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2014年4月1日火曜日

SAM前世療法の成立 その55

総括その16 パソコンによる自動書記の真偽について
私あての霊信という現象の真偽について、その判断のひとつの目安に、複数の「予言の的中」の有無を前記事で挙げておきました。
しかしながら、霊信現象の真偽でもっとも重要なことは、受信者M子さんが本当に自動書記によって受信しているかどうかの検証です。
いかに霊信の予言が的中したとしても、霊信と称して、M子さんが作文しているのではないかという疑いは、私のなかで皆無にはなりませんでした。
もともと唯物論側に属し、そのように教育を受けてきた私には、霊と地上の人間との文字による交信が可能であることを素直に受け入れることができませんでした。
この執拗な疑念を晴らすためには、この目で霊信の受信現場を確認するしかありません。
M子さんによれば、霊信が来る前兆として後頭部に鈍痛の感覚が出るといいます。
その前兆を感知してパソコンの前に座ると、やや朦朧となっている意識の中で指が自動的にキイを打つという現象が始まるということでした。
キイを打っている最中は、どんな内容を打っているのか分からず、打ち終わって読んで初めて内容を知ることができると報告しています。 
誤字・脱字などがあれば、送信霊の「違う、違う」と言う声がし、指が勝手に動いて打ち直しをさせられるとも言いました。
こうして打ち終わった内容は校正をしないでそのまま直ちに私に転送しているとのことでした。 
2007年1月27日(第15霊信がこの日の夜中1:20に着信)の午後、私はM子さんに研究室に来訪してもらい、自動書記現象の実験を試みる機会に恵まれました。
深い催眠状態の中で、私の守護霊を名乗る存在とM子さんの守護霊を名乗る存在が、私の求めとは関係なしに入れ替わり憑依し、語り始めるという現象が起こったのです。
そこで、このセッションの終末で私は、憑依している私の守護霊を名乗る存在に、次のように自動書記の実験を頼んでみました。
そのやりとりを紹介します。
私: ただし、霊信については、これからパソコンで自動書記がおこなわれることを確認したいと思います。それは許されるでしょうか? 控えたほうがよろしいか?
霊:それはあなたが望む方に進めばよい。
私:分かりました。それでは私の中に、少し疑念として残っている自動書記を見たいと思います。今の意識のままで受信できますか? 霊団のどなたが送信してくださいますか?
霊:できる。送信はエドガー・ケイシーが適任である。
私:それでは、今日のセッションの意味と、これからの我々の心得るべきことについて、 なにとぞケイシー霊に送信していただけるようにお願いいたします。
こうしてM子さんは、催眠中の虚ろな目をしたまま、用意したノートパソコンで9分間の自動書記を始めました。
その全文を原文のまま紹介します。
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これよりあなた方に伝えるべきことは今回のセッションについてでなく、あなたがこれより先に進むたびに行うであろう霊信の口頭による伝達に対してのものである。
今回M子の意識が深層へと進む妨げととなる原因となっていたものは、環境による影響である。
それらは、M子の集中力ではなく、感受性への影響を大きくもつものである。
なぜなら、M子の体感覚は振動による影響を大きく受けやすい。
彼女は聴覚としての感覚を鋭く持つが、体感覚としての感覚も鋭く持つ。
それは彼女の霊性にも深き繋がりを持つものである。
彼女が霊性を発揮するための必要環境条件として、音による影響を考慮する必要がある。
感受性の幅を広げるための環境を十分整える必要がある。
彼女は習慣として音楽を材料として用いる。
そのことを考慮に入れながら環境を考案しなさい。
あなたは今日十分な材料を得られないまま終了したと感じている。
だが、あなたの変化は生じている。
表面上に現れてこそいないものだが、あなたの感覚は今後大きく変化を生じさせるだろう。
あなたは今日セッションで交わした会話を文章に起こし見直す必要がある。
その発言が誰によるものなのかあなたには分からない点があるだろう。
だが、それを突き詰めるのではなく、その内容をあなたが理解に達するように読み直し浸透させる必要があるのだ。
あなたは完全な理解にまで及ぶことはない、だがそれらはあなたがこれから先に進むための材料となるものである。
そして、あなたは今回のセッションをある人物には語ることを許される。
その人物とは、あなたが以前霊信を送った者である。
その者に、あなたの思う手段で今回のセッションについて語りなさい。
音声としての記録を聞かせることも、その者に対しては許されるものである。
あなたは、今後夢見をおこなう前に祈りを捧げる必要があると先ほど述べた。
それを習慣的な行動とするのではなく「儀式」として受け取りなさい。
あなたはこれまであなた自身の魂に対して祈りを捧げることは、あまりなかった。
それこそが、あなたの魂が先へと導くきっかけを作るものである。
あなた自身の内側へと目を向け始めなさい。
M子には、しばらくの間癒しのために何かをおこなう必要はない。
それは、衝撃となりかねないものである。
よって、しばらくの間はあなたのヒーリング能力に対しての探究、そして今回の検証をおこないなさい。
私たちは必要に応じてあなた方に語りかけるであろう。
そして、あなたが求める時も必要に応じて与えるであろう。
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この自動書記実験で、私は、少なくともこの霊信については、間違いなく自動書記現象が起きたことを目の前で確認することができました。
このことから推測して、この日までに着信している15通にわたる霊信は自動書記現象として受信されたと判断してよいと思われました。
付言すると、ケイシー霊とされる霊が冒頭で告げている、「これよりあなた方に伝えるべきことは今回のセッションについてでなく、あなたがこれより先に進むたびに行うであろう霊信の口頭による伝達に対してのものである」という文言、それに呼応して文末で告げている「私たちは必要に応じてあなた方に語りかけるであろう。そして、あなたが求める時も必要に応じて与えるであろう」という予言は、その後今日に至るまで実行されています。
すなわち、自動書記の文書による霊信は2007年2月14日で途絶えましたが、その後2~3ヶ月ごとに、セッション中のクライアントに憑依しては「口頭による伝達(霊信)」が継続しています。
直近の霊信現象は、2014年3月30日のセッションで起きています。
(その56につづく)