2013年1月16日水曜日

閑話休題

今年に入ってから映画上映のお知らせを記事にしただけで、このブログの本題に触れる記事を載せていません。
といっても、生まれ変わりの探究において、そうそう目新しい話題提供ができるわけでもありません。
そして、昨日このサイトの訪問者数を確認して驚きました。
1月12日に6,070回のアクセス数がカウントされていたからです。
その後も1,000を越えるアクセスが今日まで3日間続いています。
普段は200~400アクセスで推移してきました。
 
この異変は、きっと多くの読者を獲得しておいでになる複数のブロガーが、私の記事を拡散してくださったからだと推測しています。それらブロガーの皆様には、この場を借りてあつくお礼申しあげます。
そしてこのお礼は、セッション中に憑依した私の守護霊を名乗る存在、降臨したと思われる神を名乗る存在からのお礼でもあります。それら存在が、昨年末より、「霊的真理を広める仕事を急げ」というメッセージを告げており、そのための手段として今回の映画制作を急ぎ、上映会に漕ぎつけたという事情があるからです。
メッセージを告げた神や霊的存在が実在しているとすれば、その実在を映像で示そうと企画した上映会案内記事を拡散していただいたことに、神および高級霊がお喜びにならないはずがないと思います。合掌。
さて、おもしろい話をひとつ。
昨日、今回のドキュメンタリー映画の主人公ともいえる里沙さんより奇妙な電話がありました。
「『催眠・魂・生まれ変わりの真実』の上映会で、会場の照明が点らなかったりする超常現象が起きませんでしたか」という電話です。
なぜ、このような問い合わせ電話があったかの理由がおもしろい。
里沙さんには、検閲用映画DVDを渡してありましたが、彼女の友人夫婦にせがまれてそれを貸し出したそうです。
友人夫婦は、新築まもない自宅で、深夜におよぶ映画視聴をしました。ところが、前編「タエの事例」のセッション映像が始まったころから、窓ガラスがカタカタ鳴り始め、後編「ラタラジューの事例」に至って、カタカタ鳴る現象に加えて柱がギシギシ鳴り始め、友人夫婦は怖くなって、里沙さんに電話で報告してきたということです。新築の家で、このような奇妙な現象が起こるとは考えられない、この映画には霊的な何かがあるのではないか、という問い合わせだったそうです。
この話が本当であれば、おそらくポルターガイストと呼ばれている超常現象だと思われます。
そこで里沙さんは、上映会場でなにか異変があったかを尋ねて電話をしてきたというわけです。
幸か不幸か、1月6日の封切り会場では、そのような超常現象の報告は聞いていません。
もっとも私の知らないところで、会場トイレの照明が消えたり、トイレの水が流れなかったりする不思議現象があったかもしれません(笑)。
私は、この映画の字幕校正のために、深夜何度も視聴してきましたが、超常現象らしきことは何も起きていません。それらしいことといえば、真夜中に視聴中、風鈴の音のような涼やかな微かな音が断続的に聞こえたことはあります。真冬・真夜中の風鈴とは風流じゃのう、と思ったことを覚えています。そういえば、我が家の軒下には風鈴などがぶら下げてありません。空耳であったのかもしれません。
1月20日の上映会では、注意をはらって超常現象の有無を観察してみます。

13 件のコメント:

ソウルメイト さんのコメント...

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稲垣先生が発表されたタエおよびラタラジューの事例は、「死後生存仮説」や「生まれ変わり仮説」についての客観的な検証に耐える実に稀有な事例であり、今後、この分野における研究において必ず、引用され、言及されるきわめて重要なものであることは、疑う余地がないと思います。
チャールズ・ダーウィンがきわめて唯物論的な生命観に基づく「種の期限」を発表しておよそ150年が経過したわけですが、その頃、唯物論に真っ向から、挑戦状をたたき付けるかたちで近代スピリチュアリズムが産声をあげました。スピリチュアリズムはそれなりに健闘し、現代の超心理学などを派生させましたが、唯物論にたいしてはつねに旗色が悪い状態で今日に至っております。
稲垣先生の研究が、唯物論に致命的な一撃を加わえ、真にスピリチュアルな科学を登場させる幕開けの役割を果たすことを希望してやみません。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>ソウルメイトさん
重厚なコメントありがとうございました。  確かにご指摘のとおり、とりわけ日本においては唯物論が幅をきかせておりますね。私の主張は「タエの事例」と「ラタラジューの事例」の執拗な検証の結果、現在の唯物論ではこの事例の説明はできませんよ、だから別の説明体系があるとしかいえない結果がでているので、それを認めざるを得ないのではありませんか、という主張です。しかし、凝り固まった唯物論者は、私の主張をハナから検討する余地のない妄言あるいは非科学的言説だとして切り捨てようとします。しかし、今回の映像を先入観なしに観たならば、切り捨てることには躊躇を覚えるはずだと思っています。

Gypsyviolinist・ルイーザ・Juka さんのコメント...

