2015年8月28日金曜日

エドガー・ケイシー霊による自動書記

    SAM催眠学序説 その66

2007,1,27 M子前世療法セッションにおける自動書記の公開


以下の霊信はM子セッションの最終段階で、M子さんに憑依した、私の守護霊を名乗る存在にお願いして、PCによる自動書記現象を起こしてもらったその記述内容です。
送信霊は、霊団の一員でエドガー・ケイシー を名乗る存在です。
なお、実際の自動書記の記述形式は、一行おきに打ち込まれています。
また、誤字・脱字は一切ありませんでした。
M子さんのブラインド タッチの指が停滞することはほとんど見られず、9分間で打ち終わった霊信の自動書記でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

これよりあなた方に伝えるべきことは、今回のセッションについてでなく、あなた方がこれより先へと進む度におこなうであろう霊信の口頭による伝達に対してのものである。注①
 

今回M子の意識が深層へと進む妨げとなる原因となっていたものは、環境による影響である。
 

それらはM子の集中力ではなく、感性への影響を大きく持つものである。
 

なぜなら、M子の体感覚は振動による影響を大きく受けやすい。
 

彼女は聴覚としての感覚を鋭く持つが体感覚としての感覚も鋭く持つ。
 

それは彼女の霊性にも深き繋がりを持つものである。
 

彼女が霊性を発揮するための必要環境条件として、音による影響を考慮する必要がある。
 

感受性の幅を広げるための環境を十分に整える必要がある。
 

彼女は習慣として音楽を材料として用いる。

そのことを考慮に入れながら、環境を考案し態勢を整えなさい。
 

あなたは今日、十分な納得材料を得られないまま終了したと感じている。
 

だが、あなたの変化は生じている。
 

表面上に現れてこそいないものだが、あなたの感覚は今後大きく変化を生じさせるだろう。
 

そして、あなたは、レイキについては多く触れないことが賢明である。

それは亀裂を生じさせるものとしか今はならないものである。

あなたは、今日セッションで交わした会話を文章に起こし見直す必要がある。
 

その発言が、誰によるものなのかあなたには分からない点があるだろう。
 

だが、それを突き詰めるのではなく、その内容をあなたが理解に達するように読み直し、浸透させる必要があるのだ。
 

あなたは、完全な理解にまで及ぶことはない。
 

だがそれらは、あなたがこれから先に進むための材料となるものである。
 

そして、あなたは今回のセッションをある人物に語ることを許される。
 

その人物とは、あなたが以前霊信を送った者である。
 

その者に、あなたの思う手段で今回のセッションについて語りなさい。
 

音声としての記録を聞かせることも、その者に対しては許されるものである。
 

あなたは、今後夢見をおこなう前に祈りを捧げる必要があると先ほど述べた。
 

それを習慣的な行動とするのではなく儀式として受け取りなさい。
 

あなたは、これまであなた自身の魂に対して、祈りを捧げることはあまりなかった。
 

それこそが、あなたの魂を先へと導くきっかけを作るものである。
 

あなた自身へ配慮しなさい。
 

あなた自身への内側へと眼を向け始めなさい。
 

M子には、しばらくの間、癒しのために何かをおこなう必要はない。
 

それは衝撃となりかねないものである。
 

よって、しばらくの間はあなたのヒーリング能力に対しての探究、そして今回の検証をおこないなさい。
 

私達は、必要に応じてあなた方に語りかけるであろう。
 

そして、あなたが求めるときも、必要に応じて与えるであろう。注②
 

第16霊信 M子前世療法セッションにおける自動書記の公開おわり 
第17霊信へつづく

冒頭の注①と末尾の注②は、下記に示すように対応関係になっています。

注①これよりあなた方に伝えるべきことは、今回のセッションについてでなく、あなた方がこれより先へと進む度におこなうであろう霊信の口頭による伝達に対してのものである。
注②私達は、必要に応じてあなた方に語りかけるであろう。そして、あなたが求めるときも、必要に応じて与えるであろう。

ケイシー霊の告げているとおり、2007年2月以後、今日まで8年間にわたって、セッション中のクライアントに守護霊団の一員が突然憑依しては口頭による霊信を告げる現象が2~3ヶ月おきに起こっています。

直近に起こったセッション中のクライアントに憑依した私の守護霊のメッセージは、昨日8月27日に起こっています。
現在おこなっている霊信公開についての励ましと、霊信公開後の流れについての予言でした。
そして、自分たちのような霊的存在の実在について知らしめるために憑霊したとのことでした。
ちなみに、クライアントは41歳男性、私のブログは一切読んだことがないと申告しています。

2015年8月22日土曜日

2007・1・27M子セッション逐語録の3

    SAM催眠学序説 その65


T:セラピスト稲垣 C:クライアントM子さん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

T:それは彼女が今学んでいるヒプノスクールでも得られていくものでしょうか?

C:それでは十分ではない。
あなたの導きと、もう一人は女性である。
それは昨日M子が会った女性であり、ヒプノセラピストである。
そして、M子は他の者と違い、座ったままの姿勢でセッションするのでなく、身体を横たえる必要がある。
M子の意識がほとんど薄れてきて浮き上がらない状態にしなければ、わたしたちは、わたしたちの言葉を明確に伝えることは難しい。
事実、今M子が、M子の口より発した言葉を、M子は断片的に記憶し、それを引き出し、今回話した内容をすべて記憶していることを後で悟るだろう。
だが、わたしたちが、明確にあなたに語りかけるときは、そうであってはならないのだ。

T:分かりました。M子さんは、さらに深い意識へと入ることが必要ですね。

C:そうだ。

T:では、今日のセッションはここで止めたいと思います。

C:そして、M子の意識が必要条件を満たしたとき、あなたは、あなたの信頼できる者とともにセッションをおこなうのだ。
その者は、セッションの一部始終を見ることになる。
まだ、今の段階で判断してはならない。

T:昨夜の霊信にあった、M子さんの真の霊性を覚醒させるための灯を灯すというわたしの仕事はできたでしょうか?

