2011年7月17日日曜日

第3霊信の公開その5

第3霊信の公開その5
M子と兄は、過去世において敵対関係にあった。

邪魔な存在であり、呪うべき存在であった。
二人は四度殺し合い、常に憎み合っていた。だが、四度目に殺し合うとき、二人はお互いの立場を理解し合った。

そこで二人の中に生まれたのは「ある意味では思いやり、そしてある意味では同情」という入り混じった感情である。
だが、二人をそれでも同じ過ちへと流したのは「お互いが持つ使命感であり自らの周りを守ろうとするゆえに生じる義務感」である。

二人は、死を迎える前にそれまでの生まれ変わりで得ることのない真理を得た。

魂の浄化としての真理を得たのは死後である。
そして、二人はごく普通の家庭で兄弟として生まれた。幼い頃はその悟りにより仲むつまじい兄弟としてある時期までは過ごせた。

だが、それ以後はお互いに辛い経験をする。友人との関係において起こる問題、それらをお互いに知りながらも何も手出しをできない無力感を感じた。
それは、その過去世での延長する問題でもある。
今朝の夢に兄があらわれたのはその過去世での意識に触れたため、M子の意識にある情報が集まりそのような形態となったのだ。

M子の夢がなぜいつも混乱しているのか、それは先ほどにも述べた過去世の傷の影響である。

だが、流れ自体が混乱しているのではない。表現が混乱しているだけなのだ。
(つづく)

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