2020年4月1日水曜日

浄霊療法によるパニック障害改善事例

    SAM催眠学序説 その131


ここに紹介するのは、原因不明のパニック障害に10年間苦しんだ女性クライアントA子さん(40歳)に、2020年1月18日にSAM前世療法をおこない、その後の3ヶ月間の彼女の改善経過報告を、そのまま転載した事例報告です。


10年間にわたるパニック障害の原因が、SAM前世療法中のプロセスで顕現化させた曾祖父夫婦の2体の未浄化霊の救いを求める訴えであることが分かり、未浄化霊へのわずか1回の浄霊作業によって、即効的で顕著なパニック障害の改善効果が得られたという事例です。

クライアントA子さんが、快く改善報告の公開を承諾してくださったので掲載できました。
A子さんにはこの場を借りてあつくお礼申しあげます。

なお、A子さんが特定されるおそれのある個所、症状の改善に直接関わりのない個所は省略してあります。
また、省略によって文脈上前後の事情がわかりづらい個所は、必要かつ最小限の接続詞などの付加を施してあります。

以下にクライアントの報告をそのまま転載します(ゴチック部分は稲垣)

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1 セッション前までのA子さんの症状の報告

私は、平成14年4月から製薬会社で抗がん剤の営業マンをしていて、平成21年夏頃、突然、出張中の飛行機の中でパニック発作を起こし、以来、パニック障害に非常に悩んでいます。
最初は心臓病かと思い、飛行機を降りると心臓が口から出て行く様な動悸や、冷や汗が消えるので、今病院に行っても原因が特定出来ないだろうと思って循環器内科に行かず我慢して過ごし、この発作と精神的マインドが比例して起こると気付いて、1年後、平成22年に初めて精神科に行き、パニック障害と診断されましたが、なかなか病気を受け入れられず、治療もせずに、自己研鑽の為に産業カウンセラーの資格取得のためにカウンセリング面接の練習をしていました。

そして、 飛行機から逃げたい自分を受け入れた結果、ある日、沖縄から福岡への出張で那覇空港で飛行機に荷物を預けたのに、ゲートをくぐれず、飛行機に乗らずに、泣きながらタクシーに乗り込み、空港から逃げて家に帰ってしまい、もう飛行機に乗る事が出来ないと会社にも報告し、同僚にも病気を打ち明けました。
最初は夫が一緒だと飛行機に乗れたので、何とかやり過ごしましたが、平成26年に仕事を辞める結果になりました。

その後すぐ精神科で薬物治療も始めました。
一旦、パニックが治った感じがあり、自信を取り戻し、ふたたび別の医薬品会社に再就職して、営業の仕事をしていたのですが、平成28年夫が一緒でも飛行機に乗っていてパニック発作を起こした事をキッカケに、夫が一緒でも飛行機に乗れなくなりました。
もちろん精神科でも治療は続いていたのですが、新幹線でもパニック発作を起こして、一人で乗れなくなり、バスや地下鉄も避けるようになり、渋滞の高速道路でパニックを起こした結果、上司に営業車の運転が危険と判断され、2年働いていた製薬会社を平成29年に辞めざるを得なくなりました。

生きる自信もなくなり、精神科で処方されたハルシオンを大量に飲んで自殺を図りましたが、沢山寝ただけで、生きていました。
何とかやる気を取り戻し、病気のせいで退職勧奨を受けた悔しさと、こういう労働者さんが他にも居るだろうから、私はパワハラ・セクハラや退職勧奨されて困っている労働者の人達の役に立つ仕事がしたいと思い、1年間勉強に集中して、社労士資格を取得し、国家試験合格後すぐ早速社労士の仕事を平成30年から始めましたが、結局、公共の乗り物に乗る事と渋滞の高速道路が怖くて積極的に仕事が出来ず、会社も徒歩5分の社労士法人事務所で働き、本当はパワハラ・セクハラ防止セミナーの講師の仕事などしたいのに、遠い住所の会場をみただけで萎縮し、なかなか仕事も一歩先に行けない、怯んだ自分が悔しくて悔しくって、なぜパニック障害で、怖くて乗り物に乗れないのか、悔しくて歯がゆくて、それを乗り越えられない自分が情けなく、恐怖心に負けている自分が嫌で、治したいのに、乗り越えられなくて、本当に悩んでいます。
この恐怖心を打破して、以前の様に広い世界で自由に悩まず乗り物に普通に乗りたいです。