C:十分だ。M子の傷は、一番初めに癒された傷の影響により、M子は曇らせて物事を見詰める状況が変わった。
その曇りはすぐにではないが、徐々に晴れるだろう。
あなたにとっては、あなたの感覚としての変化があり、そしてあなたは自分の夢を記述する必要がある。

T:でも、わたしは夢の記憶がほとんどないのです。

C:眠りに就く前に、あなたはあなたの魂に語りかけなさい。
そして、自分にまつわる夢を見るのだと祈りなさい。
それが何より必要なことである。
それによって、ガイドだけでなく、あなたの「魂の側面のもの」、それらがあなたに語りかけ始める。

T:あと一つお聞かせ願います。
これはわたしのヒーリングに関する疑問ですが、わたしのヒーリングには、霊界の高級霊が治療霊として寄り集うと霊信で告げられましたが、それは真実だと思っていいのですか?

C:そうだ。
あなたのコンディションに関係なく、それはおこなわれる。

T:おこなう前には祈りを捧げたほうがよろしいのでしょうか?

C:そのほうが繋がりやすくなる。
あなたのこれまでの祈りは不十分とは言わないが、その者だけでなく、あなた自身、そしてあなたを守護する者、神、それらすべてに祈りを捧げ感謝を捧げなさい。
それは、ヒーリングに入る前に次に起こることに感謝するのだ。

T:もう一つお聞きします。
わたしは昨日「レイキエネルギー」を強力に使う人物に出会いました。
「レイキ」と「スピリットヒーリング」とはどう違うのでしょうか。

C:それは異なる。
あなたの癒しは霊的守護の存在から繋がれるものであるが、レイキは別である。
レイキは万能のものとして悟っている多くの者は愚かであり、その癒しをおこなうに当たり、癒しとしてのエネルギーを吸い取っている。
だが、そのエネルギーはどこからくるものか、それらすべてが宇宙から来るものか、なぜ人間が判断できるのだ。
それを宇宙のものとしてはき違えている者がどれほど多いことか。
それは星のエネルギーでもあり、多くの惑星のエネルギーでもあり、植物のエネルギーでもあり、人以外の多くのもののエネルギーであるが、あなた方にそれを説明するには言葉が足らない。
だが、あまりにも多くのレイキをおこなう者がおり、それらの者はそのもののエネルギーを吸い取ってているのだということを理解していない者が多いのだ。
吸い取られるために、そのものは衰弱しているのだという理解をされるまでの知恵が人間にはないのだ。

T:そうですか。
わたしの聞いたレイキエネルギーは、宇宙の生命エネルギーだとされており、無限のものだとされており、あるもののエネルギーを吸い取り、枯渇させるものだとは一切思っておりませんでした。
それは間違いなんですね。

C:その者たちは、それを知らない。
だが、あなたはそれをおこなう者たちに述べてはならない。
あなたは、その者たちとの関係に亀裂を起こさせるであろう。
あなたには亀裂を起こす必要は今はないのだ。
そして、それらは、そのことを理解するための必然である出来事が起こるのだと理解しなさい。
だが、あなたは、レイキは万能のものでないと理解する必要がある。

T:分かりました。昨日の人物は、例えばレイキのエネルギーによって、枯渇したバッテリーの充電ができる、酒の味を変えることができると言っていますが。

C:それはレイキのエネルギーではない。
それは人によるものである。人が想念により地球の磁波を集め充電したのである。
酒の味を変えるのは、そのものの霊体の触発によって起こった反応である。

T:もう一つ聞きます。
わたしがヒーリングをおこなうと、その者の「負のエネルギー」を溜め込むので、それを浄化する方法を霊信で告げられましたが、そうするべきでしょうか?

C:あなたはまだ覚醒したばかりだ。
よってその必要がある。
だが、あなたはそれに慣れていくにしたがって、あなたの身体は自然に負のエネルギーを消化するよう本能が習慣づけられていく。
よって、それを意識しながら習慣的な行動としておこなう必要はなくなる。
M子のこの意識の中で表現するべきことではないため、この説明はこれまでとする。

T:私の手のひらから白い霧状の粒子が放射されているのを見たという三人の霊能者(注:昼間でも霊が見えるという人)がいますが、これは事実ととして受け取ればいいのでしょうか?

C:そうだ。
白いという表現は適切ではない。
それは多くの色彩を含むものであるが透明性があり、そのためにそう取られるのだ。だが、光としての要素は大きい。
あなたの関わっている理沙(拙著『前世療法の探究』でタエの事例を語った脊柱側湾症の女性)の骨も、あなたの癒しによりある程度まで回復がおこなわれる。
その先は完全に癒されるべきではない。
なぜなら、それは彼女の魂の目的でもあるからだ。
完全にそれは癒されるとは、私達は述べていないはずだ。
だが、ある程度までは回復するのだと理解しなさい。
今、M子の両手を持ちなさい。
M子の手から起こる波動をあなたの左手で感じとりなさい。
それを意識して、その脈動があなたの手に刻まれるよう集中しなさい・・・。これよりM子の意識を完全ではないが、M子の過去世で体験した「地球の意識」へと近づける。
あなたは、その左手でそれらを感じ取るのだ・・・。
耳鳴りは、あなたが感じ始めた反応であるととらえなさい・・・。そのまま続けなさい。
そのものを左手でただ感じるのだ・・・。
あなたはすぐに理解を得られることのないものに対し、あせりに駆られる傾向がある。
それを抑え、あなたは少しずつ、一つずつ見極めながら進む必要がある・・・。
眼を閉じ、イメージしなさい。
あなたの眼に地球が映っているのだと想像しなさい・・・。
耳鳴りがあっても、そのまま続けなさい・・・。
あなたは、今あなたのイメージしているものとこの感覚を記憶しなさい・・・。
あなたは地球へと接触するために、これを回想として思い出し、おこない始める必要がある・・・。
注:このあと口調が変化し別の意識が語る)
赤い玉と青い玉が見える・・・。
女の人が・・・持っている。
右手に赤い玉、左手に青い玉を・・・ずっと見てる。
この人に近づいてはならないと言われました。
その姿がはっきりとは見えないのです。

