ラベル SAM催眠学序説 その60 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル SAM催眠学序説 その60 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年7月18日土曜日

第13霊信の公開 2007・1・24 22:04着信

   SAM催眠学序説 その60


前日2007・1・23 22:58着信の第12霊信を読んだ後、私はさらに通信霊への5つの追加質問をM子さんに送付し、霊団からの回答を待つように依頼しました。
以下の第13霊信はその回答です。
 通信霊は第12霊信と同じく、注①「私の祖父の守護霊とつながりをもつ霊」だと名乗っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

M子の精神状態から起こる疲労のため、今回の霊信は短いものとする。
 

その疲労は、日常において誰もが感じる程度のものではあるが、彼女の今日の脳波は思考の波による脳波の乱れから安定しにくいものとなっている。
 

彼女自身が気づくほどのものではないが、連日の霊信からの疲労も生じるため、安定へと意識を向けさせることへと専念させる必要がある。
 

だが、霊信は必要に応じておこなわれるものであるために継続していくものとする。
 

前回に続き、私が霊信を与えていると踏まえなさい。注①
 

あなたに浮かぶ疑問は解消しなければならないものである。
 

だが、必然ではないものについては、答える必要はないのだということも理解しておきなさい。
 


【再質問1】
 

ふつうにいう「意識(顕在意識・潜在意識)」は、脳が生み出しているものと考えていいか。

そうした「意識」を「心」が管理していると理解していいか。
 


【回答】
 

「顕在意識・潜在意識」は「脳」が生み出しているものではない。
 

すべては「魂の側面であるものたち」がつくり出しているものである。
 

それらは情報である。
 

そして、それらの情報をまとめる役目を司るのは「脳」である。
 

脳によりデータは管理されている。
 

「心」は、外部の情報を感じ取る役目を司るものである。
 

魂はすべての要である。
 

あなた方は「自我」が形成されるのは幼少期だと考えている。
 

自我という存在の定義は、適切なものとして表現されているものではない。
 

まず、人が生まれる。
 

その時点で存在するのは魂・心・脳である。
 

顕在意識は、ある程度はその時点ですでに形成されているものである。
 

その後、年令を経るに従い「すでに存在している自我」が拡大していく。
 

はじめから存在しないものが生じるのではない。
 

ごく小さな種があるからこそのものなのだ。
 

ある意味においては、そういった意識を管理しているのは心である。
 

外部の情報を相反する対象として判断を下すのは心である。
 

だが、そういった意識は生まれた時点で存在するものである。
 

魂が同時にすべてのものを形成するのだと考えなさい。
 

それらすべては繋がりを持ち、平行線に存在するものである。
 

明確に表現するならば、すべてを創造するものは魂の中にある本体である「意識体」である。
 

すべてははじめから備わっているものであるが、その後あらゆる過程を通る上で拡大していくものなのだと考えなさい。
 

それぞれ管理するものが違うのだ。

 

【再質問2】

転生をしない「はじまりの意識体」と魂の関係はどうなっているのか。
 

「はじまりの意識体」が魂を生み出すのか。
 

それとも、両者は別個の存在なのか。

「はじまりの意識体」が霊界に留まっているから、その魂が
転生していても、後で霊界に来た魂は先に霊界に来た魂と出会うことができると理解していいか。
 


【回答】
 

転生する意識体と、転生しない意識体は繋がりを持つものである。
 

転生する必要のある意識体と、しない必要がある意識体である。

それらは、繋がりを持ちお互いに学び合う関係である。

両者は繋がるものである。
 

転生しない意識体がガイドとなり、転生するものは旅をおこなう。
 

両者に縦関係があるがゆえのそういった構成ではない。

ただそうあるべきであるだけだ。
 

ある次元で、すべてのものは出会う。
 

だが、必ず肉体を完全に離れる死という過程を通らなければならないのだ。
 

注:再質問2の回答は私には新しい情報でした。「転生する意識体(魂)」と「転生しない意識体(魂)」の一対が魂としての構成である、という回答は、海外の種々の霊信を読んでみても目にしたことはありません。
この回答から、私は、「ハイヤーセルフ」とは転生しない意識体(魂)を指すのではないかという仮説を持っています。
①転生しない意識体(魂)は、転生する意識体の「ガイド」となる、と告げていること ②転生しない意識体は、転生し数々の人生の学びを続ける意識体からの知恵を蓄積しているはずで、叡智に富んだ存在であると考えられるからです。
しかも、魂は、霊界では同レベルの成長・進化を遂げた複数の魂たちとともにグループを構成し、それぞれの魂の学びを分かち合い共有しているらしいこと、この魂のグループを「類魂」と呼ぶことがスピリチュアル霊学で言われています。
とすれば、「転生する意識体」は、「転生しない意識体=類魂」から分離して、転生の旅をしていると考えてよさそうです。
つまり、転生している魂の、霊界での居場所である類魂が、ガイドをしているということになりそうです。




