心ついた時から症状が出ていたのでもう50年近く経ちますが、
これだけ医療が進んでも治ることはありませんでした。

しかしセッションを受け、結果的に顕現化した前世人格からの影響があることがわかり、本当に驚きました。

・10世紀、イングランドの王妃もしくは貴族の女性。
・霊能力があり魔女扱いを受け幽閉された。
・幽閉生活の栄養不足と劣悪な環境などからひどい皮膚病を患って死亡したが、苦しみをわかってほしいと訴え続けている。その訴えが、手のひらの疾患となって現れている。

催眠術というものははじめての体験だったので半信半疑でしたが、
セッションが進むにつれ自分の理解を超える出来事に衝撃を受けました。
当日は、その顕現化した前世人格の語った出来事を、得心をもって理解し、先生の癒しの波動を受けたわけですが、やはり治癒の証明ができないことについて全面的に信用はできず、わずかながらの疑いは持っていました。
実際、セッション直後には劇的な変化が見られませんでした。

ところが、あれから約6ヶ月が経過しますが、皮膚のトラブルが日に日に消えていき、
今(9月26日現在)ではすっかりなくなってしまいました。

実際、2ヶ月くらい経ったころには明らかな改善を感じました。
ただ、時期によっては症状が出ないこともあり、もしかしたら今が調子のいい時期なのかもしれないので、1年間は様子をみないと結果は判断できませんが、感覚としては確実に良くなったと思っています。

魂表層から皮膚疾患に関わる前世人格として顕現化したのは10世紀の女性でした。
10世紀と言えば900年代なので、もう1000年以上も苦しんできたわけです。
それが一瞬で消えるとも思えないので完治に時間がかかるのは仕方ないと考えていましたが、50年近く付き合ってきた原因不明で治らないと言われた皮膚疾患が、6ヶ月という間に治ってしまったというのは本当に不思議でなりません。
これは実際に自分で体験したことなので事実でしかありません。

思い切って先生のセッションを受けて本当に良かったと思っております。
どうもありがとうございました。
また経過についてご報告させていただきたいと思っております。

【第2信メール】 


セッション前とセッション後の経過を証拠写真にしてありますので参考までに添付しました。


下の症状の写真0326はセッションを受ける直前です。(3月26日、セッション6日前)
本当に手のひらの皮膚は、醜いほどのボロボロ状態でした。
            
       【セッションの1週間前、2018年3月26日の写真】



4月にセッションを受けた後は、すぐには変化が見られませんでした。
ですが2か月ほどすると徐々に変化を体感できるようになりました。
               
       【セッションの約3ヶ月後、2018年7月20日の写真】
上の写真3ヶ月余では0720のような状態にまでなりました。(7月20日時点
その時は「これぐらいまで良くなれば我慢できるから充分」と思っていました。
(実際に0720状態でも以前と比べれば症状が軽いレベルです)
そのあとは加速的に治っていって、下の写真0904に至ります。9月4日時点です。

       【セッションの約5ヶ月後、2018年9月4日の写真】

現在(9月26日時点)では下の写真0926のように、完全に跡形もなくなりました。
               
       【セッションの約6ヶ月後、2018年9月26日の写真】

季節の変わり目が特にひどくなる時期なのですが、
今のところまた発症するのではないかという不安はありません。
完治した気がしています。

SAM前世療法という一般に受け入れ難い怪しげなセラピーにお金を支払ったと聞けば、「バカバカしい」とか「騙されてる」とか思う人がほとんどかもしれません。
前世があるという暗示をかけて潜在意識(前世人格)をコントロールされたと言われれば
それを肯定も否定もできません。

先生がおっしゃるように、この写真と体験談をもって科学的な証明とは言えませんが、
実際に医学が発達した今でも治せないと言われ、40年以上もの間ずっと出ていた症状なのに、稲垣先生のたった1回のセッションで症状が出なくなったのは事実です
理屈では起こりえない治癒が実際に起こり、長年の悩みが半年のわずかな時間で解消してしまったことは説明ができません。

