2013年8月20日火曜日

SAM前世療法の成立 その21

生まれ変わりを示す不思議な符合現象
このところの記事は、科学的検証の俎上にのぼらない浄霊作業やら、魂へのヒーリング作業やら、未浄化霊の憑依現象やらの連続で、本ブログの掲げる「実証的探究」が、看板だおれの様相を帯びてきています。
「科学的実証」に期待してアクセスしてくださっている読者のみなさんのお叱りを甘んじて受けますので、どうぞご海容ください。
そして、今回記事もとてもとても科学的検証の不可能な事例で、しかし、興味深い不思議な符合現象ですので紹介したいと思います。
読者の皆さんのなかに、真っ白なツバメを目撃した人はおいでになるでしょうか。
私は、昨年と、今年のつい先日、たった1羽だけですが、真っ白なツバメの飛翔している姿を確認しました。
昨年の8月ころに見たときは、背中部分にだけ薄い黄土色が混じっていましたが、今年はそれが消えて全身真っ白になっていました。
目撃できる場所は、岐阜県美濃加茂市木曽川右岸堤防道路の美濃加茂市文化会館前付近です。
毎日午前中に、この付近を採餌行動のため数十羽のツバメが飛び交います。
そのなかの1羽に真っ白なツバメが確認できるというわけです。
昨年目撃したときは、白いツバメは外敵からは狙われやすいし、仲間からも孤立しやすいだろうし、突然変異のアルビノは個体として他より弱体だろうし、ずいぶん生きにくいだろうなと妙に同情したことを憶えています。
私が、教員時代も現在も、マイノリティであり続けているので、同様にマイノリティである白ツバメと自分とを重ね合わせ、感情移入しているのだろうと思います。
来年も、生き延びてやってくることは無理ではなかろうかと心配をしながら、昨年9月の終わりに、白ツバメとの別れをしました。
私は、家を空けているとき、本降りの雨のとき以外は、毎日午前中に、木曽川右岸堤防道路を往復14Km自転車を漕ぐことが、教員退職以後5年間の習慣になっています。
今年もあの白ツバメはやってくるのだろうか、と毎日観察をしながら過ごしていました。
そしてつい最近、真っ白に変化した白ツバメをついに目撃しました。
吉兆か。
その目撃した日の午後のSAM前世療法セッションで、不思議な符合現象が現れたというわけです。
クライアントは、40代後半の男性でした。B氏としておきます。
このB氏の主訴は、現在の自分の生き方にもっとも影響を与えている前世人格の存在を知り、そこから、これからの生き方の気づきを得ること、でした。
例によって魂状態の自覚まで催眠遡行し、そこで現世にもっとも影響を及ぼしている存在として魂表層から顕現化したものは、なんと守護霊としての前世のものでした。
しかも、B氏の前世のものである守護霊は、現世の知人40代女性Aさんの前世のものである守護霊と、霊界において知り合いであったというのです。
そして、両守護霊は、現世で、Aさん、B氏として生まれ変わり、再会し、互いにスピチュアルな話題や困りごとの信頼できる相談相手になっているということでした。
これだけの話ならば、B氏の前世のものである守護霊なんぞ、B氏のそうあってほしいという願望が投影された架空の存在だろうと一蹴されてしまいそうですが、事情は複雑なのです。
実は、B氏のセッションの1週間前に、AさんもSAM前世療法のセッションを受けているのです。
そして、Aさんも、B氏とともにした前世として守護霊時代があり、B氏の前世である守護霊とは霊界で、旧知の間柄であると語っていたのです。
このAさんの主訴の一つが、非常に信頼でき尊敬できる相談相手のB氏とともにした前世があるのなら、それを知りたいということでした。
そうして、この主訴に応じて魂表層から顕現化したものが、Aさんの前世である守護霊であり、B氏の前世にも同じく守護霊時代があり、ともに守護霊どうしであった前世時代に互いに知り合いであったというのです。
これを語ったAさんが非常に驚いたことは言うまでもありません。もともとスピリチュアルな事柄に強い興味があり、人のお役に立ちたいという願望から公務員を選んだという自分が、まさか信頼するB氏とともに守護霊時代をともにし、現世で再会しているということは、あまりにも信じ難い内容であったからです。
Aさんは、こうした自分のセッション内容を一切伏せて、B氏に私のSAM前世療法のことを話したところ、これまたスピリチュアルなことに関心と造詣の深いB氏が、Aさんのセッションの1週間後に私のセッションを受けにおいでになったというわけです。