T:今、わたしの両足裏にぴりぴりした感覚があります。
これも、「地球の意識」と関係ありますか?

C:それも、今は言うべきではないと言われました。
あなたは、その感覚を覚えるだけでいいのです。
その反応こそ始まりなのだと、その感覚がないと自分ができていないのだと疑いなさい・・・。
これで十分である。

T:今、わたしに語りかけていらっしゃるのは、どういう方ですか?

C:先ほどまで語りかけていたのは、「あなたを守護する者」です。だが、今M子の口を借りて語っている私は、「M子を守護する存在」です。

注:「地球の意識の脈動」というものを確かに私は感知しました。
M子さんの両手を彼女のお腹の上に重ね合わせ、その彼女の手の甲の上に私の左手を置いて感知しました。
この状態では彼女の心拍は感知できませんし、自分の手の平に私自身の心拍が感知できるはずもありません。しかし、ドックン、ドックンという1秒間隔ほどの力強い脈動が確かに伝わってきました。この脈動感覚は現在も明瞭に記憶されています。
同時にキーンという耳鳴りが高まりました。
霊体験だと言ってよい実に不思議な、強烈な感覚でした。

T:こんな機会はそうありませんから、もう一つだけお聞かせください。
五色のエナジーカラーは霊的なものと関わるものでしょうか?

C:大いに関係がある。
あなたも十分理解しているが、色にはその独自の波動、振動数がある。
すべてのものは同じ意識から生じるものであり、その構成や振動数により、それぞれ物質として存在するのだ。
だが、色と霊的存在の直接的な関係性をここではまだ述べられない。
だが、その関係性について説明する前に、あなたが現実においての、それらの色彩についてより探究しなければならない。

T:M子さんは黒、わたしは赤です。
そして、M子さんはわたしに赤瑪瑙のブレスレットを贈ってくれました。これをわたしが左手に付けることによって、霊性がプラス方向に変化すると考えてよろしいか?

C:そうだ。
そして、あなたは地球へと接触を試みる場合には、左手にそれを載せる必要がある。

T:これ以上のセッションを続行することは、M子さんの脳髄に負担が大きいとわたしは判断しますので、これでM子さんの催眠を解いてよろしいでしょうか?

C:そうだ。

T:ただし、霊信については、これからパソコンで自動書記のおこなわれることを確認したいと思います。
れは許されるでしょうか? 
控えたほうがよろしいか?

C:それは、あなたの望む方に進めばよい。

T:分かりました。
それでは、わたしの中に少し疑念として残っている自動書記を見たいと思います。
M子さんの今の意識のままで霊信が受信できますか?
霊団のどなたが送信してくださいますか?

C:できる。送信はエドガー・ケイシーが適任である。

T:それでは、今日のセッションの意味と、これからの我々が心得るべきことについて、なにとぞケイシーの霊に送信していただけるようにお願いいたします。

(2007・1・27 M子前世療法セッション逐語録おわり)

注:このあと、エドガー・ケイシーと思われる送信霊からの自動書記による送信がおこなわれました。
約10分でA4版2枚分の内容がreal timeでパソコンに打ち込まれました。
その間、M子さんは催眠トランス状態で、開眼している眼は虚ろなまま、しかし指は自動的に滑らかに動いて、途中滞ることもなく文字を打つことを確認しました。
打ち終わったあと、受信中の意識状態を尋ねるたところ、誤字・脱字・変換ミスがあると、霊が「違う」と指示するということでした。
打ち出す文章の意味を意識できる状態ではないということでした。
ほぼ間違いなく断言できることは、M子さんがトランス状態で「自動書記」現象を起こしたことです。
このことから、これまでM子さんから転送されてきた毎夜の 霊信と呼ばれるものについても、意図的創作ではなく、真性の自動書記である蓋然性が高いと判断できると思われました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2007・1・27M子セッション逐語録の3おわり
次回はエドガーケイシー霊を名乗る霊的存在からの自動書記による送信を公開します。

2015年8月14日金曜日

2007・1・27M子セッション逐語録の2

    SAM催眠学序説 その64

2007・1・27M子セッション逐語録の2


T:セラピスト稲垣 C:クライアントM子さん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


T:でも、あなたには、まだまだ傷があると霊信では伝えています。さらにこれから傷を探っていいですか?
 