パニック障害になって、この病気の事を考えない日は無いです。
そして、なぜ乗り越えられないのか、情けなさと悔しさはいっぱいなのに、どうしても勇気が出ないです。
それに、恐怖心から乗り物から逃げて、仕事も、本来もっと色々と経験したいのに、場所を見たら顧問先も受付けられず、現在の社労士の上司からは仕事に消極的で士業には向いて無いのではないかと言われました。(現在の社労士法人の上司、同僚には病気の事を隠しています)
もう、パニック障害で、逃げる自分に負けて、世界を狭くしている状況を治したいのです。
どうか、先生のお力で、パニック障害が治ったり改善された方がいるなら、是非カウンセリングセッションを受けさせて下さい。
お願い致します。

付け加えると、父も26歳位からパニック障害だったそうですが、私のパニック障害発症と交代するようにこの頃から飛行機に自由に乗れるようになり、パニック障害を克服したと言っています。
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上記のような主訴を受け、2020年1月18日にSAM前世療法のセッションを実施しました。
5年間にわたる精神科医による薬物治療でも手に負えないパニック障害を、果たしてSAM前世療法で改善できるのか、セッション実施を即座に決断することはできませんでした。

しかし、『SAM催眠学序説 その126 事例その2』で紹介したような飛行機恐怖症の顕著な改善事例もあり、現行精神医学では治癒が困難で原因不明な症状にこそ、SAM前世療法の出番と存在意義があると考え、セッション実施を承諾しました。

クライアントには、くれぐれも過大な期待をしないように念押しし、これまでのSAM前世療法の累積から、成果を挙げてきた改善可能性のある手立てをすべて試みる、という条件で施療することにしました。

SAM前世療法の定式にしたがって、「魂状態の自覚」まで誘導し、まずは魂表層に存在する前世の者たちのうちパニック障害に関わって何か訴えや警告をしている「前世の者」を確認しましたが顕現化することはありませんでした。

次に、パニック障害を引き起こしている「生き霊」がいるのなら憑依を許可することを告げましたが、生き霊の顕現化もありませんでした。

さらに、ご先祖の未浄化霊で、パニック障害を引き起こして、子孫であるクライアントに苦しみと救いを訴えている「未浄化霊」の憑依を許可したところ、男女2体のご先祖の未浄化霊の顕現化が起こりました。

クライアントは、霊感は強いようでしたが霊媒体質ではないらしく、憑依した未浄化霊は口頭で答えることはできません。
そこで、わたしの質問に指で応答するように指示し、対話を進めました。

催眠から覚醒後のクライアントに、2体の未浄化霊とわたしとの対話内容の記憶を尋ねると、この間の記憶がほとんど抜け落ちており、催眠性健忘が生じていました。

どうやら、顕現化したのは実家の祖父の両親の未浄化霊であるらしく、A子さんにとっては曾祖父母であるらしいことが判ったところで対話を切り上げました。

未浄化霊は、霊ではなく「残留思念の集合体」である、とするSAM催眠学の仮説では、死後、魂の本体は、すでに行くべき次元に旅立っており、魂の表層に存在し、生前は「現世の者」であった人格に、この世に置き去りにしてきた残留思念がやって来て統合されることを待っている、とする仮説を立てています。
そして、魂の表層を構成している前世の諸人格が欠けることなく完全な形なると、次の生まれ変わりが可能になると考えています。

こうして、旅立つべき次元へ旅立ち、その次元で待っている魂の本体と統合するように説得し、納得を確認したのち、それぞれ1体ずつへの浄霊作業をおこないました。

宗教者ではないわたしの浄霊作業の本義は、どこまでも対話による未浄化霊の苦しみと救いを求めていることへの共感と理解であり、般若心経を唱えることは新しい次元(霊界と呼ばれている)への旅立ちへのきっかけとなる道具だと位置づけています。
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セッション後のA子さんの経過報告(3日後)➊ 