SAM前世療法というものを知ったとき、少なからず自分の前世に興味が湧きました。
ですが前世での人生や出来事を知った今、過去の思い出の一部のように「そんなことがあったかなぁ」程度の感覚でしかありません。
ただ、自分の前世の出来事も背負った上で、今の自分があるということを強く認識しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(報告メールおわり)

生まれ変わりの先駆的研究者イアン・スティーヴンソンの著作に『生まれ変わりの刻印』春秋社、1998があります。
内容は、母斑(あざ)や先天性欠損の原因と生まれ変わりとの関係性を示す、112の事例とそれらを諸証拠写真を提示して実証研究した著作です。
残念ながら、現在この本は絶版となっていますので、表紙の帯の記述を紹介してみます。

再生研究の究極の達成。前世の記憶と一致する母斑や先天性欠損。二千数百におよぶ再生例を収集した世界的権威が、その中でも身体の特異という客観性の高さによって再生仮説を強力に支持する112の事例を紹介する」 (注:ゴチック体部分は私の判断で変換)

この著作の中で、
死後にも存続する人格が、その後に生まれる子どもの外観に影響を与える場合のあることを示す証拠を、母斑と先天性欠損が提出するために重要・・・」前掲書P.4、

母斑と先天性欠損が客観的証拠になることであり、肉体を持たない人格が、その後に生まれる子どもに影響を与えるらしいことが分かることであり・・・」前掲書P.5、
と述べています。

要するに、前世人格が、自分の生まれ変わりである現世の者に、自分の存在を示すような母斑や先天性欠損という肉体的影響を引き起こしている可能性を強力に示唆しているのではないか、という指摘をした研究内容です。

この、前世人格からの現世の者に対する肉体的影響力がありうる、という仮説を受け入れるならば、50年近く原因不明で治らないと言われた皮膚疾患に悩んできたクライアントM男氏の皮膚疾患も、先天的なものと判断することは妥当だと思われます。

つまり、顕現化した「10世紀イングランドの王妃もしくは貴族の女性で、霊能力があり魔女扱いを受け幽閉された結果、栄養不足と劣悪な環境からひどい皮膚病を患って死亡し、その苦しみをわかってほしいと訴え続けている」前世人格の影響だと判断してよいと考えられます。

前世人格の顕現化(自己内憑依)現象については、応答型真性異言「ラタラジューの事例」で証明されていると考えています。下記のような事実が確認されているからです。
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魂表層から呼び出され、里沙さんに顕現化した前世人格ラタラジューは、セッション中にネパール語話者カルパナさんと、ネパール語で次のような現在進行形でのやりとりをしています。

里沙:Tapai Nepali huncha?
  (あなたはネパール人ですか?)

カルパナ: ho, ma Nepali.
   (はい、私はネパール人です)

里沙: O. ma Nepali.
   (おお、私もネパール人です)

つまり、前世人格ラタラジューは、現在進行形でただ今、ここにいる、ネパール人カルパナさんに対して、「あなたはネパール人ですか?」と、明らかに、ただ今、ここで、問いか け、その回答を確かめているわけで、「里沙さんが潜在意識に潜んでいる前世の記憶を想起している」という解釈がすでに成り立たないことを示しています。

ラタラジュー人格 は、現世の里沙さんの身体(発声器官)を借りて、自己内憑依して、自己表現している身体を持たない意識的存在です。
里沙さんは、カルパナさんとラタラジューのネパール語会話の媒介役として、つまり霊媒的役割としてラタラジューに身体を貸している、とそういうことにほかなりません。
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さらに補足すれば、前世人格のタエとラタラジューの再顕現化実験の際、泥流を飲んで溺死したタエの場面では里沙さんに激しい咳き込みの発作現象が再現したこと、ラタラジューが毒殺された苦しみの場面では胃部の外部観察できる明らかな痙攣発作現象が再現したことを複数のセッション見学者が確認しています。