Aさん、B氏のそれぞれのセッションで語られた、それぞれの前世である守護霊時代から旧知の間柄であったという語りは完全に符合しています。
しかも、Aさんの報告を信用すれば、B氏はAさんのセッション内容を全く知らないにもかかわらず、Aさんのセッションで語られた内容と、完全に一致する内容を語ったことに間違いはありません。
ブライアン・ワイスの著作にも、全くの赤の他人どうしが、全く同様の前世記憶を語り、それをもって生まれ変わりの証拠だとしている記述があります。
ただし、この場合の二人の前世は人間としての前世でした。
このAさん、B氏の場合には、すでに知り合いどうしであって、全く赤の他人という間柄ではありません。
したがって、Aさんが自分のセッション情報を事前にB氏に漏らし、それの情報に合わせてB氏が作話しているという疑いが排除できません。
しかしながら、Aさん、B氏に確認したところでは、両人とも情報漏れについて、きっぱり否定しています。
とすれば、この事例も生まれ変わりの証拠として採用したいところですが、両人の前世が守護霊であったということが、ムムッと考えてしまうのです。
いったい、生まれ変わりを卒業しているはずの守護霊が、ふたたび人間に生まれ変わるようなことがあるのでしょうか。
私あて第9霊信に次のような内容があります。
守護霊とは、生まれ変わりを経験したものであり、今後生まれ変わるものや生まれ変わりを必要としないものである。
この文言を信頼し、文字通り受け取れば、守護霊の中には、その後にも生まれ変わるものが存在することになります。
つまり、現世の前に守護霊であったという前世が存在しても、矛盾しないということでしょう。
実際、これまで、前世としての守護霊が顕現化した事例が、4事例あります。
とすれば、Aさん、B氏が、ともに守護霊であった前世がありうるし、守護霊として霊界で旧知であったということもありうる話です。
いずれにしても、両人が守護霊時代をともにしたことの検証は到底不可能ですから、両人が同様に守護霊時代の前世があるのかどうかは闇の中です。
Aさんが、B氏に、自分のセッション情報を漏らしていないという証言を採用し、B氏に超ESPの能力がないという前提に立てば、やはり生まれ変わり仮説でなければ、この両者の語りが完全に一致した事実の説明はできないように思われます。
それにしても、不思議な白ツバメの出現した同じ日のセッションで、現世の両者が守護霊であった前世時代をともに過ごし、しかも、ともに人間に生まれ変わって、現世で再会しているという、これまた不思議な符合が示されたのではないかと思ってしまいます。
こうした不思議なできごとがあるからこそ、人生はおもしろい。
(その22につづく)

2 件のコメント:

momo さんのコメント...

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先生の周りでは不思議なことがよく起こりますね。霊的心理を広めているから贈り物なのでしょうね。
今回の内容もとても興味深いものでした。真実だと思っています。「ラタラジュー」の実証があり、霊団の告げていることが矛盾もなく
事実になっていたり、先生のお話だから信用できる内容ですね。実証的探究ではありませんが、これからもたまにこのような内容を
掲載して頂ければ嬉しく思います。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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生まれ変わりの実証は、「ラタラジューの事例」たった1例ですが成就したのだろうと思っています。このような希有の事例はたやすく生起するとは思えません。この事例の起こった2009年以降は、科学的実証の困難な霊的現象が多発しています。これらの霊的現象を霊能のない多くの人たちにも了解できるような考察を深めよ、というのが霊界側の意図のようです。また、そのようなメッセージがクライアントの魂状態に霊的存在が憑依しては告げています。ときには神を名乗る存在からも。こうした流れに沿うようにしていけばよいと思っています。主体性のない話ですが、私にはいかんともしがたい流れです。