C:はい。
 

T:このセッションは癒しのセッションになると霊信は伝えていますから、あなたは少々苦しいかもしれませんが、それをわたしと一緒に探りましょう。
わたしは、あなたの魂の歩いて来た道を眺める立場になると霊信は伝えています。
そのことが、わたしの魂の癒しにもなると言っていますから、どうしてもやらなければならないことですね。
 

C:はい。
 

T:これで一つ傷は癒されました。
これからあなたの最初の過去世であったアトランティスに戻ってみましょう。
それはね、霊信で口外禁止令が出ている内容のようですから、完全に戻ることはできないかもしれません。
でも、これからのあなたとわたしの進む道にとって、とても重要なことですからヒントくらいは探れるかもしれません。
今、これまでの霊信から、あなたもわたしもアトランティス大陸が沈む時の時代に第一の人生を終えたことが分かっています。
二人はアトランティス人でした。
あなたは、アトランティス人として惑星のエネルギーを操作するような、そういう霊能力を持った最後の女性として終えたようです。
そして、それがうまくいかなくて失敗をして、大きな魂の傷を負ったようです。
そして、わたしは、そのときにあなたの近くにいた科学者だったということです。
そのあたりの記憶がきっとあるはずですから、神の許しがある限りそこへ行ってみましょう。
だめなことについては、神が許さないと思います。
それは諦めましょうね。
じゃこれから、あなたの魂の表層の傷になった最初の人生にゆっくり戻りましょう。これから、ゆっくり五つ数えます。そうすると、あなたの深い意識はアトランティスの人生にゆっくり戻っていきます。
そして、あなたの魂の傷となった場面にきっと戻ります。
わたしが付いていますし、多くの守護する存在たちが見守っていますから大丈夫ですよ。
じゃ数えます。1・・・2・・・さあ、どんどん戻って今から1万年三千年前に戻っています。3・・・4、もう少しで最初の人生に戻りますよ。
さあ、あなたはアトランティスの最期の時代の、そのときに戻りました。
そして、あることをしようとして、それがうまくいかず人生を終えました。
わたしも同じです。
さあ、あなたの記憶に残っているのはどんな場面でしょう?
あなたの魂の傷になった場面ですよ。
 

C:・・・赤い丸い玉を譲り受けました。

T:誰から譲り受けましたか?

C:・・・母です。でも、人に見せてはならないのです。

T:それが何であるか、あなたに分かりますか?

C:それは断じて人に他言してはならないものだと母から言われました。

T:霊信によると、あなたのお母さんは純粋な霊媒ですね。お父さんがアトランティス人で、その混血としてあなたは生まれたんですね。

C:父は完全な人類ではなく半獣人です。

T:そのお父様は人間ではないので、今はガイドになっていますか?

C:いいえ、彼は生まれ変わりをしています。

T:あなたと私は、その時代に一緒に生きていました。私はどんな立場であったのか分かりますか?

C:私はあなたを存じています。ですが深く関わる者ではなく、私たちは、あなた方と交流することは、してはならないものだと禁じられています。あなた方は、私たちの文化にあまりよくない影響を与える者だと父は私に述べております。

T:そうですか。で、私は半獣・半人間という姿ですか?

C:あなたはその中でも特殊です。他の者の手は獣のような形をしていますが、あなたの手は人類の形をしております。

T:私のほかの身体の部分は獣のような形をしているのですか?


C:あなた方の身体の部分で、後頭部は獣のようであり、そして顔の前面である正面は人類のような皮膚をしておりますが、人類のものよりも厚いものの皮膚で覆われています。あなた方は耳があり、そして鼻が突き出しています。

T:じゃ、犬のようなオオカミのような顔をしているのですか?

C:似て非なるものです。

T:それが今から1万年くらい前の話ですね?

C:1万3千年前。

T:そのときに地球という惑星に何か起きましたね? それをあなたは何とかしなければならないということで、赤い玉に関わることをしたのですか?

C:私はそのようなことは存じません。ですが、母はその赤い玉を私に譲り受けさせて、それを決して他言してはならないと、そして、私の存在を、私と母との関係を他の者に悟られてはならないと、そのため、私は母もとでは育てられませんでした。

T:お母さんは純粋な霊媒能力を保つために結婚をしないで、何かの遺伝子操作によってクローンとして生まれた存在なんですね。でも、あなたは違ったんですね。お父様がいた。そういう存在がいてあなたは生まれた。

C:はい。それを絶対知られてはならないために、母とは一緒にいられませんでした。 

T:で、あなたは、お母さんの跡を継ぐ最後の存在であったようですけれど、そこであなたがしたことについてはお話できませんか? それをしていいのか、してはいけないのか。その赤い玉ときっと関わりがあると思いますが。

C:私は、私は、・・・私は悟ったことは人に言ってはならない・・・。

T:あなたの悟ることは人に告げてはならないということですか?

C:そう母に言われておりました。

T:ではここで語ることはできませんね。許されませんね。

C:私は・・・分からない。


T:分からないですか。ではこうしましょう。
あなたは今、魂の状態でいますから、神とのコンタクトがきっと取れます。
神に尋ねてみましょう。
それを明かすことをあなたが許されたとしても、それはM子さんとわたしだけの完全な秘密として、しばらくは絶対他言しないように、そういう約束を神と結びましょう。
それでも駄目であるならば、諦めましょう。
ほんのわずかでも、そのことが分かると、あなたの魂の傷を癒すための大事なポイントになるのかもしれませんから、あなたが話せるといいなと思います。神に聞いてみてください。

注:このあとのC:の言葉はM子さんではない霊的存在が憑依して語る)
 

C:今、M子の口を借りて語った者は、M子の魂に深い傷を持つ者の留まる意識である。
その者を次の段階へ導くことは進行とはなり得ないのである。
その者の意識は、そこより先へは進めない。その者に尋ねても、その者はその段階までの記憶しか持たない。その先を見詰めなさい。
 

T:その者とはM子さんのことでしょうか?
 