【再質問3】
 

心は肉体のどこに位置しているのか。
 

脳内であるのか。

魂は肉体のどこに位置しているのか。

私が魂を癒すためのヒーリングをするとき、いったい肉体のどこに手を当てて霊的エネルギーを注げばいいのか。
 

心と魂は一体となっているのか、別々の状態であるのか。

 

【回答】
 

心と魂は、肉体すべてに宿り、すべてを包むものである。
 

だが、肉体と心を管理する役目を持つのは脳である。
 

心の中心は心臓を包むように、その位置を中心として存在していると考えなさい。
 

それはなぜか。それは人の本能に関連するものである。
 

心臓という臓器があるため、その位置にあるのだと考えなさい。
 

あなたがヒーリングをおこなうときは、癒す対象をもとに応じていくべきものなのだと理解しなさい。
 

肉体を癒そうとするときはその患部、そして魂を対象とするときは相手の意識全体、魂・心・肉体、そのすべてを包み込むイメージを持つのだ。
 

相手の全身を光が包むのだと考えればよい。

心は魂に従うものである。
 

魂に目を向けなければ、心の活動は穏やかなものとはならない。
 

よって、あなたは心ではなく相手の魂に目を向けるべきである。
 

理屈で考えるのではない。
 

語ることを望むとき、あなたは相手の魂へと言葉をかければよい。
 

簡単なことなのだ。
 

あなたは相手の人間と会話するとき、相手の言葉を聞くからと言って口を見ることはしない。
 

会話は自然におこなわれるものである。
 

重要なのは聞くことなのだ。
 

相手の魂に、あなたの感覚すべてを使い接触する。
 

それが必要なのだ。


【再質問4】 

1回のヒーリングの適切な時間は、これまでのように5分程度でいいのか。
 

どの程度の回数をおこなって無効と判断したらよいか。
 


【回答】
 

それについては、あなたの感覚で判断しなさい。
 

主に直感である。
 

何度無効が続いたとしても、必然であるならばあなたは直感でおこなうべきだと感じる場合もある。
 

ヒーリングの時間については、今の段階ではその時間でよいのだと理解しなさい。
 

今後、あなたは時間がさらに必要になる手段を取り、ヒーリングをおこなうようになる。
 

すぐではない。
 

それはあなたが理解を得るにしたがい変化するものなのだと考えなさい。
 


【再質問5】
 


ヒーリングエネルギーは、まず霊体に作用し、その後肉体へと作用を及ぼすと理解していいのか。
 


【回答】
 

その理解は適切なものである。
 

ここで表現するならば、霊体は一次的なもの、そして肉体は二次的なものである。
 

あなたは、あなたのヒーリングに対してより理解を深める必要がある。
 

実践を通し、あなたの感覚に注意深く観察を置き、疑問を今後まとめるようにしなさい。
 


注:12・13霊信の送信霊は、稲垣の「祖父の守護霊と繋がりを持つもの」と名乗っています。
こういう、いわば入り組んだ関係の霊を、霊団の一員としてM子さんが創作するとは考えにくい、と私には思われます。
ちなみに、明治生まれで私を可愛がってくれた祖父は、催眠術をマスターしており、私は幼いころより祖父が隠居所で、趣味の一環として、吃音、あがり、車酔い、各種恐怖症などを施術する姿を見て育ちました。


私は教員となってまもなく、祖父に催眠の教えを乞うたのですが、「おんしは人間ができておらんから催眠を使って横着をするだろう。伝授することは断る」と一喝されて引き下がりました。
ただし、死の直前に私を枕元に呼び、「本棚に催眠の秘伝書が2冊ある。おんしに譲る。催眠は自得するものである。精進せよ」と遺言残して逝きました。
横井圓二、『催眠施術秘義』『催眠術自宅獨習書』、精神科學社、大正6年、の2冊で和綴じの2冊ともに非売品と銘打ってあります。


祖父は、名古屋の裕福な和楽器店の長男として生まれ、養子として岐阜県可児市に移った人間です。
農業のかたわら、易学・姓名判断・催眠・生け花・茶の湯などに堪能な趣味人として、悠々自適の85年の人生を全うした人でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第13霊信おわり
第14霊信へつづく