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おひさしぶりです!
映画の東京方面での公開を待ち望んでおります!ところで、先日YouTubeで見つけた、前世を語る少年のリポートを貼りますね。
YouTube
http://m.youtube.com/#/watch?v=2Wh0OsVtdeE&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3D2Wh0OsVtdeE&gl=JP

ソウルメイト さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
タエとラタラジューの事例は、それだけでは、凡百の退行催眠セッションや、無数の資料的価値のないいわゆる前世療法と見分けがつかないと思います。
タエとラタラジューの事例が真に「死後生存仮説」や「生まれ変わり」を立証する証拠としての価値を持つのは、やはり、稲垣先生の周到かつ、綿密な調査と明晰な理性に基づく考察があっての上のことだと思います。それなくしては、偶発的な新奇な現象として片付けられてしまいかねなかったと思います。
稲垣先生の研究成果は、先駆者イアン・スティーヴンソンの研究成果を超えると言ってもよいように思います。
わたしは、いわゆる前世療法を標榜する人たちの中から、稲垣先生の先行研究に習って実証的な研究を真摯にかつ、誠実に行う人たちが現れてほしいと思います。
いわゆる前世療法に癒しの効果があることは、間違いと思いますが、それが心理的なレベルでの治癒なのか、それとも魂のレベルでの治癒なのかは、人間の本質についての認識や生命観、宇宙論的存在論にさえ決定的な違いを生じさせるパラダイムの変更を伴う重大な違いであると思いますので。

時田憲一 さんのコメント...

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ご無沙汰しております。時ニールこと時田憲一です。
伊藤泰史 監督経由でもご招待頂いたので、20日の上映会、参加させて頂きます。
楽しみにしております。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>ソウルメイトさん
過分なるお褒めのコメントありがとうございました。
あなたのブログを拝見しました。
広汎かつ偏りのない死後存続についての造詣をお持ちであることを確認しました。
当然、イアン・スティーヴンソンの著作をお読みになっているはずで、そのうえでのお褒めのコメントであるとすれば、光栄の至りです。
生まれ変わりの科学的研究は、既存のアカデミズムからは白眼視され、宗教者や霊能者からは、彼らの信仰領域を侵害する不埒者として扱われがちな危うい立場に立たざるをえないようです。
しかし、これからも、生まれ変わりを信仰レベルから科学的事実レベルへと引き寄せたい、という私の実証的立場は堅持したいと思います。

ソウルメイト さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
前世や生まれ変わりについて発信する人は、いろいろおられますが、客観的に確たる根拠に基づいて、実証するという研究に取り組んでおられるのは、イアン・スティーヴンソンとその学統に連なる人々と稲垣先生くらいしか思い当たりません。
世に名高い、飯田史彦さんや、江原啓之さんも、実証という点では、ほとんど手をつけていないように思います。
スティーヴンソンや稲垣先生の研究の重要さや重大さは、高く評価されるべきものと思います。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>ソウルメイトさん
スティーヴンソンの生まれ変わり研究関係著作の邦訳をしておいでになる超心理学者の笠原敏雄氏によれば、スティーヴンソンが存命中であれば、必ずや「ラタラジューの事例」の調査に来日するであろうということでした。
スティーヴンソンの生まれ変わり諸研究は、いずれ死生観や世界観にコペルニクス的転回をもたらした偉大な先駆者として高い評価を得るだろうと思っています。そして、我田引水を承知でいえば、「ラタラジューの事例」はスティーヴンソンの「グレートヒェンの事例」と比べて遜色のない応答型真性異言現象だと思っています。