C:違う。
M子の過去世である。
その者の意識は、あなたが知りたいと望んでいる意識を持つ者ではない。
それは過去に留まる意識である。
その者の意識の中に内存するものであり、その者は母親との関わりの少なさや愛情の薄さにより、そこに留まったままでいる状態であり、その者は多くを知るものではない。
 

T:その者を癒す必要があるなら、わたしは癒したいと思いますが・・・。
 

C:その必要はない。その先へと進まなければ、その者は癒されない。
 

T:それでは、アトランティスの記憶はここまでにしましょう。
 

C:そうではない。
その先に進んだ段階を見るのだ。
あなたが今、垣間見たものは、その者の幼い頃の記憶であり、その者の子どもとしての意識である。
 

T:では、その先に進んでよろしいのでしょうか?
 

C:そうだ。
 

T:それでは、その先に進むことにいたします。その者の名前は分かりますか?
 

注:このあとのC:の言葉はM子さんの意識に戻って語る)
 

C:・・・アリア・・・アレハ。(聞いたことのない曖昧な発音で表記不能)
 

T:アリア? アレア? はっきり言ってみてください。
 

注:このあとのC:の言葉は再度霊的存在が憑依して語る)
 

C:あなた方の言語では、それを明確に表現することはできない。
だが、その者の名前はアレアだ。あなたが理解しやすいように進めなさい。
 

T:じゃ、とりあえずアレア、でいいですか。
今、あなたの語ってくれたのは、あなたの幼い頃の母親との記憶でした。そこであなたは口外してはいけない身のうえと紅い玉を譲り受けたようです。あなたこの先成人していきます。そして、その赤い玉と関わる形で地球という惑星の危機を救うための大きな使命を果たそうとします。そこの記憶にもどってください。


三つ数えると、あなたは幼いアレアから成人したアレアになります。
そして、その使命を果たそうとする、そういう場面に戻りましょう。1・・・2・・・3。
さあ、あなたは今、何をしようとしているんでしょう。はっきりお話できますよ。
 

C:・・・私は水で洗い清めています。

T:禊ぎをしているのですか。そして、その先は?

C:私に仕える者が「ある物」を・・・私のもとへ届けました。

T:その「ある物」とは何であるか分かりますか?

C:それはあらゆる種族の取り決めた協議であり、その協議に賛同した者は、我が種族の長である父も含まれています。

T:そうですか。その先へいきましょう。それであなたはどうしたのですか?

C:・・・私は強制的にプティアレ(注:発音不明瞭で聞き取り不能) へ連れていかれました。・・・プティアレとは・・・みなが集まりそこで多くの者が議論しています。・・・私はそれを見ることしかできません。私の意志による選択は不可能です。選択の余地は私たちにはないのです。
私は・・・私は何か機械の筒のような物に入っています。これは私どもの星の者により作られた物ではありません。

T:地球の人間によって作られた物ですか?

C:違います。他の惑星の別の種族によって作られた物です。

T:そこへあなたは入って、ある想念を凝らすわけですか?

C:いいえ、私の肉体へと衝撃を与えるのです。そうすると、「私」と「肉体」と「霊体」とが分離を起こし・・・そうしなければ、私は星への接触は不可能であると・・・私は混血であることにより、強制的な手段でなければ、私は肉体から離脱することができないのです。

T:そして離脱をしたわけですか?

C:・・・分かりません。

T:その先の記憶はありませんか?

C:・・・記憶ではなく、それは・・・あなた方の理解を超える範囲のものとして、人という存在の記憶ではなく、宇宙による記憶として刻まれました。

T:霊信によると、あなたはそうしたある仕事をしたはずなんですが、それに失敗したというふうに伝えています。それが何であるか分かりますか?

C: 私は肉体からの分離のあと、「私の中の傷」と、今あなたに私が語っている「私の意識」とに分離させました。それはあなた方には到底知り得ることのできない方法であり、伝えるべきではないものです。私たちの血族の間で長年継承し続けられてきたものであり、それを知る者は、今現在において存在しないものです。「私」が傷を持っているのではなく、正確に表すとしたら、私の中にある「傷を受けたもの」は、「私」とは分離し離れながらも同じ存在として、一本の糸としての繋がりを持ち、M子自身が「そのもの」には痛みや感情的な恐れを感じるのです。

T:その存在とは、私には想像もつかない存在ですが、そのあなたの痛みをそのまま感じる存在として今も生きているのですね? 

C:「生きている」という表現は事実ではありません。「そのもの」は漂っているのです。
   
T:「そのもの」は分離したものですから、あなたと一体化しなければならないものでしょうか?


注:このあとのC:の言葉はM子さんではない霊的存在が憑依して語る)
 

C:(毅然とした別人口調で)今はその必要はありません。
 

T:どうしたらいいでしょう? 
わたしにできることは、仕事としては「そのもの」を癒すということが必要ではありませんか?
 

C:「そのもの」ではなく、あなたが今日、癒すべきものはM子という存在であり、アトランティスでの過去世について深く触れることは今日はできない。
だが、あなたは先ほど癒した傷ともう一つ、あなたが知らなければならない傷がある。
だが、その傷は癒され始めている。
それは、直接あなたと過去世で関わり合う者であり、「その意識」は、先ほどからあなたを見詰めている。
 

T:そうですか。
 

C:その幼子は、あなたへと伝えたい言葉をずっと胸のうちに秘めていた。
 

T:残念ですが、わたしにはそうした存在と交信する能力がありません。
M子さんに代弁してもらえますか?
その幼子の言葉を。
M子さんが霊媒となって、訴えてる幼子とわたしとの仲立ちになってくだされば、その幼子を癒すことができるかもしれませんが。
 

注:このあとのC:の言葉はM子さんの過去世である幼子の口調に変わって話す)
 

C:先生!・・・先生、ありがとう。(泣き声で)ぼく、先生を悲しませて、ごめんなさい。
 

T:分かりました。で、あなたは何をしたんですか?
 