こうした催眠中の発作的、反射的肉体現象を、意図的に演技できるはずがありません。
前世人格からの現世の者に対する肉体的影響力がありうることの実証です。

これまで述べてきたように、前世人格からの現世の者に対する肉体的影響力がありうるという現象を、前ブログ「その117」で紹介した「量子脳理論」、「形態形成場仮説」、「thought bundle説」など、生まれ変わり否定論の諸説で説明はできません。

これら唯物論諸説は、「前世の記憶」を対象に、生まれ変わりのないことを、唯物論で説明しようとするもので、「前世の記憶」ではなく、「前世人格の影響であると考えられる肉体現象の事実」を前にしては適用できるはずもなく、生まれ変わり否定論の唯物論諸説が破綻していることはすでに明らかです。

あるいは、「一見科学的な装いをまとった退行催眠によってもたらされるのは錯覚や間違ったイメージでしかありません」、「前世療法は百害あって一利なし」といったスピリチュアリストからの十把一絡げの誹謗も、極端な一般化による、SAM前世療法を知らない論者の、粗雑な誤解・偏見であることが証明されたということです。

M男氏の皮膚疾患改善の事例に疑義があるとすれば、セッションから改善があらわれるまでに3ヶ月のタイムラグがあり、この間に、改善に結びつく何らかの薬物の使用、あるいは食事療法、放射線治療などがなされ、それを隠しているという疑いでしょう。

あるいは、癌の治癒で報告されるような、たまたま自然治癒が起きたに過ぎないという解釈でしょう。

さらに疑えば、治癒に至るまでの証拠写真にトリックがあるという疑いでしょう。

しかし、M男氏の文面を読めば、そうした隠し事や偶然性やトリックがないことは明白です。
また、そうした隠し事やトリックをしてまで、私にお礼メールを届けてもM男氏に何の利得もありません。

また、50年近くにわたる医学的治療が無効であったにも関わらず、理由のない偶然の自然治癒が起きた、とは考えられないでしょう。
M男氏には、セッションによって治癒が起こった、という因果関係の確かな自覚があるわけですから。

もう一つの可能性は、M男氏の考えているような、「前世があるという暗示をかけて潜在意識(前世人格)をコントロールされた」結果によるプラシーボ効果だという医学的解釈もありうるでしょう。

しかし、プラシーボ効果によって、50年近く治癒しなかった皮膚疾患が消失するとはきわめて考えにくいと思います。

巧妙な催眠暗示によって、架空の前世人格を顕現化させ、そのプラシーボ効果によって疾患の治癒が可能であるとすれば、これまでに「前世プラシーボ療法」なる画期的心理療法が考案されていてもいいはずですが、そうした心理療法の存在を、私はまったく知りません。

それに私は、前世人格の顕現化に際して、「要求特性」がはたらき、クライアントが架空の前世人格を創作するようなおそれがある催眠暗示を極力避けることにしています。

創作された架空の前世人格によって、改善効果が生じることは考えられないからです。
M男氏は「セッションが進むにつれ自分の理解を超える出来事に衝撃を受けました」と述べていますから、彼が架空の前世人格を創作したことは、まずありえないでしょう。

そして、50年間近く悩まされ続け、医学によっては治らないとされてきた先天性皮膚疾患の治癒が、前世人格へのはたらきかけによって起こった、という状況証拠でもって、顕現化した前世のイングランド女性が実在していたはずだ、と認めることは妥当だと思えます。

筋金入りの懐疑主義者なら、あまりにもよくできた話なので、私のヤラセ、あるいはすべて創作のインチキだと言い出すかもしれません。
こうした、私やM男氏の人間性まで疑うような懐疑主義者には、もはや付ける薬はありません。

もちろん、M男氏からの2通の電子メールは保存してあり、M男氏も実在していますから、検証してもらえば、こうしたインチキの疑いを晴らすことは容易なことです。

ほんとうに「事実は小説よりも奇なり」なのです。

ちなみに、M男氏は会社員であり、社内の新人教育担当を任されている中間管理職の立場を、そうだろうなと思わせるだけの、篤実な人柄の印象を与える人でした。

さらに言えば、M男氏は、健全な懐疑精神と実証精神をお持ちのリアリストであり、だからこそ、実体験されたセッション効果の真偽検証のために、患部の改善経過を証拠写真として撮影されていたのだと思います。