1/18はセッションのお時間を下さりありがとうございました。

無事に、研究室から名古屋までの帰りの1時間かかった名鉄電車も、翌日名古屋から博多までの新幹線も、抗不安薬(レキソタンというお薬)を飲まず、福岡まで帰り着きました。

久しぶりにレキソタンを服用せずに、電車に乗ることができました。

博多までの新幹線で、途中で発作が起こりそうになった時があったのですが、催眠中に指示されたことに従って3つ数えて息を吸い、5つ数えて息を吐いたら、すっと落ち着き、呼吸法で落ち着けた事は何と初めての成功でした。
とりあえず、もう浄霊もしたはずだから今パニック発作を起こすなら、もはや自分自身の問題と考え、この数年間、パニック障害と付き合って来て、考え方のパターンが出来上がっていて定着してたんだなと、認識を持てました。

今まで、勉強して知識上では考え方のパターンがあると理解してはいたのですが、冷静に自分の考え方の分析したのは初めてでした。そしてパニック障害になっていなかった発症前と比較してみました。
それらのことを新幹線に乗りながら分析していました。

簡単に書きましたが、
これがセッション後気付いた変化です。
また後日改めてセッションの御礼メールを致します。


セッション後のA子さんの経過報告(41日後)➋

お久しぶりです。

1月18日のセッション後、2月から新しい職場で仕事も始め、1カ月経ちました。
あれから、般若心経を書き写し、ひらがなの読み方を調べ、毎日唱えています。
気になるのですが、光の玉みたいな感じで、何かが見える様になり、もしかしたら霊感が強くなってるのかもしれないです。

主人から、以前より明るくなって、以前はネガティブな発言が多かったらしいのですが、ほとんどネガティブな発言はなくなった、元気になってるよ、と言われます。
先生のご依頼に従って3項目を設けて経過を報告します。

1、病院のドクターの見解

セッション前、先生の研究室へ伺うために名古屋行きの新幹線と、名古屋から岐阜県可児市までの名鉄電車に乗った時以来、セッション直後からはレキソタンと言う抗不安薬を一回も飲んでいません。
これをドクターにも報告したら、改善しているから、このまま様子を見よう、と言われました。
あと、以前は〇〇しなければならない、とか、飛行機に乗れない自分を責めていました。
でも、今は何故あんな色々とこだわっていたのだろう?と感じます。
飛行機に乗らないなら乗らないで良いのではないか?という様な感情です。
社会保険労務士の勉強も、以前は脅された様に勉強し、仕事が終わった後寝る前も勉強し、常に自分を追い込んでいました。

これは、精神科医によると、脅迫観念が改善した事から、色々と受け流す事が出来て、病気が改善してるからだと言われました。
何かに取り憑かれた様に勉強し、さらに受からないと自分に価値は無いというような脅迫観念が強く、勉強する事で安心感を得ていました。
おかげで1年で合格出来た事が唯一の救いでしたが、仕事を始めても自信がなく、引っ込みがちで、上司から士業が向いてないのではないかと言われて、自信喪失になりました。
どこかに所属しておかないと怖くて、転職活動を焦って行い、2月から新しい会社に入りました。
このどこかに所属しておかないと安心感がないのも、パニック障害や脅迫観念の強い病気の特徴らしいです。

2月からの新しい職場では、仕事中もパニック発作がなく、抗不安薬無しに生活でき、会議でも発言して、積極的に仕事が出来るようになり、私が法的な見解も自信満々で答え、仕事もバリバリ引き受けるので、早速、上司の弁護士から、高い金額が必要な、社労士登録も、又、毎月の登録料(会費)も会社負担にするから社労士会に登録しないかという、有り難い提案を受け、三月に、社労士登録もしました。(2月に申し込むと3月の登録になる)

抗不安薬無しに、会議や友人と面会もでき、自然な私でいられます。
以前は広場恐怖で、薬を飲んでいました。
そのおかげで、以前の会社では、不自然に元気で、周りからいつも、明るく元気で天真爛漫な人と誤解されていました。
今は、薬無しに、自然な私の姿でいられるのが有り難いです。