C:(泣き声で)ぼくだけじゃなくて、みんな、みんな死んで、先生泣いたでしょ。
ぼく、先生が、ずっとずっといっぱい大切なことを教えてくれて、先生、ぼくのお父さんみたいにいっぱいで遊んでくれて、ぼくは先生のほんとの子どもだったらよかったと思ったけど、でも、死んだ後に、ぼくのお父さんとお母さんがいてね、先生は先生でよかったんだって・・・。
で も、ぼく、先生に、先生が喜ぶこととか何もできずに死んだから、ぼく、ずっとね、先生に恩返ししたいってずっと思ってて・・・このお姉ちゃんは、ぼくじゃ ないけど、でも、先生とお話したりできるのは、このお姉ちゃんだけだよ。でも、ぼくも、ずっとこのお姉ちゃんと一緒だから、だから、ぼくのこと忘れないでね。
 

(注:この幼子は、M子さんの魂表層を構成している前世人格の1つとして存在し、魂表層から顕現化し、現世のM子さんの肉体を借りて自己表現していることを示している。つまり、このセッション1年後に定式化されるSAM前世療法の前駆的現象であると推測できる)


C:分かりました。きっと忘れませんよ。
それからあなたがね、こうやって現れて、直接あなたの声を聞く能力は、わたしにはありません。
でも、そのうちにそういう能力が現れるかもしれないと霊信では告げられています。
ですから、そのときが来たら存分に話しましょう。
先生は忘れることはないだろうし、あなたからひどい仕打ちを受けたとも思っていません。
だから、あなたはそんなに悲しまないでください。
 

C:ぼくは、先生に「ありがと」って言いたかった。
 

T:はい。あなたの気持ちをしっかり受け止めましたからね。
そんなに悲しむことはやめてください。先生も悲しくなるからね。
 

C:うん。 

T:あなたは片腕をなくしていますか?
 

C:生まれつき右腕がないんです。でも、先生は、手が一本だけでも大丈夫だっていつも言ってくれた。
 

T:そうですか。
今、あなたが生きている時代はいつ頃でしょう。
わたしには、それも見当がつかない。西暦で何年くらいのことか分かりますか?
 

C:紀元前600年。
 

T:どこのお国でしょう?
 

C:・・・プ、プティアドレス。
 

T:それは地球上にあった国ですか? ほかの惑星ですか?
 

注:この後、幼子が大人の男性的口調になり、霊的存在が憑依したと思われる)
 

C:それは地球にあり、前後の違いにより、今は別の地名として伝えられている。
 

T:日本ではないようですね。中近東とかヨーロッパですか?
 

C:違う。
 

T:中南米とか南米でしょうか?
 

C:南米に近いが・・・パレンケ・・・パレンケ・・・カメン・・・。
 

T:いずれにせよ、私は紀元前600年頃の過去世で、そういう孤児を世話した教師であったわけですね。そのときに片腕であった子どもが、私に伝えたくて悲しみを背負ってきたわけですね。
そのことを私は知りましたから、わたしの魂の傷は癒えましたか?
 

C:それだけでは十分ではない。
あなた自身が思い出す必要がある。
ほかにも多くの傷がもっとある。
そして、今語ったものについても十分ではない。
あなた自身が前世療法を受けるのだ。
記憶はすぐに浮かび上がるわけではない。
あなたは、それを期待してはならない。
あなたに必要なものが、一つずつ思い出されるのだ。
 

T:そして、私はそうして霊性を高めていくことになるのでしょうか?
 

C:それはあなたが理解するものである。
 

T:それではもう一つお尋ねします。
M子さんの傷をさらに探る必要はありますか?
 

C:今の段階では、進めることはできない。
魂に触れることをこれ以上進めることは、衝撃を作りかねない。
 

T:分かりました。その判断に従います。
今日は、ここでセッションをやめますが、必要があれば、また続けることになりますか?
 

C:ある。あなた方はまた何度かおこなう必要があり、そしてM子の意識をより深い状態へと、その変性意識をつくる必要がある。
 

M子は自らの環境を整える必要がある。そして、深い意識へと進むことを容易にするための練習をおこなう必要がある。
 


注:憑依したと思われる霊的存在が告げた地名「パレンケ」は、実在するマヤの「パレンケ遺跡」ではないかと思われる。
これはインタネットで検索した結果判明したことである。
このことによって、M子さんの潜在記憶の可能性は排除できないが、普通は持ち得ない知識であろう。
このページの右腕のない幼子は、第14霊信で告げられていた「M子は生まれつき右腕がない障害を持ち、それにより他の者より愛情を持ち接した」者であることは間違いない。
このセッションにおいても、拙著「タエの事例」と同様、私はM子さんを媒介にして憑依したと思われる霊的存在と直接対話したことになる。

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M子セッション逐語録の2おわり
M子セッション逐語録の3へつづく   

2015年8月9日日曜日

第16霊信の公開  2007・1・27M子セッション逐語録の1

   SAM催眠学序説 その63


第16霊信は、自動書記として告げられたものではありません。
M子さんとの前世療法セッションの逐語録です。
このセッション中に、私の守護霊、M子さんの守護霊、エドガーケイシーの霊が交互に憑依し、霊信を告げるという現象が生じましたので、このセッションそのものを第16霊信として扱っています。
3時間にわたったセッションですので、3回に分けて公開していきます。

以下の逐語録中の符号は、T:セラピスト稲垣、C:クライアントM子
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T:あなたは、このセッションで、あなたにこれまで何度も接触をし、でも向き合うことを拒否してきた霊的存在に出会い、あなたの魂の傷を癒さなくてはなりません。この次元で、その存在があなたの前に姿を現していますよ。どんなふうに、何が見えますか?
 

