2011年10月2日日曜日

SAM前世療法の作業仮説その2

作業仮説その1は、少数ながら優れた科学者が提出している「心(魂)・脳二元論」でした。
しかし、作業仮説その2は、おそらく私の提示以外だれも唱えた人はいないでしょう。
「意識・潜在意識は『霊体』に宿っている。霊体は、身体と魂をくまなく覆う透明の防護服のような働きをしている。霊体の色が、オーラである。霊体は半物質的な要素を持ち、身体と密接につながっている。したがって、霊体に宿っている潜在意識を、身体のどこにでも宿らせることが可能である」
 
以上が、作業仮説2です。「霊体仮説」と呼んでいます。
そして、「意識・潜在意識は霊体に宿っている。霊体は、身体とその中に存在する魂をくまなく覆う透明の防護服のような働きをしている。霊体の色が、オーラである」という仮説の前半は、M子さん経由の霊信が告げたことです。
仮説後半の、「霊体は半物質的な性質を持ち、身体と密接につながっている。したがって、霊体に宿っている潜在意識を、身体のどこにでも宿らせることが可能である」という部分については、私の推論から導き出したものです。
ふつうの人には霊体の色であるオーラを見ることはできません。しかし、里沙さんには見えると言います。しかも、身体の病める部分のオーラが黒ずんで見えるそうです。
そこで、里沙さんには情報を一切与えず、腰痛持ちの知人S氏のオーラを見てもらったところ、腰部分のオーラが黒ずんでいることを指摘し、腰部分が病んでいることを言い当てるという検証結果を得ています。また、オーラの澄み具合、濁り具合で、体調の善し悪しが判断できるとも言います。
こうした事実から、霊体は、身体と密接なつながりを持つ半物質的なものではないかと推測されます。身体と霊体とが相互影響関係にあるとすれば、霊体に物質(身体)的要素があるからこそ、物質である身体の状態が、霊体に反映されると考えられるからです。当然、その逆も起こります。霊体の状況が身体に反映されるということです。
このように、霊体が物質的要素を持っているからこそ、霊体と身体とが相互に影響を及ぼし合うことが起こると考えられるというわけです。
そして、霊体と身体の結節点がチャクラと呼ばれているものではなかろうかと考えられます。
したがって、チャクラからヒーリングエネルギーを入れることによって、霊体全体を癒し、それを身体全体の癒しに繋げることができると推測し検証中です。霊信によれば、スピリットヒーリングには霊体を癒す力があると告げているからです。これまでの検証では、推測を裏付ける結果を得ています。
こうしたことから、霊体に宿っている潜在意識を、霊体とつながりのある身体のどこにでも移し替えることが可能ではないかという着想が生まれました。
米国の催眠療法家L・M・ルクロンは、催眠下の潜在意識に対して質問し、情報を引き出す「観念運動応答法」を提唱しています。ルクロンのことばで観念運動を説明すれば、「下意識(潜在意識)に支配された動作のこと」ということになります。ただし、ルクロンは、潜在意識は脳がつくり出していると考えているようです。
具体的技法は、潜在意識に指の運動を支配させ、質問に対して、イエスなら親指を立てる、ノーなら小指を立てる、分からないなら中指を立てる、という動作のルールを潜在意識と約束し、質問に対して指の動作で回答をさせます。にわかに信じ難い技法ですが、かなりの数の実験をしてその無意識的に起こる動作による回答が検証できています。
そして、被験者は、指の動作を意識的にしている自覚は全くないことを確認しています。
指は、無意識的に勝手に動作を起こすと報告しています。
こうしたことから、霊体に宿っている潜在意識を、指そのものに移し替え、指を潜在意識そのものが宿ったものとし、その指の動作によって、たとえば魂状態へと導かせることができるのではないか、という着想を得ることができました。
この、潜在意識の宿る指の動作によって、魂状態まで導かせるという技法こそ、作業仮説2によって編み出されたSAM前世療法独自の奇想天外な技法です。
なぜ、指に宿らせた潜在意識によって、魂状態へと導かせるようなことができるのか、その理由は、次回に述べる作業仮説その3にあります。

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