2、薬物服用の変化

一月から始め、以前は飲み続けられなかった、抗ウツ薬SSRIは、半量でも効果が出ていると言う事で、半量に減量して毎日続けています。
SSRIは以前は副作用の吐き気、倦怠感、下痢、眠気が酷く、飲めなかったのです。
今は、一応飲み続けています。
また、精神科の医師は、私の病気については、先程書いた様に、改善していると言う見解です。
特にレキソタンと言う抗不安薬を飲んでない事はすごいね( ゚д゚)と言われ、飲んで無いから残薬が大量になり、ここ数年ぶりで始めて、先月は処方されなかったです。
3/10に診察予定ですが、多分又処方されないと思います。残薬が一錠も減ってないからです。

3、SAM前世療法を受けて

1/18にセッションを受けたばかりなのに、私の記憶が曖昧になってきているのです。

しかし、何故、催眠中に般若心経が怖いなんて言ったのか本当にわからないです。
でも、あの時ハッキリ、私は般若心経が怖いと言いましたが、まるで、熱いものに触ったら無意識に手を引っ込める反射の様に、私は勝手に般若心経が怖いと無意識に言っていたのだけ覚えています。
また、般若心経は、非常にリズミカルで気持ちが落ち着きますので、現在は唱えていますが、以前の様に、咳が止まらなくなったり、発熱が引かなくなるなんていう現象は起きていません。
以前は般若心経を唱えて咳と発熱で、抗生剤を1カ月飲んでも熱が下がらず、原因不明で、ステロイド療法までしたのに。
その時は、結局、般若心経を唱えるのを辞めたら解熱したのですが、、、。それから般若心経は避けていました。
今は、毎日毎晩般若心経を唱えています。でも風邪も、引かず元気です!

なんと、いきなり思い立ったかのように1/20から、レキソタン飲まず、ホットヨガを習いだし、ホットヨガなので、窓もない熱いサウナみたいな空間で、1時間決められた時間に通っています。
これも、実は、一般人には理解出来ない事だと思いますが、窓もない狭い閉所空間に1時間もいられるなんて、私にとっては信じがたいすごい事なのです。

以上が経過報告です。
40日ほどしか経ってないので、こんな感じですが、また何かあれば報告します!
本当にありがとうございました!

セッション後のA子さんの経過報告(62日後)➌

A子さんに電話を入れ、セッション2ヶ月後の経過を確認したところ、前述41日後の経過報告と変わりなく、元気に新しい職場で活躍しているということでした。
元気な顔をわたしに見せるために、わざわざ顔写真を貼付してPCメールで送付していただきました。

4、総括

セッション直後から、それまで服用していた抗不安薬レキソタンの服用なしで、名古屋から博多まで新幹線に乗れたこと、セッションから62日後の現在は、乗用車の運転も可能になっていること、飛行機の搭乗については、はまだその機会がないので搭乗可能かどうかは不明だがパニックの起こる不安はないこと、新しい職場で積極的に仕事に励んでいること、などの報告を総合的に鑑みて、SAM前世療法1回の施療によってA子さんの パニック障害は、速やかな改善に至ったものと判断できると思われます。

SAM前世療法独自の技法によって、クライアントを「魂状態の自覚」まで催眠深化させ、そこで意図的憑依を試み、顕現化したご先祖の未浄化霊2体それぞれへの、たった1回の浄霊作業によって、このような顕著な改善が可能になったことには、セッション当事者のわたし自身が驚いていますが、クライアントの事後報告が明らかに示しているように、紛れもない「意識現象の事実」です。

このような、顕現化させた未浄化霊への浄霊作業による顕著な改善効果は、事例こそ多くはありませんが『SAM催眠学序説 その126 事例その2』で紹介したように、飛行機恐怖症(閉所恐怖症)男性の顕著な改善事例があり、たまたま、まぐれで、偶然に起こったとは思われません。 
それ以外にも、原因不明の偏頭痛の改善事例、原因不明の足の甲の疼痛の改善事例、統合失調症の改善事例などがあります。


