2012年5月25日金曜日

SAM前世療法の「霊体仮説」と「憑依仮説」

SAM前世療法においては、唯物論と真っ向から対立する作業仮説に立ってセッションを展開します。
その最たる作業仮説が、「霊体仮説」と「憑依仮説」です。これら作業仮説の骨組みは、このブログに紹介してある筆者あて霊信が教えたことです。

先の記事に紹介したコノハナサクヤヒメの憑依や未浄化霊の憑依とおぼしき意識現象などは、この二つの作業仮説に照らせば、クライアントの「意識現象の事実」として、ありのままに認めていくことになります。少なくとも、クライアントの主観的真実として認める立場に立ちます。もっとも、憑依現象が客観的事実であるかどうかの科学的検証は現時点では不可能です。
 
「霊体仮説」とは、魂と肉体を防護するための、透明の霊体が存在し、その霊体に意識(潜在意識を含む)が宿っている、と考える作業仮説です。そして、見える人には霊体の色がオーラとして知覚されます。霊体は能力の無い人にはオーラとして見ることはできませんが、肉体と全く別物ではではなく、肉体的要素(物質的要素)を持っていると考えられます。
オーラの見える人によれば、肉体の不具合の個所のオーラは黒ずんで見えると報告するからです。たとえば、腰痛のある人の腰の部分のオーラが黒ずんで見えると言います。ということは、肉体(物質)と霊体の間には相互影響関係(相互浸透関係)があると考えられるわけです。
したがって、霊体に宿っている意識を、肉体の特定の部分に移し替え、担わせることが可能であるということになります。
こうした考えに立って、SAM前世療法では、霊体に宿っている潜在意識を、人差し指に移し替え、担わせるという技法を編み出しました。
つまり、人差し指に潜在意識を担わせ、指の動作によって回答させるというSAM前世療法の特殊技法を裏づける作業仮説です。

「憑依仮説」とは、霊の実在を認め、霊の憑依現象を認める、という作業仮説です。
SAM前世療法においては、「霊」が肉体に宿った状態にあるときには「魂」と呼び変えます。
したがって、霊も魂も、その本質はまったく同じであると考えます。
魂の実在を認めるSAM前世療法においては、霊の実在を認めることは当然ということです。
そして、憑依霊は霊体に憑依するという立場をとります。これは、セッション中に憑依した憑依霊とおぼしき諸存在への質問の累積結果によって結論づられたことです。
霊体仮説によれば、霊体には意識が宿っていますから、その霊体に入り込んだ(憑依した)憑依霊の意識は、霊体の持つ意識に混じり込むということになります。その結果、憑依霊の意識も、それを担う指によって回答可能であるという理屈になります。
実際に口頭で回答不能な憑依霊に対して、指を立てることによって回答することを指示すると、そのように指が運動します。そうした指の回答に対して、クライアントのモニター意識は勝手に指が動くという自覚を持ちます。もちろん、口頭で話す場合でも、勝手に口が動いて回答しているという自覚を持ちます。
これらモニター意識に自覚される一連の自動的現象を、「自動発話」・「自動動作」と名付け、憑依現象を判断する一つの指標としています。

さて、SAM前世療法で「魂の自覚状態」に至った少なくないクライアントに、なぜ憑依現象が起こるのか、という問いに対する回答は次のように答えることができます。
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魂状態とは、霊的諸存在たちと同じ存在レベルに並んだ(魂レベル=霊レベル)ことを意味する。したがって、通常の覚醒意識状態では起こらない霊的諸存在(未浄化霊から高級霊まで)の憑依が、より可能になりやすくなった状態といえる。とりわけ、霊感の高いクライアント、霊媒体質のクライアントには、偶発的に、意図的に、憑依現象が生ずる。また、守護的存在との意図的コンタクトがとりやすくなった状態でもある。
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以上のような見解に至った経緯は、宗教者や霊能者と呼ばれる人々の諸言説の受け売りではなく、SAM前世療法のセッションで現れるクライアントの意識諸現象や、浄霊儀式で観察できる身体諸反応の累積から否応なしに認めざるをえなくなった結果です。
そして、こうした憑依諸現象は、SAM前世療法でおこなう一定の手続きを踏めば、誰にでも起こしうる現象です。再現性も当然あります。この意味で科学的な事実だと言ってよいと思います。

いにしえより人間が求めてきた霊的存在とのコンタクト、しかも、シャーマンや霊能者、霊的修行者などごく一部の特殊能力を持つ者以外に不可能であった霊的コンタクトが、催眠を道具に用いることによって一般の人々にも可能になったことを示しているのでしょう。
筆者あてに霊信を届け、作業仮説を告げた霊的存在が、唯物論に対抗し、抹殺されそうな霊的存在の「復権」を企てているようにも思われます。





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