2011年10月10日月曜日

生まれ変わりの証拠「タエの事例」その7

(その6のつづき)
TH じゃあ、里沙さんの魂に戻ってください。あなたは、おタエさんが最初の人生でし た。その後にも生まれ変わりを繰り返したといいます。里沙さんに生まれ変わる直前の人生に戻ってください。その人生の一番楽しかった場面に戻りますよ。じゃ、 三つ数えるとその場面をはっきり思い出すことができます。一・二・三。はっきり思い出しましたか?
CL ・・・・・・ラタラジュー。・・・ラタラジュー。
TH あなたは日本人ではないですか?
CL ネパール。
TH ネパール人?
CL ゴルク。
TH ゴルカ?
CL ラー。ラタラジュー。
TH それは何語か分かりますか? 私の言ってること分かりますか? 今、お話ししたのは日本語ではないですね。何語でしょう?
CL ネパール。
TH ネパール語? で、なんてお話ししてくださったんですか? 翻訳してください。
CL ・・・わたしは、ネパール、ナル村に住むラタラジューという村長です。
TH 男性ですか。
CL そうです。
TH あなたの奥さんの名前は?
CL ・・・ラメリ。
TH 子どももいますね。上の子の名前は?
CL ・・・アディス、クジャウス。
TH そのネパール語で、あなたの一番楽しかった場面をゆっくりお話ししてください。CL ・・・。
TH お話しできませんか? その場面を是非ともお話ししてください。はっきり分かりますよ。それがあなたの前世を証明する証拠の一つになるかもしれません。ゆっくりと発音してくれませんか。
CL ・・・。
TH じゃ、「わたしは、ネパールのナル村の村長です」ってネパール語で言ってくれませんか。
CL アディドウーダ、イリ、ナル、アディス。
TH 「わたしには子どもが何人いて、長男の名前はだれだれです」と言ってもらえませんか。
CL ・・・。
TH はっきり思い出すことができますよ。あなたが生きた人生ですからね。ネパール人 として、村長として。「わたしには何人の子どもがいて、上の子の名前はこれこれです、下の子はこれこれです、妻はこれこれです」と言ってください。
CL ・・・んん。
TH 出てきませんか? それじゃ、これからゆっくり五つ数えるとはっきりと頭の中に すーっと浮かんできますよ。一・二。だんだん鮮明になってきました。三、ずーっ とはっきりしてきた。四、もう当時の言葉がすらすら話せる状態ですよ。五。もう 話せますよ。さあ、お話ししてください。
CL ・・・んん。
TH じゃ、簡単にしましょう。「わたしの妻の名前はこれこれです」でいいですよ。それなら言えるでしょ?
CL アードウー、カドウール、ナトリ、メモリス。               
TH じゃ、少し頭を冷やしましょう。これからちょっとの間休みましょう。また声をかけるまでゆっくり頭を冷やしてください。(五分ほど休憩)では続けましょう。あなたが村長さんとして生きているネパールの国王の名前は分かりますか?        
CL グルカ。グルカコスターレス。
TH あなたが村長さんでいらっしゃる生きているのは何年ですか? 西暦で答えられますか? 西暦分かりませんか?
CL 西暦?
TH 西暦が分かりませんか。何年のお話でしょう。
CL 59歳。
TH あなたの年齢ですね、それは。
TH 何年のことか分かりませんか? 私が何を聞いてるか理解できませんか?
CL 分からない。
TH そうですか。それじゃだめですね。国王の名前は分かるのですね。
CL グルカ。
TH そのときにカレンダーはないんでしょうか? あなたの生きている五十九歳のときの。
CL カレンダー?
TH ネパールにはカレンダーがない?(CL頷く)今、あなたはどこにいるのですか?
CL 畑。
TH 周りを見てください。何が見えますか?
CL 沼地。・・・虫、虫!
TH 虫がいますか。刺しますか?
CL (頷く)・・・ヒル。
TH でも、楽しいことがきっとある人生でしたよ。そこへ行きましょう。もう少し進めましょう。どんな楽しいことがありましたか?
CL ・・・。
TH じゃ、指定しますよ。あなたは村長さんでしたからきっと楽しい食事ができたはずですよ。家族と一緒の夕食の場面へ行きましょう。三つで行きますよ。一・ 二・三。食卓を囲んでますか? ごちそうですか? 何を食べるんですか?
CL トウモロコシ。
TH そのまま食べるのですか?  
CL 粉。蒸す。
TH パンみたいにして食べるのですか。ほかには何か食べるものありますか?
CL イモ。
TH ジャカイモ? サツマイモ? どんな芋でしょう。
CL ・・・イモ。
TH 何か牛乳みたいなものありますか? バターとか。
CL ない。
TH それでは、あなたの人生を終える場面へ行ってみましょうね。その場面で、あなたがその人生で何を学んだのか一番よく分かりますよ。じゃあ、死の間際へ行きましょう。死はね、蝉が殻を脱いで飛び立つように、次の新しい人生へ飛び立つ入り口ですから、何も恐いことはありません。それでは三つ数えるとあなたの死の間際まで行きます。一・二・三。・・・今どこにいますか。
CL 家。寝てる。
TH 今、あなたはどうしてますか? 病気ですか、老衰ですか?
CL 老衰。
TH 年は何歳ですか。
CL 78。
TH 周りに誰かいてくれますか? 妻はいますか? 子どもは?
CL 妻はいる。子どもはそばにいない。
TH その家族の誰かと、現世の里沙さんと深いつながりのある人はいませんか?
CL いない。
TH 老衰で亡くなりますよ・・・。今、あなたは肉体を離れました・・・。あなたは、そのネパール人の人生で何を学びましたか? どんなことを学びましたか。
CL 生きて、人と、平和な、村を守る、喜びを、感じました。願わくは、字が読めるようになりたかった・・・。
TH ああ、あなたは、字が読めなかったのですか。
CL はい。勉強をしたかった・・・。
TH あなたは今魂なんですが、次は里沙さんに生まれ変わるわけですか?
CL はい。
TH これまで、二つの人生を見てきました。これから、あなたは、現世の里沙さんの身体の中に戻りますよ。そのときには、この二つの人生で見た学びをしっかり生かして、これからの里沙さんの人生を、より充実して生きる力がきっと生まれていますよ。いいですか。きっと素敵な人生を送れます。難病に耐えて、あなたは自分の使命を果たす勇気と力を取り戻して、たくましく生きることがきっとできますよ。では、ゆっくり五つ数えます。目が覚めたときには、すっきりしてとても気持ちよく目が覚めます。そして、今の催眠中に起きたことは、すべてはっきり思い出すことができます。
(2005年6月4日「タエの事例」セッション終結)
この前世人格ラタラジューとの会話セッション時間は12分間でした。「タエの事例」と合わせて70分におよぶ一連のセッションはここで終結しました。同じ姿勢を長時間とり続けたことによる彼女の脊柱側湾症の痛みと、声の様子から疲労の色が濃くなっていることを考えれば、これ以上の続行は、精神的にも肉体的にも無理だと判断したからです。

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