ソウルメイト さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
前世記憶に含まれる、過去の事実についての情報が通常の方法によっては知り得ないものであるケースにおいて、これをどのように説明するのかという挑戦が現代人の思考や認識における支配的パラダイムである唯物論に投げかけられるわけですが、真摯にこの問題と向き合うなら、もはや、唯物論に依拠し続けることはできないことは、明白であると思います。素直に考えれば、この時点ですでに死後生存仮説や生まれ変わり仮説は立証されたと考えるほうがまともだとわたしは思います。よほどひねくれた思考経路を発明しない限りは。そして、あくまでも人間の本質がスピリチュアルなものであることを認めたくないために案出されたのが、いわゆる「超ESP」仮説なのだろうとわたしは思うわけで、唯物論者の最後の悪あがきのように思えてなりません。なにしろ、唯物論者はESPの存在そのものを認めていません。にもかかわらず、死後生存や生まれ変わりを濃厚に裏付ける事実を前に、進退窮まって苦し紛れに言い出したのが超ESP仮説なのですから。もし、どうしても超ESP仮説を持ち出したいのなら、その前に、まず、自らが依拠する唯物論と決別し、超心理学の分野で積み重ねられてきたESPの存在を虚心に認めるべきでしょう。そして、超ESPというものの存在を証明すべきです。死後生存や生まれ変わりを示唆する証拠は客観的事実として存在するのに、これを棄却せんとして持ち出された超ESPそのものは、その存在が客観的に証明されていないただの仮説に過ぎないのですから。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>ソウルメイトさん
あなたの超ESP仮説に対する見解は、おっしゃるとおりだと私も思います。超ESP仮説こそ生まれ変わりの科学的証明の前に立ちはだかっている最後の壁だと言えるでしょう。
この万能仮説さえなければ、これまでの諸事例の累積によって生まれ仮の実証はとっくにできていると思われます。やっかいなのは、ESPの実証ができている、しかしその限界が分かっていないことです。限界がわかっていないから万能のESP能力をもつ可能性が否定できません。したがって、超ESP仮説は立証もできないかわりに完全否定もできないという袋小路に入り込むことになってしまいます。したがって、超ESP仮説の前に立てば、生まれ変わりは否定もできないかわりに立証もできないというわけです。この袋小路に突破口を開いたのが、イアン・スティーヴンソンで、学んだはずのないことが立証された「技能」を発揮した事例は、万能のESPを用いて「情報」を入手できても暗黙知とされる「技能」だけは入手できないと主張しました。いまだにこれへの科学的反証はありませんから、スティーヴンソンの突破口は認められていると判断されます。
応答型会話は、明らかに技能です。その会話が何語で話されていようが、学んだはずがないことが立証できれば、応答型真性異言として認められるわけで、現在もっとも有力な生まれ変わりの科学的証拠として宣言してよいと思います。私の「ラタラジューの事例」の検証は、スティーヴンソンに倣っています。スティーヴンソンの先行研究なしに、この事例が俎上にのぼることはありえません。それこそ凡百の実証ぬきで語られる生まれ変わりの不思議な話として見過ごされたでしょう。

ソウルメイト さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
先生のご説明は完全なものですので、わたしが付け加えることは何もありません。
ただ、「超ESP仮説」というものが、純然たる唯物論陣営から持ち出されたというよりも、超心理学の分野に関わりのある人々から提出されたものであるという事実の重大さを見過ごしにはできないと思います。
そもそも、超心理学の分野で研究されるESPそれ自体、現行の唯物論的パラダイムをはみ出すものなのに、それを確たる根拠もなしに無制限に拡大して死後生存や生まれ変わりの反証とすることは、反則であり、知的欺瞞以外の何物でもないと思います。
そして、そのような主張をしたのが、ほかならぬ唯物論的パラダイムからの離反者であったということは、それらの主張をなす人々の正気を疑わせるものではないでしょうか?彼らはいったい何がしたいのでしょうか?
スティーヴンソンや稲垣先生の真に革新的で発展的な実証的な研究態度に較べれば、「超ESP仮説」を持ち出す人々は知的遊戯を弄んでいる自慰的妄想グループとの批判に甘んじなければならないと思います。彼らの本質は実は唯物論の残滓を引きずる日和見主義者であると断じざるを得ないのではないでしょうか。

稲垣勝巳 さんのコメント...

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>ソウルメイトさん
スティーヴンソンに並んで私が評価されることは面はゆく恐れ多いことだと思っています。
超ESP仮説はご指摘のとおり、前世の記憶らしきものすべてをなぎ倒し、すべて生きている人間の心の力(透視・テレパシーなど超常能力)に還元してしまう万能仮説です。そうした仮説を持ち出すことは、確たる根拠もなしに無制限に拡大して死後生存や生まれ変わりの反証とすることは、反則であり、知的欺瞞以外の何物でもないと思います、というあなたの見解には全く同感です。しかし、スティーヴンソンはこの仮説を論理的にありうる可能性を認め、誠実に考慮し対処したのだと思っています。生まれ変わりというパラダイム変換を迫る事実の重さを考えたときに、それを否定するありとあらゆる仮説を慎重に誠実に検討する科学的精神に、私は衝撃を受け、それに学んできました。

ソウルメイト さんのコメント...

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>稲垣勝巳さん
わたしは稲垣先生の研究成果の意義と価値は、十分にスティーヴンソンのそれに匹敵し、数の上ではともかく、質の点で言えば、凌駕さえするものだと思っております。
とくにタエの事例において、歴史的、民俗学的な具体的事実をもって、検証されていく様は、スリリングで知的興奮を覚えました。
もちろんラタラジュー事例における応答型真正異言を現実のネパール語のネイティブスピーカーを関わらせることによって、立証するあたりの周到さや綿密さは言うまでもありませんが。
このたび、映像化に成功されたことをお喜び申し上げますが、DVDなどの複製媒体によって世に広く浸透することを願います。
また、今度、なおさらの執筆、出版を希望します。