いずれにせよ、M男氏の先天性皮膚疾患の改善事例、冒頭で述べた5例の改善事例、里沙さんの前世人格顕現化による肉体反応現象などは、SAM催眠学の提唱している作業仮説によって、整合的説明が成り立ちますので、生まれ変わり仮説を強力に支持している具体的証拠事例だと判断できると考えています。

さて、「生まれ変わり」や「魂」についての真偽問題ついての、私の見解はたいして重要ではありません。

私の実証的探究の公開目的の第一義は、できる限り確実な客観的証拠を示すことにあり、私が催眠臨床で実体験してきた、それら諸証拠を厳密に検討され、生まれ変わりや霊的現象について、得心のいく自分なりの結論に到達していただくことにあります。

参考までに、私の見解は、you-tubeで公開している2005年の「タエの事例」、2009年の「ラタラジューの事例」、今回2018年の「先天性皮膚疾患改善事例」などは、「生まれ変わり」と「魂の存在」を説明仮説に用いない限り、現行唯物論では説明不可能だと考えています。

さらにうがった想像をすれば、ここに紹介できた事例は、前ブログ「その117」で紹介した、生まれ変わり否定の諸説をくつがえすためのタイミングをはかりながら、贈るべきときに贈られてきた、決定的事例だという気がしないわけでもありません。

「来るべきときに、来るものが来る」と考えることは、私の人生観の一つです。

実証がなく反証可能性に閉じられた観念論や抽象論ではなく、「事実をもって語らしめること」、このブログがそのための一助となることを願っています。

なお、私のこうした考え方の立ち位置は、「SAM催眠学序説 その114」で明確に述べてあります。

1 件のコメント:

稲垣勝巳 さんのコメント...

前世人格の肉体の持つ特徴が、現世の肉体に直接影響を与える仕組みについて、イアン・スティーヴンソンは、次のように考えています。
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このように直接的影響を与えるためには、前世の人格の肉体が持つ、創傷やあざその他の特徴の記憶を、受精卵や胎児に刻印する「型枠」のようなものが必要となる。
その「型枠」は、肉体の記憶や認知的、行動的記憶を伝達する媒体を持っていなければならない。
私はこの中間的媒体を表す用語として(心を運ぶという意味を持つ)」「心搬体」という言葉を提案した。
前世から現世までの存在は、したがって、この見解によれば実体を持っていることになるが、「心搬体」は、私たちが知っている物質でできているわけではないであろう。
私には、それが何からできているのかはわからない。
ある種の非物質的な心的素材からできているのではないかと言ったところで、ほとんど意味はないが、それ以上のことは私にも言えないのである。(『前世の刻印』P.317)
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SAM催眠学の仮説では、スティーヴンソンの述べている「受精卵や胎児に刻印する型枠」という考え方をしません。
そうした型枠のようなものを想定する必要がないからです。

SAM催眠学の仮説では、前提として、スティーヴンソンの述べている「心搬体」を想定しているからです。
「心搬体」のことを「魂」と呼び、「魂の表層を構成している前世人格を呼び出す」という仮説によってSAM前世療法をおこなっているからです。

「現世の者の魂表層には、前世人格が意識体として今も存続しており、前世人格の作り出している潜在意識は、肉体を包み込んでいる霊体(オーラ)に宿っている。
霊体と肉体の間には密接な相互影響関係がある。
したがって、霊体に宿っている前世人格の潜在意識は、肉体に直接はたらきかけ、先天性疾患の発症、およびその治癒などの影響を及ぼすことが可能である」

以上のように考えるのがSAM催眠学の「霊体仮説」です。
そして、今回紹介した事例は、この仮説にもとづいて、魂表層から顕現化した前世人格に、直接はたらきかけをした結果、前世人格によって生じていた先天性皮膚疾患の治癒が起こった事例だと判断しています。

「霊体仮説」は、今回紹介した事例によって、支持されたと思っています。