ちなみに、浄霊作業の対象であるご先祖2体の未浄化霊の身元について、A子さんのセッションから4日後に届いた手紙の中で、彼女は次のように書いています。

(前略)
台湾からの引き揚げ者であった、私の姓○○の祖父の両親について、どうして台湾に移ったのか、又、日本ではどこに住んでいて何をしてどこで亡くなり、どこにお墓があるのか、なんという姓名だったのかすら知らず、父に聞いてもはぐらかされるので、もう聞いてはいけない事と思って心にしまっていました。
台湾から引き揚げて、日本に着いた時、祖父一人だけ勝手に姓が「○○」になっていてショックを受けた話を、私の母が父と結婚する際の結納式の時に聞いており「だから○○の姓はおじいちゃんの家とうちの家だけ」と聞いています。
又、祖父の両親は、祖父の若い頃亡くなっており、祖母と結婚した時には、すでに亡くなっていたと聞いています。
なぜ亡くなったのか知りませんし、祖父方の他の兄弟についても、何人いたのかどこに居たのか、何という姓かも存じません。
ただし今回、先生のセッション中、はっきり「おじいちゃんのお父さん」が白黒写真のように見えたのです。
大変な苦しい気持ちの中で亡くなったようです。
祖父の両親がどこで眠っているかも判らないのですが、天に祈ろうと思います。
(後略)

この文面によれば、顕現化した男女2体のご先祖の未浄化霊の身元は、実家の祖父の両親(A子さんにとっては曾祖父母)であると推測できると思われます。

こうして顕現化した未浄化霊の身元がほぼ特定できたという点からも、本ブログの掲げる理念である「生まれ変わりの実証的探究」に適った大変貴重な事例だと考えています。

付言すれば、A子さんの父親のパニック障害治癒と入れ替わるように、彼女がパニック障害を発症した事実は、救いを求めていた曾祖父母である2体の未浄化霊は、最初孫である父親に救いを求め、次いで曾孫であるA子さんに交代し、救いを求めてきたのかも知れないと推測できるように思われます。

そして、『SAM催眠学序説 その126 事例その2』で紹介したような飛行機恐怖症の顕著な改善事例も、その原因であったご先祖の未浄化霊への浄霊作業によって即効的改善の起きたことを重ね合わせて考えてみると、そうした霊的存在とそうした存在による心理的、肉体的な様々な症状の発現がありうることを事実として認めるしかないのではないでしょうか。

とはいえ、わたしは唯物論精神医学による薬物治療効果を否定しているわけではありません。
そうではなく、唯物論精神医学は、少なくとも現時点において、けっしてオールマイティではない、と主張したいと思っているのです。
原因不明な精神疾患の中には、ここに紹介したように、霊的存在による、いわゆる霊障と呼ばれる症例の事実があることを認めるべきではないでしょうか。

また、『SAM催眠学序説その115』、『SAM催眠学序説その130』で紹介してきた「生き霊」という霊的存在についても同様です。

このような霊魂仮説を持ち出すだけで、非科学的だと決めつける、唯物論の枠組みだけに固執せず、霊的存在をも視野に入れた柔軟な思考態度と、症状理解への対応が必要であることを主張したいと思います。

2008年にSAM前世療法を創始し、霊魂仮説によるセッションの累積は、まだ10年余しかありません。
この先も、セッションを累積して霊魂仮説による実践と検証を地道に続けたいと思います。

なお、これまでのSAM前世療法の累積による現時点の到達点が、『SAM催眠学序説 その124 SAM前世療法の重要仮説用語集』としてまとめてあります。

どうぞご覧ください。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

生まれ変わりがあることを証明することは簡単ではないが、量子力学で精神が物質に影響を及ぼすこと、あるいは臨死体験でのたくさんの事例、またイアン・スティーブンソンの研究等から、唯物論では証明できない要素があることは間違いないと言っていいでしょう。

私もアンビリバボーで見ましたが、貴重な映像だと思うので、失われないように複数バックアップ取っておいてください(すでにそうしているのかもしれないが)。また後継者も育てているらしいが、そうしないとこの療法が未来へ受け継がれないので、ことらも頑張ってください。

稲垣 勝巳 さんのコメント...

匿名 さん
ご投稿ありがとうございました。

ご指摘のように「タエの事例」と「ラタラジューの事例」はyou-tubeで公開してありますし、セッション原盤もDVDに保存してあります。
SAM前世療法の後継者育成も細々とですがおこなっています。
今年中に、後継者資格の「スーパーバイザーSAM前世療法士」の資格取得者が出るはずです。

重ねてお礼申しあげます。