C:左胸に刀が刺さっています。
 

T:じゃあその刀を抜いてあげましょうか。抜いてあげなさい。その存在は苦しんでいますか? 助けを求めていますか?
 

C:いいえ・・・(泣きながら)・・・その刀は私が刺したものです。
 

T:刀を抜いて心からお詫びしてあげませんか。どういう事情で何があったんでしょう。3つ数えますと、だんだんはっきり甦ってきますよ。1・2・3・・・。さあ、お話できますよ。
 

C:・・・秘密を守るためです。
 

T:あなたが刺した相手は男性ですか、女性ですか?
 

C:男性です。
 

T:どんな秘密ですか? 語ることができますか?
 

C:わたしとその人の子どもを、わたしが殺しました。(泣く)
 

T:母親のあなたが我が子を殺したのですか。それが秘密ですか?
 

C:分かりません。
 

T:それを相手の男性が知ったから殺したのですか?
 

C:違います。殺さなければならなくなったから・・・。
 

T:相手の男性は殺されることが分かっていたのですか? それとも突然殺したのですか?
 

C:わたしが刀を握りしめて立っているのを彼が見て、それでも・・・彼は逃げませんでした。
 

T:そうすると、あなたが刀で刺すことが分かっていても、彼は逃げなかったわけですね。それは、あなたを愛していたからですか?
 

C:はい。
 

T:それがあなたの魂の傷になりましたね。
 

C:ワアーアアアア・・・(泣きじゃくる)


T:そうやって、あなたの流す涙が相手を癒すことになりますよ。
泣くことはちっともかまいませんよ。
泣くことで、あなたの魂の表層の傷も癒えていくことになりますからね。
その相手の魂は現世のM子さんに接触しているということは分かりますね? 
その人ですね?
 

C:はい。(泣きながら)
 

T:彼の魂を癒しましょう。
あなたの本当に申し訳なかったという涙で、彼は随分救われたと思いますよ。
彼の魂は見えませんか?
 

C:(泣きじゃくって)彼は死を・・・受け入れたときから・・・わたしを許していました。でも、わたしは自分が許せなくて・・・誰よりも分かってくれた人なのに・・・。
 

T:あなたが裏切ったのですね。
だから、彼の魂はあなたを求め続けて、あなたに夢で接触していたのですね。
それがよく分かりました。
今あなたは泣いています。
その涙は真実の涙ですよ。
彼の魂を癒しています。
ここで、あなたのお詫びの真心の言葉があったら伝えてあげなさい。
それが一番彼の魂が慰められて、行くべき所に行くための癒しになります。
どんな言葉をかけてあげますか?
 

C:(泣きながら)どのような償いも・・・あなたの死と釣り合うものは・・・ありません。分かりながらも・・・何度も近づいてきたあなたに合わせる顔がなくて・・・ウッウッウッ・・・・(嗚咽が止まらない)。
 

T:それで拒否していたのですね。
だから、彼は何度も何度も、あなたのその言葉を聞きたくて近づいてきたことも分かりましたね。
彼の存在がはっきり分かりましたね。
 

C:はい。(泣き続けて)
 

T:彼もこれで満足したと思います。あなたの流した涙で、きっと彼の魂の傷も癒された思います。彼はこれで光の世界へ行くことができると思いますよ。
 

C:はい。(泣きやむ)
 

T:いずれあなたも光の世界へ行きます。
そこで彼と再会がきっとできると思います。
 

C:その前に彼は旅立ちます。
 

T:旅立ちますか。生まれ変わりをしますか?
 

C:はい。
 

T:あなたも、生まれ変わりをしますか?
 

C:わたしはできません。
 

T:今度は、あなたが彼を守護する存在になるかもしれませんね。
 

C:その必要はありません。
 

T:なぜですか?
 

C:彼は、私の子どもとして生まれ変わります。
 

T:そうすると、現世のM子さんはまだ結婚していませんが、であるなら、今彼の魂にそのことを伝えて、M子の子どもとして生まれ変わると告げてあげなさい。
酷い仕打ちを十分に償うだけの愛情を注いで育て上げるから、もう少し待って下さいと伝えてあげなさい。
 

C:彼は全部分かっています。
 

T:そうですか。
あなたは、今彼の魂と出会っていますね。
彼はそのことを納得してくれましたか?
 

C:はい。
 

T:じゃあ、もうあなたに正体も分からないままにして接近することはないでしょうか?
 

C:これからは、わたしの傍でわたしの進む道を見詰めます。
 

T:そうですか。よかったですね。
これであなたが悩まされ続けてきた訳の分からない存在ははっきり分かりましたし、罪の償いの涙を流しましたし、これであなたの魂の傷の一つは消えましたね。
 

C:はい。

注:初めて会ったM子さんは、ごく普通の、明るい話ぶりの娘さんでした。

彼女が霊媒であることがそぐわない感がありました。
ここで私は、セッション中の彼女 の語る言葉と、霊信の内容との整合性を確認する質問をしています。
第1霊信で稲垣もM子も現世が最後の生まれ変わりであると告げられていましたから、「あ なたも生まれ変わりをしますか?」と聞いたことです。それに対して彼女は、ためらわず、「わたしはできません」と答えています。
矛盾はありませんでした。
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セッション逐語録の2へつづく 

2015年8月3日月曜日

第15霊信の公開 2007・1・27 1:20着信

   SAM催眠学序説 その62

第14霊信までを受け取ったところで、私は通信霊団への【お礼】【質問】【お願い】の三点をM子さんに送付し、霊団の反応を待つようにお願いしました。以下がその反応です。
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今日という一日が終わり、明日という一日が始まる。

