2011年7月9日土曜日

第1霊信の公開その3

第1霊信公開その3
 

M子が先ほど考えていた「今日、神が語りかけてくる」という予感は期待である。
彼女は自分に接触を持つ存在を明確に捉えなければならない。
 

多くの霊媒の場合は、ある特定の範囲でまとめられるような類似性を持つ霊的存在からの接触しか受けないためにその判断は容易である。
 

だが、彼女に接触を持ってくる存在はさまざまものであり、彼女が今世で得ている知識では理解が及ばない存在もいる。
 

それらを理解するため、彼女は今後あらゆるものを情報としながら自らの霊性を成長させるだろう。
 

あなた(稲垣)は、自分の持つヒーリング能力に対してより多くの理解を持たなければならない。
なぜなら、それはあなたにとっても他者にとっても、時と場合によっては「癒し」とは相反するものを与えるものになりかねないからである。

 

あなたが癒す対象者の疾患等を「負」のエネルギーとする。
それをあなたが癒すとしたら、そのエネルギーはどこに向かうものなのだろうか。
 

あなたが癒しを起こすとき、多くの高級霊が治療霊としてあなたのもとに集まる。
 

だが、それは能力を最大限に引き出してもあなたの体の疲労を消し去ることはできない。
 

あなたの身体的エネルギーをコントロールするのはあなた自身である。
それはヒーリングとは別のやり方で解消するべきものである。
 

あなたは「イメージ」し、そのエネルギーを消すことができる。
 

あなたはある人数の治療をこなす。あなた自身はどの程度で「負担となる疲労」が生じるのかが判断できないであろう。
 

なぜ判断できないか、それは癒しを起こすうえで体内のエネルギーの流れが通常の意識で起こるものとは異なるものであるからだ。
 

どのように変化するのかは、あなたが実際自己観察した方が理解しやすいものである。
「負担となる疲労」とは、あなたの体内にもともとあるべきではない「あなたの体を通し体内に入り込んだもの」を浮上させる。

 

例えるならば、血液中や内臓、それらに溜まった体内には不要なものの流れや動きも「通常の状態」とは変化させるものである。
 

これらの詳細の説明をあなたがもし求めるならば、M子が現段階より深意識で私により接触する環境でなければならない。
今の彼女の意識では適切な言葉を集めることは困難である。
 


(つづく) 

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