あなた方と私たちの流れは違うものである。

あなた方は一日を通し、生まれ変わる。

そして、日々進化していく。

生と死の過程は日々おこなわれるものである。

今日という一日が始まり、あなた方はその先へ進んで行く。

その先に、あなたの魂が、そしてあなたとともにあなたの魂から生まれた多くのものが存在し、同じものを見つめていくのだと理解しなさい。

それらのものの、協力を求めるのだ。

友愛、それは自身の魂によるものこそ、真の友愛である。

あなた方は、自らの魂の側面であるものたちと友情を築くのだ。

その先にあるものを、曇りなき眼で見定めなさい。
 

【お礼】

魂の二層構造、心・意識・霊体、魂の傷などについての理解が深まりました。

これまでのスピリチュアル霊学では明らかにされていなかった秘密の知識を得ることができました。

これからの実践に生かしていきます。ありがとうございました。
 

【回答】

あなたは、今後より深く理解していく。それらは、あなたにとって多くの恩恵を与えるものとなるだろう。

【質問】

あるスピリチュアル霊学では「霊の心」「肉体の心(本能)」というように 「心」を二通り想定しており、潜在意識の中に「霊の心」があると説明しております。

また、「霊」の表層を「霊の心」が包んでいると説明しております。

これ らの説明は、あなた方霊団の説明とは食い違うということになりますが、なぜこのような食い違いが放置されてきたのでしょうか。

また、なぜ私に詳しい知識が授けられたのですか。
 

【回答】

尋ねるまでもない。

あなたに与えられるべきものが与えられただけだ。

そして、これまでの者たちに与えられるべきものが与えられただけだ。

すべては神の計画のもとにおこなわれている。

そして、それらは誤りではない。

それらの霊媒がそう受け取っただけなのだ。

それは、真理において生じる矛盾ではなく、言葉の類似性により生まれた適切ではない表現となったものである。

それは、そうあるべきであっただけだ。

そして、あなたにとってもそうである。

あなたには、与えられるべきものが与えられたのだ。

あなたは自分が何をおこなうかを理解していない。

今はそれでよいのだ。

この先、あなたは信仰を築き上げ、自らの直感をもとに方向性を定め前進していく。

その先にあるもの見つめることが、その答えを得る術であると理解しなさい。


【お願い】

2007・1.27私はM子さんに前世療法のセッションをおこないます。

これまでの霊信を熟読して臨みますので、M子さんの魂の真の霊性を発揮させるための光が点るようにどうかお守りください。

そのためのアドバイスがもしあれば、どうぞお伝えください。

 

注:第1霊信でM子を守護する霊的存在から次のように告げられている。

すなわち、「あなたは、今世で魂の癒しという旅を終えます。あなたにとっ て、これが最後の生まれ変わりとなります。

それはもう、すでに決められたものであり、あなた方と神との計画でもあります。

彼女はすべてを繋ぐ一点の光なの です。その一点がなければすべては繋ぐことはできません。

そして、その光を灯すのはあなたの役割です。

M子はまだ、完全に覚醒してはいません。

彼女の真の 霊性を発揮させるための光をあなたが灯すのです。

その方法は、あなた自身が直感で理解しているものです。

それをM子に提案しなさい。

これを受けて、M子さんに前世療法を実施することを提案しました。

その結果2007・1・27午後に前世療法をおこなうことになっていました。

 

【回答】

あなた方は十分に守られている。

だが、あなた方に必要なのは「自らのこの先」をそれぞれが信じるということである。

それこそが、もっとも必要なものであり困難なものである。

恐れを捨てなさい。勇気を持ちなさい。

あなたは明日、神による癒しをおこなう者となる。

今後すべてに対しそうなるのではない。

それは、必要に応じておこなわれるものである。

明日、あなたのそばに神がいるのを感じなさい。

そして、多くの者が守護しているということを感じなさい。

それらの者により、癒しはおこなわれる。

そして、M子よ、恐れを捨て去りなさい。

あなたに内存する傷を癒すのだと、その勇気を起こしなさい。

あなたは、痛みや恐れ、不安に駆られるだろう。

だが、多くの者があなたを癒そうとしていることを理解しなさい。

そして、明日覚醒するということを信じなさい。

あなたが信じるということが最も重要な鍵となる。

それがなければ、あなたが救われることを望む者たちは救われない。

あなたが変化のきっかけを与えたいと望んでいる者たち、これまで癒しを与えたいと祈りを捧げた者たちの、この先の鍵を握るのはあなたの信仰である。

神を信じなさい。

これは、神とあなた方の交わした約束であり計画である。

すべてに祈りを感謝を捧げなさい。

あなた方は、自らの幸運をつくりだすのだ。

私は、M子のガイドであり、これまで彼女の旅を導き、見守ってきた。

彼女の痛みは私の痛みであり、彼女の傷は私の傷であり、彼女の感じるすべてのものが私のものである。

私と彼女は何より深い繋がりを持つ。

M子は明日、M子の魂の深い傷を持つ者が会いたいと切望している者と再会を果たすだろう。

それは、すでにこの世に存在しない者であり、さまよい続けている者である。

そして、あなた方はこれまで人が踏み込むことが許されなかった、知ることが許されなかったものへと近づき始める。

あなた方に必要なのは、信仰であり勇気である。

神の計画をおこなう者としての勇気、そしてあらゆるものを受け入れる勇気である。

ただ、信じることが前進するものだと理解しなさい。

多くの者の声に耳を澄ませなさい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第15霊信おわり

第16霊信へつづく